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2011年7月27日 (水)

ましろ色シンフォニー~その2~

プレイしてる人が少ないタイトルを掘り下げるのもどうかとは思いつつ、まぁそんなことを言い出したらきりがないとも思うし、

 かなり面白いので、

触れていくことにする。

前回少し紹介したけど、本作には6人のヒロインがいる。PC版エロゲーからの4人と、サブキャラ→ヒロイン昇格が一人。完全新キャラが一人。

新キャラはぶっちゃけプロローグ以降他のルートでは完全に「いなかったこと」になっていて、僕もまだプレイしてないので多くは語れないのだけど、今回は、

 かなり良いという評判(プレイ後アンケート一位)の「昇格ヒロイン」乾紗凪をプレイ。

ちなみに前回プレイしていた愛理(風体的にも設定的にもメインヒロインっぽい、、、けど人気は妹キャラに取られた子)は、あの後ほどなくしてエンディング。ゲーム中の終わりは1月上旬くらいだったかなぁ。まぁラストは割とこぢんまりと終了。親子の確執的な話にカタを付ければそれでヨシ、みたいな感じ。

ただ、愛理ルートでそうだったので、紗凪ルートも同じように11月頭には恋仲になって、あとはいちゃいちゃしつづけるものだと思っていたら、

 12月になってもなかなか告らない・・・

このまま「告白エンド」になってしまうんじゃないかとひやひやしながらプレイしてたら、

 終わり時が全然違う。

紗凪ルートでは現在バレンタインを通過したところで、きちんと「バカップル」モードまでフォローされていて一安心。っていうか、

 相変わらず主人公がかっこよすぎる・・・

自分の過去プレイしたタイトルでは、大抵モテモテの主人公はそれ相応にエロく、女好きが多かったのだけど、彼の場合は、

 草食系モテ夫

ガツガツしないのに一挙手一投足がかっこいいので、どんな高い女の子も崩されてしまう(というか崩れてしまう)。特にこの紗凪の特性が、

・おっぱい小さめ(Bカップ)
・言葉遣い超悪い(序盤は主人公を「クソムシ」呼ばわり)
・死ぬほど男嫌い
・料理もダメ
・暴力も振るう

というなかなかのハードル。ただ裏を返せば「強力なツンデレ」でもあるわけで、それ系のヒロインが好きな、、、っていうか僕の好みにはかなり合致。
※言葉遣いが悪いところだけがやや惜しいけど。デレっても悪いので(そこがなごみんとは違うところ)。

早口でセリフも多く、直情的かつ感情的。ボリューム的にも(原作時点から既にかなりの人気があったためか)かなり気合いを入れて仕上げられている感じで、

 もうこれでもかというくらいじっくりと落とされる。

エロ絵目的でプレイしてたら「ジラし過ぎ」と評されるんじゃないかってくらい機微を細かく描いているので、

 二人が恋仲になることに違和感が全くない。

ある意味これを題材にしてラブコメマンガが一つ作れるんじゃないかってくらい丁寧なエピソードとシチュエーション。っていうか、

 ラブコメ好きな僕がエロ抜きのギャルゲーを好きになるのはむしろ当然

と言えるかも知れないなって今思った。絵がありセリフがあり学園モノで選択肢的なゲーム性はほぼなく、
※あっても「この子とこの子どっちを追う?」みたいなレベルなので迷うこともあんまないし。
違いと言えばマンガがそれぞれのカットで自由な表情と感情を表現出来るメリットに対し、フルカラー彩色済み&ボイスで感情移入度をブースト。どちらもほぼ自由に好きなシーンに飛べるし、何度も読み返すことが出来る。

 作画家の好みという点で、マンガに一日の長があるものの、フルボイスの持つ力はマンガの限界を余裕で超えている。

ただ、ラブコメのゴールが告白であるパターンが多いのに対し、ギャルゲーはそこから先もフォローしてくれる作品がある点が大きなアドバンテージであり美味しいところ。正直「初恋限定」とか大好きな慧ちゃんと楠田の後日談とかスゲェ見たかったし。

 というか、キャラや脚本を人気漫画家にやってもらって、エピソードをロングテールにすれば最強なんじゃね?

って思った。前述の河下水希先生、女性を描かせたらナンバー1桂正和先生、もはや最初からエロゲーか!?のこばやしひよこ先生なんかは超有力。ラブコメマスターあだち充先生はラブコメとしては大好きだけど、女の子は正直全くエロくないし、告白ゴールが鉄板過ぎてギャルゲーには不向きかな。

 つか河下水希先生のギャルゲーは大いにアリだろと思う。

 つか初恋限定をギャルゲー化してくれて構わないと思う。

そのくらい共通点が多いんだよな。実際「君が主で執事が俺で」なんかは原画家自らのマンガ化だったりしたわけだし、、、。
※これはこれで悪くないんだけど、どうしてもシチュエーション的に「エロゲー→一般コミカライズ」だと、インパクトが弱くなり過ぎちゃう気がする。18禁は18禁で、一般は一般でローカライズした方がいいのかも・・・。

