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2011年7月 5日 (火)

トロンレガシー

まぁ3Dで視聴出来る環境がないので普通のDVDで見たわけだけど、

 最新のCG技術を持ってしても人間の表現はまだまだリアル=現実にはほど遠いな

という感じがした。以前見たブルース・ウィリスの「サロゲート」の時にも、「実在する俳優を若作りにしたCG人形」が使われていたが、あの作品は劇中での役所も「一種の偽物」扱いで、、、ってまぁレガシーでも同じっちゃ同じか。ともかく、「完全に実在する俳優レベルのキャラクターを構築するには、

 まだ何か大切なモノが欠けてる

気がしたな。これが「若者の構築」と「高齢者の構築」のどちらにより顕著に出てくるのかはわからないが。

そんなわけで、とにかくコンピュータの中の「異空間:グリッド」
※あえて仮想空間という表現は避ける。
の中に創造されたフリンの分身には、終始違和感が付きまとってしまった。

ただ、それ以外、たとえば主人公サムやヒロインクオラ、実在する(高齢の)フリンなどは、

 必要十分な演技。

もっともその演技の良さが故にCG人形のダメさが際立ってしまったとも言えるのだが、、、。

キャストは正直前作から引き続き出演している二人を含め、誰ひとり知ってる人はいなかったのだが、主役サムを演じたギャレット・ヘドランドはなかなかの好印象。スターウォーズのアナキンを演じたヘイデン・クリステンセンと立場的な共通点がなきにしもあらずだが、彼にはクリステンセンにある「毒」がない。それが俳優としてプラスなのかは人によって意見の分かれるところかも知れないが、

 僕的にはこちらの方が好き。

ざっくり言ってしまえばシャイア・・・ギャレット・・・クリステンセンって感じでやんちゃ度が上がっていく感じかな。
※シャイアの前には「ソーシャル・ネットワーク」や「ゾンビランド」に出てたジェシー・アイゼンバーグや、「魔法使いの弟子」や「ヒックとドラゴン(吹き替え)」のジェイ・バルチェルあたりが来る感じ。

今回試しに年齢を調べてみたら、

シャイア・ラブーフ 25歳
ギャレット・ヘドランド 26歳
ヘイデン・クリステンセン 30歳
ジェシー・アイゼンバーグ 27歳
ジェイ・バルチェル 29歳

と、「シャイアが一番若くて」ビックリ。ちなみに僕の好きなデイアフタートゥモローのジェイク・ギレンホールは30歳。もう7年も経ってりゃ歳も食うよな(クリステンセンにも言えるけど)。

ついでに(ちょっと楽しくなってきたので)調べてみたクリスチャン・ベールは37歳。アバターのサム・ワーシントンは34歳。これだけの情報で決定付けるのはいささか乱暴ではあるが、僕的にシャイアが若手ナンバー1という印象。ウィキペみるとむしろシャイアの方がやんちゃな私生活を送ってるみたいだけど・・・。
※そりゃしょうがないよな、まだ若いのにスゲェ大金稼いじゃったら。

・・・閑話休題

トロンレガシーはまさに前作トロンの続編の名にふさわしい作品だ。コンピュータの中の異世界、そこに存在するリアリティあふれる、それでいてソリッドかつ無機質な世界観。キャストや衣装も前作のそれの延長上に強化されており、ビジュアル演出もデジタル3Dで、文字通り「次世代のトロン」としてかなり大がかりなプロジェクトとして、公開当時はかなりテコ入れされていた。

 が、

「続編に相応しい」作品であることが、イコール名作や傑作たり得るとは限らない。ドラクエ7は当然6の続編だが、そのどちらもが評価として3や5を超えているとは言われない。

「トロン」は当時でこそその先鋭的かつ印象的なビジュアルで、名作とは行かないまでも、大きな話題となった。少なくとも僕ら子供にとっては、「未来の映像」として、それこそ「ブレードランナー」なんかよりずっと強いインパクトがあった。

 だが今は昔とは違う。

レガシーも価格相応に丁寧な絵作りがされてはいるが、表現は「CGっぽくされたSF」の域を抜け出ていない。たとえばそこがスターウォーズの惑星ナブーであったり、アバターのパンドラであったり、はたまたマトリックスの中の現実世界であったりと、現代においては、「トロン公開当時ではとても不可能であった映像表現」がいくつも実在する。要するに、「トロン」の唯一無二のアドバンテージであった「近未来的な表現」は、現代において、「プレステ3とXBOX360の差ほどもない」。

ストーリーは、ありきたりではないが、固有名詞や固有設定がガンガン出てきて正直ジジイにはややツライ。わからなくても見た目の演出だけで十分オカズになるが、話的な盛り上がりなくして傑作たり得ることもなく、個人の感想という大前提を抜きにしても、

 マトリックスを超えたとは到底思えない。

前作への思い入れなど、当時のCDが今聴けなくなるがごとくに劣化風化している。だから勢い単体としてのこの作品と向き合わなければならないし、監督的にもキャスト的にも話題性は薄い。「これがトロンの続編である」という以外には、現実問題売りとなるキーワードは少ない。

3Dであるがゆえに、もし劇場へ足を運んでいたとしたら、それはそれでそれなりの満足が得られたであろう事は想像に難くないが、今こうして自宅の23インチモニターで見た自分が、「映画館で見なかったことを後悔するほどではない」。クリスの評価は★★ってとこかな~。

ちなみに一番好きなシーンは、序盤の古いゲームセンター。日本のゲーセンはアメリカと違ってアップライトよりテーブルスタイルが主体だったが、そのフィルターを掛けることで「当時日本にいくつもあったゲーセン」がもし今でも存在してたとしたら、、、という「夢」を見ることができた。っていうかまぁ日本中探せばまだあるんだろうけどさ。

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