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2011年6月25日 (土)

スカイライン-征服-

※一応ネタバレ無し
※あと「見る可能性のある人」にあらかじめ強く申し上げますが、「絶対トレーラーは見ない方がいい」です。正直TVCMとかも見ない方がいい。

前田さんの映画批評で「なかなか良さそう」だったので、モーニングショーで見てきた。直近の映画館でやったなかったので片道30分。

平日の朝なのでまさか混んではいないだろうと(開演20分前だったし)思っていたのだが、僕の直前のチケット購入者がまさかの、

 スカイライン
 スカイライン
 スカイライン
 スカイライン

どんだけ人気なんだよって感じでちょっと焦る。が、まぁ館内は空いてたし、僕のいつも座る場所も相手たのでNO問題。

ちなみに始まる前の予告では、子供達が主役のSF物「スーパー8」が特に面白そう。そこかしこにグーニーズのニオイがすると感じたのは僕の気のせい?ちなみにこちらの監督のJ・Jエイブラムスは「MIiii」や「スタートレック2009」の監督、アルマゲドンの脚本、「クローバーフィールド」の制作なんかをしてる人。実績的にはまぁまぁってところ。

ほかはトランスフォーマーが「ミーガン・フォックスがいなくなっただけでこうも魅力が下がるのか」って感じの印象。でも二作とも「僕的な費用対効果」は高いのでたぶん見に行くかな。

「世界侵略ロサンゼルス決戦」もなかなかいい感じのSF映画で、「タイトルのダサさ」のがなんともいかがわしいが、舞台が同じロスということもあって、ちょっとスカイラインと見比べに行こうかなぁどうしようかなぁって感じ。こちらの監督は正直有名なところは撮ってないけど、

 34歳!

若い!自分より年下の監督が映画撮るようになったんだなぁって感じだ。

さてさてそんな他の作品の話はともかく、スカイライン。こちらを一言で言うと、

 トムクルーズ「宇宙戦争」の、「昼間版」

これでもかと宇宙船やら宇宙生物やらが出てきてはガンガンに人類を吸収捕獲。まぁこの時点では死んでるかどうか
※普通死ぬとは思うが。
見せず、この辺りもちょっぴり宇宙戦争っぽい。

・・・

 ぶっちゃけそれだけの映画。

この映画は制作費が9億円しか掛かっておらず、
※ちなみにトムの宇宙戦争は1億3200万ドルだから、当時としてたぶん100億円くらい掛かってる。ちなみにちなみに予算の割に高収益だった「第9地区」は制作費3000万ドル≒27億円くらい?その3分の1ってんだからホントに低予算です。

 その「低予算の割の凄さ」みたいなのを見所として期待した感じ。

宇宙戦争もそうだったけど、見てる間はとにかく押されっぱなし。これでどうやってケリを付けるんだろうという気持ちがどんどん浸食していって、

 このままじゃ、ラストは全滅エンドか!?

とすら思ったのだけど、、、

映画はさっきも書いた通り「日中」にことが進む。夜のシーンがないわけでも夜にエイリアンが攻めてこないわけでもないのだけど、造詣を見せたいのか、監督の趣味なのか、とにかく昼間の場面が多い。
※ちなみにこの監督(兄妹)は他にAVP2を撮ってるのだけど、正直あまり印象に残ってないってのが本音。俳優も全員見たことがない人か、誰かに似てる・・・かなぁ?みたいな人ばっかり。そちらには極力コストが割かれてない模様。

トレーラーではその派手な蹂躙シーンをハイテンポに繋げて見せてくれちゃうわけだが、

 それを見ちゃうと映画の美味しいところが随分目減りしちゃう事実。

クライマックスとは言わないまでも、なんつかこう、、、出し過ぎ?

確かに映画に来て貰う為には、相応に派手なシーンを見せ、いかに「面白そう」に思わせるかが宣伝の最重要課題であり、僕もそのCMに乗せられて見に行ってしまったわけだから、、、まぁスタンスとしては間違ってないのだが、

 できたらCMを見ずに映画館に足を運びたかった

って感じ。ただ、結果として「素晴らしい映画」であったかと問われれば、

 「第9地区」には遠く及ばない

というのが僕的な感想。これはストーリーももちろんだけど、細かな武器やメカ、クリーチャーのデザインにも言え、確かに制作費を考えたら「とんでもなく贅沢な絵作り」がされていると思うし、テンポもそれほど悪くなく、映画館映えする作品だとも思うけど、

 どこか物足りなさが残る。

同じ地球侵略物の「クローバーフィールド」みたいに、クリーチャーを最後の最後まで見せない「異様なまでの引っ張り方」がないのは僕的にはスッキリして好みではあるものの、死に方、死なせ方に上手さを感じる部分は、

 全てCMで見てしまっている。

そこがなんとも切ない。

とにかく物語の9割が「蹂躙されっぱなし」で流れるので、ラストにはさほど大きな期待は掛けられなかったのだけど、こういう映画を見ると、「インデペンデスデイ」「スターシップトゥルーパーズ」「ジュブナイル」などが、