なんかましろ色から随分離れてしまったけど、

紗凪がかなり「ラブコメのヒロインとして」強力にしてイイ感じなのは間違いないです。っていうか、娘にいくら勧めても「絶対やりたくない」って言ってるけど、

 あれがマンガだったら絶対読みまくってるハズ。

まぁところどころ「女の子が読んだら鼻につきそうだな」ってところもないではないけどね。

余談だけど、やっぱ脚本ってのは「男が男のために書いてる」って思うんだよ。妄想をいかに抵抗無く繰り広げられるかというか、
※爆発というより体育館の巻かれたカーペットを360度の方向へ広げる感じ。
居心地いいぬるま湯を構築するかだと思う。人によってはそれがかなり変質的アプローチになったりもするとは思うし、僕も「この脚本はちょっとあざとすぎる・・<フォルトの時感じた」ってケースもあるけど、

 上手く作ってくれてれば、感情移入出来なくても楽しめる

これは思った。少なくとも紗凪みたいな子は現実には絶対いないし、主人公もしかりなんだけど、それはつまりハリウッド映画や韓国ドラマと同じで、

 傍観者として楽しめればそれはそれで成立する

って思うんだよね。だってエンターテイメントなんだもの。「参加型」だけが「ロールプレイ」だけが正解ってことはないもの。

さっきも少し書いたけど、キャラのビジュアルや脚本が良ければ、ギャルゲーのフォーマット、、、というか要するに選択肢のほぼ存在しない「デジタルコミック」のフォーマットでも、十分作品として成立する。というか、

 むしろそれが究極の正解なんじゃないかとすら思う。

「アマガミ」や「キミキス」、「ラブプラス」も、キャラは僕的に全然アリだって思ったんだよね。でもあの煩わしい恥ずかしいシステムが、遊ばせる為の足かせというか、ハードルになっちゃった。

 ただテキストを読み聞かせてくれるだけじゃダメなのか・・・

って思う。まぁその根底には「ときめきメモリアル」という偉大すぎる先人がいるってのがあるとは思うし、いくら「売れた」と言っても、ギャルゲーのそれと一般ゲーのそれは分母が違うのかも知れないけど、、、。

ちなみにギャルゲーってぇと声優さんが切っても切れないけど、ウィキペとか見るとホント凄い数の作品に出てたりするんだよね。それこそ北都南なんて昨年一年で21作も出てる。

 スゲェよ。

今どんな売れっ子女優でも年間21本ってあり得ないでしょ?なんかちょっと笑っちゃう。変な話、「そこそこの実力でも数こなせば上手くなっちゃう」と思う。あ、ベテランにおはちが回りやすいのは女優でも声優でも同じか。

ともかく、

今後一般向けのラブコメマンガをギャルゲーのテンプレートに移植するようなコンテンツが出てきて欲しいなぁと思う次第です。つか僕が知らないだけで、もう既に存在してたりするのかしら。

あ、乾紗凪はまだクリアしてないけど、現時点で★★★☆。伊達にアンケート一位なだけありますよ(^^。

あと書き忘れてたけど、システム面で、「文章を送ってもボイスが途切れない」のはとてもいいです。最近じゃデフォルトなのかも知れませんが。あと主人公以外のキャラ視点になることも(全体で言えば1割に満たないくらいだけど)、良いスパイスになってます。ありすぎるとギクシャクしそうですが、本作のソレはちょうどいい案配です。

調べたらきゃんでぃそふとから「もっと、姉ちゃんとしようよ」と「つよきす3学期」がいつの間にか出ていてビックリ。常日頃そっち方面の情報を収集してなかったからな・・・。まだしばらくはこのタイトルに傾注してそうな自分がいるけど、のちのちはプレイしてみたいかも。期待は薄めだけど。つかつよきすって書いて思いだしたけど、

 紗凪は「元々主人公のことが好きじゃないカニ」みたいなキャラだったな。

比較すべきはなごみんではなく蟹沢きぬの方だったかも知れない。あれほどヘタレじゃないけど。

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コメント

つよきす3学期は神ゲーですよ。ネタバレしませんが、ほかのゲームとやはり格が違いますね。おすすめじす!

投稿: joker | 2011年7月27日 (水) 02時03分

評判かなりいいようですね>3学期。
調べたらスクリプトはアナザーストーリーの さかき傘さんで、
数冊しか読んでいませんが、この人はななかなか
わかってると当時から思っていました。
特に、

 エロ描写がイマイチだと思っていたけど、今回の3学期で
その面を抑えている

というお話ですので、より安心して対峙することが出来そう。
ましろ色が、結月ルートで「びっくりするほど眠く」なったので、
3学期にシフトするのもそう遠い先じゃないかも知れません。
※ポケスクも延期になっちゃったし、、、。久々ガッカリしたよ・・・。

投稿: クリス | 2011年7月27日 (水) 22時22分

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