« 家電店にて | トップページ | 二面性の話 »

2011年6月27日 (月)

AKB48~何人かのメンバーについて~

ネットで情報をあさってると、「ああこれはこういうことなんだろうなぁ」ともの申したくなることがある。が、実際は既にまとめサイトであったりして、また、2ちゃんねる等で価値観の違う人間に対してだったりして、その思いをぶちまける場はほぼない。

 でもやっぱ言いたいのでここに書くことにする。

まぁAKBに対して思い入れの薄い方にはほとんどピンとこない話ばかりだろうけど。つかぶっちゃけAKB絡みで言いたいことを言ってるだけだけど。

●ゆきりんがハブられてる件について

「家に誰も入れない」「もっちぃとあきちゃから距離を取られている」「メンバー内に友達が少ない」みたいなことが書かれていたのだが、よくよく考えてみると全てに合点がいく。

まずゆきりんはチームBのキャプテンであり、年上だろうと年下だろうと「毅然とした態度を取る責任がある」。また、自分の中で「アイドルとはかくあるべし」という明確かつ強固なビジョンがあり、必要以上にプライベートを明かすのをよしとしていないのだろうとも思う。

また、AKBというプロジェクト全体(SKEやNMBも含め)で、「切磋琢磨」「競争心を煽る」構造が、プロデューサーサイドからも(キャプテンだから他のメンバー以上に強く)言い渡されていると思われ、総選挙で自分の順位を上げること≒ファンに「個」として支持してもらうためにした努力が、ともすれば他のメンバーから、

 「みんながみんな甲子園行くつもりで野球やってんじゃねぇんだよ。オメェのやり方は息苦しいんだよ!」

みたいな空気になったとしても、それは十分あり得る話。AKBは現状メディアへの出演率が非常に高く、「AKBだから」というだけで優遇されることが多くなってきた。気心の知れた仲間内でいれば居心地がいいのは当たり前。だがしかしチームA、チームKのメンバーの多くがそうであったように、「AKBは本来通過点であるべき」という方向性を、チームB、研究生、SKEのメンバーは割と軽視しているのではないか。キャプテンとして、言い換えれば「中間管理職」として、特に他のメンバーから距離を取られるのは、特にチームB内でそうなるのは、まぁ仕方ないところなんじゃないかと。

まゆゆと比較的仲がよさそうに見えたのも、選抜メンバーとして似たような境遇であったことに起因すると思われるが、同時に競争心の強いメンバーでなければ上には登ってこられなかったであろうとも言え、前回の結果まゆゆからも距離をおかれることになる可能性は捨てきれない。

人気が出ればそれを良く思わない連中も当然出てくる。特にAKBは多角的に視線の矢面に立たされることが多いから、より浮き彫りになりやすいってこともあるよな。ゆきりんファイッ!・・・でもバスト77cmはウソだと思う・・・

●メンバー間の交友関係について

当たり前の話同じクラスメートでも仲のいい子とそうでもない子がいるわけで、例えば高校生でも中学の時の友達とずっと親しくしてる子もいれば、先輩受けがいい子、後輩の面倒見がいい子、女子人気が高い子もいれば男子からちやほやされ慣れてる子もいるわけで、全員が全員気持ちよく友達の輪の中にいるとは限らない。それを取りざたするのは正直どうかと思うけど、これもまぁ有名人の宿命とも思ったり。結局は受け入れて行かなきゃならないハードルのひとつってことなんだけど、AKBの場合プロジェクトの構造上、同期と特に強い絆が生まれやすいのも事実なんだよな。「来週のクラスマッチ」程度でもそこそこ結束が強くなったりするのに、2年も3年も毎日毎日長時間一緒にいれば、そりゃ「固いところはより固く、そうじゃないところはそれなりに」なるよな。

後輩の面倒見がいい子(佐江ちゃんとか香奈ちゃんとか)は、むしろどこか心に負の側面があって、それを紛らわせたり、バランス取ったりしてるんじゃないかと、、、まぁそれだけじゃないとは思うけどね。これだけ人気が出ちゃうと、軽い気持ちで止められなくなる。でも当然シビアな局面(選挙もそうだけど)も多いし、心にダメージ食らう子が出てきても全然不思議じゃない。でもだからこそ仲間内のフォローも強くなるし、その狭間で干されたりいじめられたりって外から映る子が出てきちゃうんだろうな。その一方で、まぁちゃんのライブの時の表情見るたびに胸が痛む。もっと早く辞めるべきだった子もきっといるとは思うけどさ。

