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2011年9月12日 (月)

夜空

※旬な話題の為に先送りにしてました。書いたのは少々前です。

台風一過、思わず深呼吸したくなるような透明感のある澄み切った空気がほおをなでる。日差しはまだ強いが、湿気が抜けた風は、紛れもない秋の気配を感じさせる。

前にも書いたけど、僕は「秋風」が大好きだ。文化祭や体育祭の思い出がよみがえるからってのもあるけど、純粋に体感温度として心地よい。特に今回のような「洗い流された」風は、余計な混じり物がなく、特に良質に、それこそ体だけでなく心までなでてくれる。

だから今日は、日中からきっと綺麗な夜空が見えるだろうと思っていた。長男が天文部に入ったというのも何かのきっかけの一助となっていたかも知れないが、久々に月をカメラに収めたいと思った。

このブログをずっと読んできてくださってる方なら、「月の写真」を撮った回
http://cris-deepsquare.cocolog-nifty.com/top/2006/02/post_7e84.html

のことを覚えてる方もいらっしゃるかも知れませんが、

 あの5年前と使ってるカメラは一緒。

今日日携帯でも800万画素だなんだの世界で、未だに500万画素。つかその前が130万画素だったから、単純に2000万画素クラスがリーズナブルになってきたらまたカメラを買うのもいいかな、と思ったりもするわけだけど、
※つっても子供もかなり大きくなっちゃったし、そんなに写真撮るのが趣味ってわけでもないしって思いは強いんだけどさ。

 まぁそんな昔のカメラでも、自己満足の娯楽の足しにはなる。

ちなみにそのカメラは「光学12倍」。当時はまぁまぁの望遠だったけど、今だと光学24倍+超解像デジタルズームで「光学36倍相当」ってのがちょっとグッと来る。そんなに望遠して何を覗くつもりだよって感じだけど、生憎僕の住んでる周囲には美人OLのひとり暮らししてるアパートなどはない。せいぜい月くらいのもんだ。

で、まぁとりあえずマニュアルでF2.8のシャッタースピードをいろいろ変えて撮ってみたわけだけど、ぶっちゃけこの「F2.8」ってのの意味が未だによく分からない。わからないから変えないんだけど、月を撮る時はどのくらいが最適なのかしらっていつも思う。変えてみればいいっちゃいいんだけど、まぁ面倒で変えずに撮っている。

一方シャッタースピードの方はわかりやすい。短ければ短いほど暗くなり、長ければ明るくなる。明るければそれだけボヤけやすいが、まぁどの程度の明るさが仕上がりとして一番綺麗に見えるかってのは、

 プロでもない僕は数を撮って試すしかない。

110907 ←で、結局今日撮って一番まともだったのがこちら。つっても5年も前のカメラなわけで、今だったらもっとずっと綺麗に撮れるんだろうって思ったりもするのだけど、、、まぁあんましみんな月を撮ろうとは思わないのかも。っていうか満月でも三日月でもないのが口惜しい。空気が澄んでる日にたまたまそんな月のコンディション、、、なんてのは無理な相談なのだ。

軽く長男を呼び、「オマエも撮ってみろ」なんて話をするさなか、軽く夜空を見上げてみると、

 結構星が綺麗。

自宅の真横に大きな街路灯があるから、あるライン以上は明るく見えたりしないのだけど、それでも結構な星が見える。
※日中からグッと温度が下がったため、虫とかも全くいなくて、ちょっと肌寒いくらいだったけど、、、テンション上げて近所の山まで行っても良かったかな、って思ったりするほど。

「これだけ明るいと木星とかも撮れるかも」

昔友人Tと天体望遠鏡で見た木星や土星が脳裏をよぎる。望遠鏡から覗く木星は、「ほらほら見て見て!」と順番を変わる間にも動いて見えなくなってしまう。地球が動いてるのを明確に感じた初めての夜でもあった。あと土星の輪をある意味生で見たのも初めてだったな。

 つっても今回土星がどれかわからず、探すことすら出来なかったのだけど。

天体望遠鏡手に入れたら一番最初に見るのが月、次に木星、そして土星かと思うのは僕の思い込みですかね。

 でもとりあえずひときわ明るい星にカメラを向けてみる。

ズームを拡大して行く過程で、その星が丸みを帯びてくる。

 「木星に違いない!」

僕の浅はかな知識では、星は基本点だと思っている。明るく強い光を放つ星が目で見て大きく見えるだけで、実際はどれも針の先ほどの大きさしかない。だから倍率をいくら上げようと、10倍や20倍のカメラではその違いがわかろうはずはない、、、と思っている。

 でもその星は「丸くなってきた」。

光学ズームに乗せてデジタルズームで約24倍。とりあえず何枚も撮れるだけ撮ってみる。あんまし調整もせずに撮ってみる。だって液晶で見る限りではその違いがよくわからないんだもの。

110907_2 ←で、ともかく撮った中で一番まともだったのがこの写真。どうですかみなさん、これは木星でしょうか。木星じゃなかったら何なんだよって話もありますが、とにかくシャッタースピードを速く短くすると、ほとんど点に近づいてしまうので、ある程度長めにして「意図的にボカす」ようにしないと、円形を確認するのも難しくなるわけです。

でもですね、でもあえて言わせて頂きますとですね、

 「ロマンじゃないですか!?」

ってことなのです。何となく木星っぽい。もうそれで十分なのです。僕の目はメガネを掛けて1.0がせいぜい。正直目のいい方からしたら見える星の数もかなり少ないでしょう。当然木星なんて裸眼で確認出来るのは光の強さだけです。

 でもカメラはそれ以上のことを僕に教えてくれる。

 悪くないと思うわけです。

やっぱ空気が澄んでるからなんだろうなって思うわけです。ついでにちょっとだけもう少しいいカメラが欲しくなったりするわけです。
※まぁこれだけの為に払えるコストって考えると、当面買う気はありませんけど。

僕よりいいカメラを持ってる方も多いでしょう。秋の夜の娯楽に、木星の写真を一枚いかがですか?

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