« ましろ色シンフォニー | トップページ | スイカを食べた »

2011年7月24日 (日)

シュタインズゲート8bit

久々に我が目を疑うようなタイトルが出た。文字通り「8bit」のパソコンで作られたかのような画面、システム、音楽。

描画は1ラインごとに線描された後着色するし、表示はインターレス。
※実際は当時のPCモニターでもこれほど露骨な表現ではなかったと思うんだけど。
世界観はシュタインズゲートのそれを踏襲しつつも、システムは驚愕の

 「コマンド打ち込み型」

つっても僕ですらその経験は浅い。「TALK」とか「OPEN DOOR」とか文字通り「文字を打ち込んで」ゲームを進めていくスタイル。

 コマンドが思い浮かばなかったらそこで手詰まり。

でも今の世の中なら逆にネットでいくらでもヒントだろうと答えだろうと見つかってしまうだろうし、

 むしろそれを見越しての「8bit」なのかとも思ったり。

音楽はFM音源+PSGらしく、正直、

 線描+着色+コマンド打ち込みの時代じゃねぇだろ

と思ったりもするのだけど、そこはさすがにPSGとかビープ音オンリーで仕上げるわけにはいかなかったんだろうなぁっていうか、

 コマンド打ち込みじゃなくて、コマンド選択でよくね?

と思うのだがどうなんだろ。描画そのものはまぁ、アリっちゃアリかも知れないけど。

発売は10月くらいだったっけな5000円ちょい。まぁ過度な期待はせずに待ちたいところ。

でもこういうアプローチは掛け値なしにワクワク出来るね。いやホント。

・・・

あまりに短いので昔話を少々・・・

実際のところ僕の30年を超えるゲーム歴の中でも、「コマンド打ち込み型」のアドベンチャーは、記憶にない。というか、「ミステリーハウス」というタイトルが多分そうだったんだろうなぁでもパソコンとか高いからとてもじゃないけど買えないよママン・・・というおぼろげな幼児体験があるくらいで、実際手で触れて遊んだ覚えがあるのは、

 ウルティマIV PC88

くらい。つかこれもRPGでアドベンチャーではないのだけど、割とキーワードを探して打ち込んだりしたような記憶がある。

コマンドを打ち込むゲームというのは、要はマウスがなく、スペックが低い頃のPCが生み出した苦肉の策というか、正確には苦肉ではないか、「最初に思いついた方法」という感じで、極論すればゼルダやトリックを売りにした推理物と、やろうとしていることは変わらない。「どうすれば」「先へ進めるか」。それがリアルタイムのアクションではなく、シンプル極まりない文字入力になっているだけだ。

文字入力の面白さは、つまり「気付くこと」に尽きると僕は思う。この場面このシチュエーションでどんな行動を取ることが「正解」なのか。壁の絵を見るのか、女の子に話しかけるのか、窓から外を眺めるのか、引き返すのか。もしかしたら「WAIT」が正解かも知れないし、「KILL」が正解かも知れない。いろいろ試す過程で、奇跡的に正解にたどり着くそのカタルシスが面白さのベースで、全てじゃないかとも思う。

だからさっき「ネットで調べれば簡単」と書いたけど、同時にそれをしてしまうと、その楽しさをほとんど全て棒に振ることにもなりかねない。要するに、「凄くプレイヤーを試している」システムなのだ。

ただ、あえて「コマンド選択式」ではなく「コマンド打ち込み式」を取ったのかは、ちょっとまじめに考えてみたくもある。実際僕は普通の人と比べ、かなりゲームを嗜んできた方だと思うが、それでもコマンド打ち込み式のアドベンチャーは経験がない。実際ゲームの歴史を紐解いても、それほど長い期間にわたってこの方式が世間を賑わせていたわけでもないと思う。単純な人気だけで言えば明らかに「選択式」に軍配が上がるはずだ。

それでもなお「打ち込み式」を採用したというのは、やはり「この方式にしかない楽しさ」があり、それをクリエイターが強く懐古、欲したからではないか。世間でほぼゼロにも等しいプレイ経験であるこのゲームシステム、「最古のアドベンチャー」システムを、今一度みんなの目に触れさせたい、そして自分の手の届く範囲には、その素材としてうってつけな、今の時代を代表すると言っても差し支えないシュタインズゲートというタイトルがある。
※開発は違うと思うけど。

シュタゲの舞台が秋葉原であった点、過去を取り上げる物語であった点も、この「8bit」実現に向けて無関係じゃなかったのかも知れない。でもやっぱ何より強いのは、

 またやりたい。みんなにやって欲しい

という思いだったと思うんだよね。たとえ不条理と思えるほどのゲームシステムであったとしても・・・。

でも奇しくもつい最近別ジャンルで同じような経験をしていたりもするんだよな。そう、「ラ・ムラーナ」は(見た目こそWii版で今風にされたけど)完全に「昔のゲーム」。謎に対するヒントが少なくて、難度が無茶なところがあったり、それでいて操作自体はシンプル極まりなくって、、、。

携帯アプリで、文字通り「シンプル極まりない」ような、ゲームと呼ぶのもおこがましいんじゃないかってタイトルが何千何万とリリースされる昨今、「俺たちが好きで遊んできたのはそういうんじゃなかったよな?」って声が、「8bit」からも「ラ・ムラーナ」からも聞こえてくるような気がする。

確かに時代錯誤で流行らないかも知れないけど、何か見過ごしてしまうには惜しいというか、見過ごしちゃいけないような、少なくともその時代を生きた者として、スルーしちゃっていいのかって気はしてしまう。特に最新のゲームで心が躍ることが少なくなってきてる身として。

でも正直言えば、(前もブログで書いたけど)「ドラクエ8のファミコナイズ」みたいな、「FFのファミコン版新作」みたいなのの方が、ずっと遊んでみたいってのはあるんだよな。ロックマンが一石を投じたことは素晴らしいとは思うけど、個人的にはロックマンじゃなくて魔界村とか、悪魔城ドラキュラとか、ゼルダの伝説とかであって欲しかったとも思う。

まぁ実際遊んでみたら「古すぎてツライ・・・」なんて感想になっちゃうのかも知れないんだけどさ(^^;。

|

« ましろ色シンフォニー | トップページ | スイカを食べた »

コメント

毎朝楽しませて頂いてます。

今日はまだ途中ですが、気になって仕方なくコメさせてください。

OPNE→OPEN・・・・・かと・・・

すみません、揚げ足取りみたいで。

投稿: oak | 2011年7月24日 (日) 05時19分

ツッコミサンクスです(^^;。速攻直しました~。
正直言うと、過去にも結構あるんですよね・・・
※BEGINNERとか、、、一度ならず間違えてる。

また気付いたらよろしくです。

投稿: クリス | 2011年7月24日 (日) 08時40分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/119981/52279111

この記事へのトラックバック一覧です: シュタインズゲート8bit:

« ましろ色シンフォニー | トップページ | スイカを食べた »