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2011年10月31日 (月)

今朝見た夢の話

「いい夢」とはどんな夢か。もちろんその答えは人によって違う。大金持ちになったり、恋路を叶えたり、スポーツでの勝利や仕事の失敗など、日頃考えていることが夢に出てきたりするのは良くある話だ。

夢を見るには脳まで完全に眠ってしまう「ノンレム睡眠」ではなく、その手前の状態で、かつ完全に覚醒していないような、ある意味中途半端な眠りを維持しなければならない。人によっては目覚めてから二度寝して続きが見られる、という人もいるかも知れないし、僕も経験がないわけではないが、その場合、往々にしてディティールや、(おかしな表現になるかもしれないが)結末は違ったものになる気がする。

同時に夢は非常に希薄なものでもある。夢の中ではまるで現実のようにリアリティがあり、それこそ色彩や温度、香りや味までも感じるような錯覚に陥ったりもするが、目覚めるとそれらは一気に色を失い、記憶の外へはじき出されるが如く失われる。それをつなぎ止めるには、(目覚めの際の寝ぼけた状態なのにも関わらず)明確な意志を持って「夢の記憶」をしっかりとそれも短時間に集中して復習するしかない。っていうか、僕はそう。あまりにいい夢の場合は、必死になってメモを探してしまったり。「忘れる前に書き留めなくちゃ!」。誰のためでもないのだが、いい夢の記憶というのは、それほどまでに甘美で、非現実的で、ある意味理想的だったりする。ビデオを回したり、カメラを用意しておいたりできない分、やる気と集中力だけがたよりなのだ。

 今朝の夢は本当にいい夢だった。

子供の頃好きだった子や、小嶋陽菜や、つい先日植物人間のようになってしまったと聞いた友人や、厄年の時に久々に会った連中が出てきて、

 「触れることが出来る立体映像に感動する」夢だった。

単純な立方体、犬や猫、人間もいたかもしれない。立ったときの目の高さ辺りに、10cm四方くらいの映像が1mほど奥の壁から投影される。会場はパビリオンみたいになっていて、順路に沿ってそれを見ていく感覚。

立体はスベスベしていて、犬はふわふわしていて温度も感じられる。ただどれも、ほんの数グラム力を加えると、フッと指が吸い込まれ、反対側から貫通して出てくる。壊れ物を触るように、そっと撫でてやると、「確かにそこにある」ことがわかる。

この夢の何が「いい」のかと思われるかも知れないが、僕にとっては、空を飛ぶ夢に勝るとも劣らない、「素晴らしい体験」をさせてくれた夢だった。

ネットを調べるとわかるが、現在の技術では、「触れる立体映像」の技術、研究には、まだ指先にはめるセンサーや多数のカメラが不可欠だ。「指で触る」のは「指に付けたセンサー越しに触る」のであって、もちろん温度や質感までは得られない。

 でも夢はリアルにそれを伝えてくれる。

見たことがない物、嗅いだことがないにおい、食べたことのない味、、、。まだ僕が知らないことは世の中に限りなくある。永遠に得ることのない体験も限りなくある。中には想像で「現実味を増す」ことは出来るが、それでも未体験のことは多い。

 でもこれは、世の中の全ての人が未体験なこと。
※まぁ同じような夢を見てる人もいるだろうから「全て」は言い過ぎかも知れないが。

お金も時間も掛けず、わずか数分、長くても十数分の間に、例えば宇宙旅行、例えば近未来世界、例えばアイドルとのデートすら実現してしまう。

別に小嶋陽菜と恋仲になったわけではない。ただ僕が、「凄いねぇ~」と言い、にゃんにゃんが、「どうなってんのかな~」って言っただけ。

 でもそれは最高な感覚だった。

ちなみに今の推しメンは佐藤亜美菜。彼女が出てこない辺りも夢って面白いなぁと思う。
思い通りになるようでいて、ちっとも思い通りにならない。だからこそリアリティがあるのだけどね(^^。

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