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2011年9月 9日 (金)

NMB48の不祥事

まぁここに来る方の多くはAKBについてさほど興味のない方の方が多いと思うけど、まぁNMBってのは関西なんば版のAKBみたいなもの。いわゆる姉妹グループ。まぁそこのグループの「ナンバー2」を含む数人が、どうもホテルに自分たちのファンを招き入れちゃった、みたいなことがあって、次のシングルの選抜から外されただなんだという、まぁ知らない人にはどうでもいいニュースがあったわけさね。

で、例によって「まとめんばー」を読んで思うことがあったので、誰もAKBのファンがいないような自分のブログにそれを綴るという話。なんでまとめんばーの掲示板や2ちゃんねるに書き込まないかと言えば、

 自分はやっぱそこまでのファンじゃない気がする

ってのと、みんなの意見があまりにも画一化しすぎてるように感じたため。要するに、ざっと読んだコメントにおいては、

 NMB解散させろ。運営もまるごと。

みたいな話がスゲェ多い。要は「NMB関係者が全員悪い」物言い。マナーやプロとしての意識が、

 さも全員が全員出来てない

というスタンス・・・

 そんなわけあるか!と思う。

確かに一緒にやっていて、ハブられたくないが為にチクり否定とか同調で本意ならざる行為に手を染めるケースもあると思うし、結束や絆の大切さに関しても、社会人としての常識や競争心と同時に強く教えられてきたことだと思う。でもだからこそ、もっと慎重に言葉を選んで、当事者の立場になって考えられないもんかなぁと思う。

実際学校で素行不良の生徒が何かをやらかす場合、仮に5人グループだったとしても、その5人が5人全員が悪人ということもないと僕は思う。というか、そう信じたいだけなのかも知れないけど、

 重要なのは、「一番悪い奴」「一番危険な考え方を持ってるヤツ」と、「それに追従してしまわざるを得ない関係」、「悪いことを悪いと明確に発言出来る環境」「何が正しく、何が過ちなのかわかってる人間がきちんと評価されること」、そしてそれらの判断を下す側に説得力があるか否か。

人間は尊敬する人の言葉しか聞かない生き物だと僕は思う。そして人間関係ほど大切なものはないとも思う。秋元康がたかみなに(本心はどうあれ)メディア上で絶大な信頼を置いていると発言しているのは、たかみなのスタンスが何よりAKBプロジェクトを運営していく上で重要視されるからに他ならない。

 たかみながAKBの正義であり、法律。

だから極端な話、たかみなは、「秋元康並に偉い」とすら思う。当然NMBやSKEの運営連中よりも、ことジャッジする権限においては、「上」だと思う。まぁ頭は悪いけど。

プロジェクト内で最も正当性のある意見を口に出来るヤツが、最も権限が与えられるべきなわけで、AKB48においてはそれが本人の自意識とともにたかみなに集約され、実働してる点が、大きな安心感となり、ここまでAKBをひっぱってきた、成長してきた原動力だと思う。もちろん脇を固めるオリメン+年長者でカリスマのある麻里子様が揃ってたかみなを支えてきたからこそでもあるが。

あっちゃんの例を挙げるまでもなく、プロジェクトが肥大化すればするほどアンチも増える。あらぬウワサを立て、スキャンダルで失墜させようとする輩も、きっと今後どんどん出てくるに違いない。今でこそメディアにも一般層にも、そして経済効果的にも大きな影響力を持っているけど、それが下り坂に差し掛かったときの世間の視線は、まぁ推して知るべしという気がする。というか、この件がある意味その口火にならないとは限らないと思う。

 でもやっぱもったいないって思うんだよな。

これは僕の勝手な思い込みでしかないかも知れないけど、AKBって吉本よりもジャニーズよりもピュアなにおいがしない?汚い汚いと言われる芸能界にあって、どこか他と違う「マジな香り」がしない?そりゃ秋元さんからすればただの商品、商売道具なのかもって思うこともあるけど、本人たちには紛れもないチャンスなわけじゃん。それこそ入って間もない研究生ですら、「自分を見つめる視線」という意味で言えば、たぶん同じくらいの芸能生活を送ってる子たちより絶対注目されてると思う。

今回フライングゲットのカップリングで「抱きしめちゃいけない」と「アイスのくちづけ」がそれぞれPVとして、曲として「スゲェいいなぁ」って思ったのだけど、

 AKB以前でカップリング曲に善し悪しを抱いた曲って何だったかな?

って思ったら、もう思い出せないほど昔へタイムスリップしてしまう。僕みたいなアラフォーのジジイが、純粋に歌として良さを感じる楽曲、ミーハーで一般性の高いメロディラインと、心に伝わりやすいキャッチーな歌詞。みんな言わないけど、

 これって最高級の楽曲なんだぜ!?

ぶっちゃけにぶっちゃけ、AKBじゃなくても、普通に「売れ得る」曲。それほどいい曲をもらって歌えるチャンス。自意識とか責任とかそういうんじゃなくて、AKBに迷惑を掛けたとか、苦労を知らないとかそういうんでもなくて、

 単純に幸せじゃないの?

って思う。

もちろんまだ今回挙げられた何人かはまだそういう「晴れ舞台」の経験がなかったのかも知れないけど、可能性はスゲェあるじゃん、まだまだこれからじゃん。反論を恐れずに言いたいことを書いちゃうよ、

 みんなだってやんちゃのひとつや二つはしたことあるはず。たとえばそれが社会人で、プロで、お金をもらってるアイドルだからって、

 「普通とは違う身近さを感じたからAKBやSKE、NMBに付いてきたんじゃないの?」

まるで常識がない、自意識がないなんて、弱者を責めることで自分が高まるって勘違いしてる人の言葉だと僕は思う。「ファンの子と会う」。そりゃまぁマズかろうと思うよ、でもさ、もしかしたら普通に「支えて欲しかった」だけかも知れないじゃん、「褒めてくれないとダメになっちゃいそう」だったかも知れないじゃん。それが好意的すぎるってんなら、「ファンと会うのがそんなに悪いことだと思わなかった」かも知れないじゃん、中学生や下手したら小学生とかから芸能界に入って、それも事務所所属じゃなく、完全に「そこからスタート」で入って、いろんな常識とか知らなかったかも知れないじゃん、

 そういう「甘さ」「危うさ」を含めてAKBプロジェクトの魅力になってるんじゃないの?

やめちまえ、なんて簡単に言うなよ。どんな思いでオーディション受けて、受かったり落ちたりしてると思ってるんだ。簡単に人をおとしめるような、そんなこと言うな。

・・・・

ちなみにそんな聖人君子のような物言いをしつつも、一方では我が身かわいさで、「このことでプロジェクト全体に悪影響がなきゃいいけど」という思いがあるのも事実。数年来ほとんどなかった「歌を聴く、歌う」娯楽や、テレビのバラエティ、アイドルムックを読む生活。AKBは純粋に楽しい時間をたくさん僕にくれた。一日でも長くブームが続けばいいと思ってる。

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