●たかみなとあっちゃんの話

僕が摂取してる情報には偏りがあるから、一面だけを見て判断してる可能性は否定しないけど、この二人はやっぱ「AKBの真のセンター(中心)」だと思う。たかみなほど周囲に気を配り、動いてる子はいないと思う一方で、たかみなはやっぱ孤独なんだとも思う。みんなたかみなに気遣い、たかみなの時間を無駄遣いさせないようにする一方で、だんだんメンバーと距離が出来てしまってる気がする。いわゆるゴリ押しではない特別扱いもたかみなに関してだけはみんなが認める。でもそれが本人の望むところだったかどうかは、
 オリメンくらいしかわからないんだろうなぁって思う。

最近あっちゃんがたかみなに甘えてる場面を(前と比べると)あまり見なくなったんだけど、これもあっちゃんなりの「たかみな思い」だと思うんだよね。

総選挙での二人のコメントはとても印象的だったけど、思い返すと、

 この二人だけがAKB全体のことを愛し、憂いていた気がする。

僕はDDだからAKBというプロダクツが出来るだけ長く続いて欲しいと思う。でもそれはつまりたかみなとあっちゃんが今まで通り、全員の真ん中で歌って踊り続けていけるかどうかに掛かってるとも思うんだよね。

まぁそんな中たかみなと優子の「NMBのどん欲さを評価するコメント」とか、「山本彩のNMB内でのキャプテンシーはたかみな以上」とかの書き込みを見ると、ちょっと複雑な気持ち。みんなにがんばって欲しい気持ちはあるけど、一方でやっぱりたかみなには幸せになって欲しい。DD=誰でも大好き=AKBみんなが好き=AKBが好き、、、AKB=たかみなだから、DD=たかみなが大好きってことなんだよな。

そんな中にあってノースリーブスってのは、「さすが秋元先生」と今さらながら思った。あのメンバーならたかみなは「羽が伸ばせる」し「羽を休められる」。クオリティに対して妥協が無く、三人とも歌もダンスもトークも(個人的にはビジュアルも)ハイレベル。あれは、(みぃちゃんとにゃんには悪いけど)秋元先生からたかみなへの感謝のプレゼントだったのかなぁって思ったりした。なんかそう考えると凄くしっくりくるんだよな。

中止になっちゃったけど前回のツアータイトル「たかみなについていきます」を見たとき、結構グッときた。200人ものアイドルグループ、毎日毎チャンネルテレビもラジオも出てるAKB全体が、身長148cmの二十歳の女の子に「ついていく」んだもの。

 何食べて動いてるんだって思うよ。

●小嶋陽菜の話

放送のタイミングが東京と違うから見当違いなことを書いてると思われたら申し訳ないけど、こないだ見たAKB共和国のにゃん生誕祭特集はなかなかよかった。
※地味に才加のオーディションの時(17歳)がスゲェ綺麗でビックリしたけど。

この子はたぶん凄く計算高くて、それでいて面倒くさがりなんだと思う。顔がかわいいのに「それだけじゃAKBの中で埋もれる」とわかってるし、メンバーの中で「いないキャラ」をチョイスして動いてる気がする。麻里子様がいないときは麻里子様のような毒も吐くし、天然を出していくときもあれば、ボソっとまじめなこと言ったりする。
※粉をかぶり損ねて「美味しくない」とか、逆に粉に落ちすぎるとか。

さっしーや才加とかと違ってヘタレな側面がほとんどないし、他にいくらでも使いようがあるから使わないけど、例えばバンジーとか、例えば肝試しみたいな企画があっても、結構「正解に近い答えを出す」気がする。そう言う意味で空気も読めるし、度胸もあるというか、、、

 根拠もないのに「自信はあります」って言うんだよね。

凄いと思う。「自信がある」と口にするということは、「期待してくれ」って言ってるようなもの。結果出来るかどうかは全く問題じゃなくて、「期待に添う結果」を「私は出すよ」ってことなんだよ。それが失敗でも成功でも場を沸かせることが出来る腕がある。

さっき見たウィキペに、驚くべき記述があった。

 小嶋陽菜に限って「恋愛禁止条例」の適用を免れる可能性がある。

文面は違うけど、概ねそんなところ。今すぐというわけじゃないみたいだけど、秋元先生からそれっぽいことを言われたそうな。すげぇなにゃん。

●WIKIの話

こないだいつものようにAXの順位を調べようとしたら、「オマエが作るなら作るけど?」って言われてビックリ。なんか「そんなんイラネんじゃね?」って人がたくさんいて、「削除」されちゃったんだとか。