 きっちり倒して終わる。

のは、ホントに居心地が良かったんだなぁと思う。ややネタバレかも知れないので反転するけど、

これなら最後まで一切の救いがない、これでもかというネガティブエンドを目指した方がよかったことね?と思わなくもない展開だった。

ともかく、人に勧められるかと問われたら、「宇宙戦争が好きなら」ってのが僕の答え。僕的な評価は、おまけして★☆かなぁ・・・。「スカイライン」ではなく「スカイライン-征服-」という取って付けたような邦題が横並びしてる時点で、まぁ過度な期待をしちゃダメだってことですよ。とにかく期待を低く低くして見に行けば、それなりの満足は得られる、そんな映画でしたね。
※ちなみにB級ホラーにありがちなポロリはなし。エンドロールは序盤数カット物語の続きが画面に映るけど、一旦区切りが付いてから放映終了まではエピローグなし。つかスタッフロールの文字の表示がまぶしすぎててんかん起こすかと思った。あと劇場が寒すぎて頭が痛くなるかと思った。やっぱ夏場の映画に羽織物は必須ですね。

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コメント

こんにちは、クリスさん。
スカイラインが丁度良い時間帯がなかったので、スーパー8観てきましたよ。
いずれスカイラインも観てみようと思ってます。

投稿: KC | 2011年6月27日 (月) 11時54分

こんにちはクリスさん。
僕もCM見ちゃって、スカイライン気になって、昨日観てきました。
以前、クリスさんが寄ってくれたララガーデンで( ̄ー ̄)ニヤリ
記事の反転部分に同感です。
久々に友達にお勧めできない映画だったなぁと。

投稿: | 2011年6月29日 (水) 10時56分

ちすKCさん、クリスですまいど。

スーパー8のご感想を頂けなかったのはKCさんのご配慮なのか、はたまた「自分は満足したけど他の人は、、、」という懸念からか。こないだの休みはTVが来る兼ね合いもあって、結局家からほぼ一歩も出ないで過ごしてしまったのですが、やっぱ「どうなんだろう」って感覚は否めないですよね。特にスカイラインみたいに「結果どうでもよかった」映画を見た直後だと。

でもKCさんもスカイラインはご覧になって「友人に勧められない」という着地を見たということは、逆説的にスーパー8の方がよかったってことになるのか、、、な?

余談ですが、映画って結構「見た直後」と「数ヶ月経ってから」で感想が変わることってありません?例えば「サマーウォーズ」なんかは、見た直後はもう最高!って感じだったんですが、今は別段もう一回見ようって気にならないし、レミーのおいしいレストランなんかは、見た直後はさほどでもなかったけど、ラストの「ペンを落とすシーン」はもう数十回再生してる気がします(^^。

何を持って名作、傑作とするかは人それぞれですが、案外数年して振り返ってみたら、「宇宙戦争」「第9地区」「スカイライン」が並列に「似たような感想」と落ち着くかも、って思ったりもしますよ。

投稿: クリス | 2011年7月 2日 (土) 23時22分

ふたつを比べるとスーパー8の方が好きです。
仰るとおり感想はクリスさんがご覧になるかもしれないので、書きませんでした。

サマーウォーズもレミー…も見ていないので、機会があれば見たいと思います。

僕も、結婚してから、子供できてから、一度見た映画を見ると感想が変わってくるんだろうなぁと思うことがあります。

投稿: KC | 2011年7月 5日 (火) 16時52分

ちすKCさん、クリスです。結局テンション的にタイミングが合わず、SUPER8もX-MENもスルーしてしまいました。DVDが出たら見ることになると思うのですが、映画館で見るべきだったかしら・・。
※ちなみに今日(現在の時刻2011/7/13PM1:43)は「アイアムナンバー4」を見に行こうか思案中。まぁどっちでもよかったんですが、たまたまそのシネコンがあるイオンに行く用事があるので、、、。

>サマーウォーズとレミー

サマーウォーズは世間であまりに評価が上がっちゃったので、個人的にはむしろ「それほどの作品じゃないかも」と思ったりもするんですよね。自分の場合は映画館の予告で初めて触れて、何にも話題にならない状況で「自分を信じて」見に行った分、期待もそれほど高くなかったし、結果オーライだった側面もあったりして。

気楽にサラリと見るといいと思います。あ、でも、

 見るなら絶対夏にするべき

これは言えますね(^^。

レミーは相変わらずの「マイナスの溜め」がある作品ですし、「ネズミが料理」という部分をどれだけ押さえ込めるかというポイントもありますが、見終わった後の気持ち良さという点では、(あくまで僕の中でですが)ピクサーナンバー1かも知れません。どういう状況で強いカタルシスを抱くのか、見ている人次第な部分が強い作品ですね。

>結婚や子供

どうなんでしょうね。むしろ自分は最近周りの人間がどんどん大人びていくのに、ずっと子供のままなことに、違和感というか居心地の悪さみたいなのを感じたりもしています。革靴を履いてスーツを着て、礼儀正しい言葉遣いやお酒やタバコや女遊び・・・
※まぁ最低限の礼儀とマナーはわかってるつもりですが。

自分ホントそういうのないんですよね。だから普通の男親が敬遠したくなるような懇談会とか母校への来校みたいなのも好んでするし、自分の子供に対しても極めて冷静に(冷静過ぎるぐらいニュートラルに)会話します。

身も蓋もないけど、「その人次第」かも知れません。時間の流れは感じるんですけどね~(^^。

投稿: クリス | 2011年7月13日 (水) 21時49分

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