 そんなのあるんだね。

っていうか、

 不便だし。

そもそもウィキペそのものが「便利である」ために存在してるわけじゃないってことらしいけど、それまで普通に使って調べてたことが調べられなくなるってのは、なんか「辞典辞書としては凄く違和感がある」。過度な情報だと判断した人が多数いたからの結果だとしても、それを情報、データとして活用していた人のことは別にいいのかって思った。

「ファンサイトに任せればいい」の声もあり、確かに調べようとすれば調べられなくはないけど、これまでAKBのウィキペから容易にジャンプして調べていたことが、検索ワードを再考し、トライアンドエラーを繰り返して探さなければならなくなった「不便性」は否めない。ウィキペは大多数の意見で構築されてるから、「やっぱ要る」って思う人が多くなればまた変わるのかも知れないけど、現時点ではとにかく調べられなくなってるって話。

ちなみに自分の愛用してる「WIKI TAXI」では、今年の3月にダウンした辞書データでは閲覧可能で、先日ダウンした6月では見られなくなっていたため、現状では両方を併用して使ってるほど。要はコンサートデータがまるまるデリられちゃったんだよね。
※反面メンバー個々の情報は6月版の方が充実している。

さすがにこれをアンチの仕業とは言わないけど、巨大すぎるプロジェクトってのは常人の思いも寄らないトラブルが起こるんだなぁって話。

●AKB600SEC

「AKB」のあとに「48」が来ないので検索でヒットしにくいAKBの番組なのだけど、

 非常にメンバーの日常に寄ってる

感じで、他とは違うニオイが強い。要は歌でも踊りでもトークでも感動でもない、「あまりにありきたりな日常」を写していて、

 むしろ新鮮。

ロング版の「AKB5400SEC」もあるが、
※マイクロSDでの販売だったらしくYoutubeの画質も良くない。
こちらはもっと、

 普通すぎてぶっちゃけ面白くない。

だがこの「面白くなさ」を受け入れられてしまうほどに今のクリスはAKBに傾注しており、人によっては同様にハマれるかも知れないと思い紹介してみた次第。

ちなみにこの番組はメンバーごとに5400秒=90分の枠で、全部で16人なので、フルに見ると24時間も掛かる。「メンバーの1日を追った映像記録」との表題に偽りはなく、

 30分以上ずっと試着してるとも~みのハートの強さに乾杯!

全部見たワケじゃないけど、とりあえずオススメは「冷蔵庫を見るあきちゃ」「エクステを付け替えるあっちゃん」「秋元先生と対談するたかみな<音が悪くて聞き取りづらいのがつらい」「みぃちゃんのふとももにべったりな優子」「鹿児島弁で母親と会話しながらスーパーでお買い物するゆきりん」など。

かなり「深い楽しみ方」というか「イレギュラーな楽しみ方」という気もしないでもないけど、僕は好き。

●「ゴリ押し」という表現について

 「ゴリ押しされてれば選挙で上に行くのは当たり前」みたいな風潮があったけど、結局のところ、人によっていつ誰をテレビで(もしくは映画、ラジオで)見聞きするのかなんて、ライフスタイルからして全然違う。少なくとも麻里子様を見たのはスゲェ久しぶりだったし、ゆきりんがゴリ押しされてるなんて聞いたことない。横山は確かにマジすかでは露出が多いけど、選抜に選ばれただけでテレビに出ずっぱりってこともないし、努力も才能もないヤツが押されたりするわきゃない。

以前はそうでもなかったんだけど、最近は玲奈より珠理奈の方が好きなくらい。秋元先生も言ってたけど、重要なのは「オーラ」。最近あっちゃん見てると「スゲェオーラ出てる」気がする。珠理奈もそう。以前は見えなかった「押される理由」がちょっと見えてきた感じ。やっぱ圏外になっちゃった子とか、大きくランクを下げちゃった子たちなんかは、どこかに足りないところがあったのかなぁって思う。はるきゃんとかはーちゃんとか、らぶたん、みゃお、はるごんとか。正直単推しの人からしたらムカつく発言なんだろうけど。

●前回のAKBINGO

 久しぶりに麻里子様が出てた。あっちゃんもたかみなもにゃんもみぃちゃんともちんも出てて、「贅沢感」爆発。
※大物でいなかったのは優子とゆきりん、まゆゆ。
ただ、一昔前の自分ならこれで十分楽しめたんだけど、何かどこかに、「もう少し研究生とかアンダーの連中も映してやれよ・・・」と思う自分もいたりして。何様だオレ。

●「AKB」のメディア露出について

 昔萩本欽一さんをして「視聴率100%男」という呼び名で呼ばれてたことがあったという。1週間で氏の出演してる番組の視聴率合計が100%を超えていたからそう呼ばれていたのだけど、

 AKBもたぶん、それも余裕で100%は行ってると思う。

もちろんメンバー単体では当然無理なのだけど、グループ全体での「総戦力」なら、それこそ数パーセントの番組も多いかも知れないけど、とにかく番組数が多い。冠番組だけじゃなく、レギュラーでメンバーが入ってる番組が多い。でもって、

 これだけ入れ込んでると、割と誰が出てきても普通に嬉しかったりする。

要するに僕みたいなDDには「AKBであればいい」みたいなところがあったりする。メディア選抜じゃなくても、例えばまゆげとかもっちぃとかでも、なんかちょっと嬉しくなったりする。少しでもカメラに映って欲しいなぁとか、気の利いたことを言って欲しいなぁとか思ったりする。ウケが良ければなんかホッとしたりする。

 親か!

でもそう。さしことか他の番組でヘタレって思われないで欲しいなぁって思う。みんな傷付かないで欲しいなぁって思う。AKBというバリアに守られてない単独出演してる時なんか特にそう思う。ねたみやっかみで他の出演者から「挨拶しても帰ってこない」とかなければいいなぁと思う。ファンはAKBの味方だけど、一般の芸能人は、みんな競争の渦中であり、ライバルであり、敵かも知れない。一緒に番組やってる芸人とかのフォローがあればまだ一息付けるだろうけど、
※つかホントの話、バッドボーイズとか有吉とか、メンバーの誰かにはマジで好かれててもおかしくないって思うもの。優しいもの。
AKBのせいで視聴率が落ちたり番組が終了したりした人だって絶対いる。お笑い芸人とか他の歌手とか。

割と初期の頃にも言ったけど、ホント凄い構造、凄いプロジェクトだなぁと思う。でもやっぱ出る杭は打たれるかもとも思う。僕の見立てではまだAKBは上り調子だと思う。ざっくりだけど年末レコ大も取って欲しいと思うし、今年はさすがに取れるとも思う。
※っていうか今年AKBがレコ大じゃなかったら、もうこの賞そのものの意味がわからない。つかその為にも次の22枚目のシングルはぜひとも「超強力なの」を用意して欲しいと思うけど。

年が明けても、AXはきっと今年以上に盛り上がると思う。僕より後発でハマってる連中は、どんどん「知らなかったけどいい曲」に触れていくし、曲の良さからより彼女たちのいろんな側面も見えてきて、「今まで買わなかったCD」を買うようになる。たぶん来年の総選挙に対して、

 今年は参加しよう

って思う人が「まだ増える余地がある」と思う。

チーム的にもこれまで停滞していた3チーム制から「4」が出来たことで「8」に向けての前向きなアプローチも可能になったし、去年のSKEのようにNMBに勢いが付けば、次は博多や札幌と増えていくかも知れない。地元に野球チームが出来れば応援する人も熱が入るのと同様に、

 まだまだグループ全体の分母を増やせる余裕もある。

強いて言えば秋元先生がこれまで同様にクオリティの高い楽曲を提供し続けていけるのかどうか、って問題はあるけど。

でもそこまで肥大化しちゃうと、やっぱり何かが壊れていく面も出てくる。嵐だってスマップだって、最初はV6やkinkikidsや少年隊のバックだったわけで、でもAKBがジャニーズになると決まったわけでもないわけで、、、。

僕的には「次回の総選挙のシステムがどうなるか」が、その先の勢いを生かすか殺すかの分水嶺になる気がします。「一人一票しか入れられない」総選挙に
※やり方はどうあれ
してなお、選挙権入りのCDでミリオン売り上げられるようになっていれば、もう数年は行ける気がする。逆にそうしないと、これまでの「金づるたち」が離れていく気がするんだよな。漠然と根拠のない予想だけど。

・・・

つかやっぱ書き出すと結構書くことあるな。つかさっきまで娘と「東京秋祭り」の動画を見てたのだけど、

 これは本当に最高。

さほどAKBに思い入れがない娘ですらかなり共感して盛り上がってくれた。なんか嬉しい。ついでに「チームB推し」になったりしてくれた。これもナイス。

 こうやって地味にファンが増えているうちは大丈夫だと思う次第ですよ(^^。

|

« 家電店にて | トップページ | 二面性の話 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: AKB48~何人かのメンバーについて~:

« 家電店にて | トップページ | 二面性の話 »