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2011年11月19日 (土)

便利な道具

道具の進化というのは、何よりニーズありきだと思う。いくら画期的な発明でも、それを必要とする人がいなければ商品にはならないし、なっても売れない。どれほど奇抜で突拍子がなくても、それを欲しい、使いたいという人がいれば、それは売れるし、市場も大きく広がっていく。

こないだ見た猿の惑星のように、「結果地球が猿の惑星になってしまっていた」という結末に向け、いかにそれっぽいきっかけを演出できるか。アポロ計画のように「そうだ、月に行こう」というわけには普通行かない。「猿の惑星にしよう!」としてそうなるわけはなく、どこかで外れた歯車が巡り巡って結果そうなるものだ。

たとえば僕らが子供の頃思い描かれた未来の世界は、たとえば車が空を飛び、テレビ電話で話をし、宇宙にどんどん人が住んでたりするが、そこにニーズがない以上、車は一向に空を飛び始めず、こちらの映像が見られたくない(見る分には構わないが)テレビ電話も普及せず、宇宙に出たところでなんのメリットがあるか見えにくい現状では、そのプランも旅行の域を出ない。

もちろん、「じゃあ欲しい物は実現するのか」と問われれば、それはそこに技術革新やらコスト的な問題やらがついて回るわけで、いよいよもってハードルは高くなっていく。そうそう便利でみんなが欲しがってる物が現実に登場したりはしないのだ。

でもそう考えるとジョブズってのはなかなかやりおるなぁと思う。もちろんウォークマンでも薄型テレビでも、もっと言えば洗濯機、エアコン、冷蔵庫、自動車でもなんでも、素晴らしい発明というのは枚挙にいとまがないわけだけど、「まずアップルと比較する」という今を作り出した点は、素直に凄いと思う。似たような物がなかったとは言わないけど、やっぱり中心になったってことは、どこかが異質で、どこかに大きな発明やセンスが織り込まれていたってことなんだろうって思うから。

こんな話を書いたのは、別にそう大したきっかけがあったわけじゃない。ただ普通に雑誌のページをめくり、

 あ、この記事面白いな。

とか、

 あ、この(グラビアの)娘かわいいな。

と思った直後に、

 「これってもっと簡単にPCに保存できる未来とか来るのかな」

って思ったから。ページを開いて1ページずつスキャンし、傾きを調整したり2ページをリンクしたりして見やすいようにする手間ってのは大概面倒だ。でも雑誌を未来永劫(もしくは中長期的に)保存するのは、面倒以上に困難だとも思う。いろんな音楽や動画が、それこそ1980年代のパソコンのCMから、僕らが生まれる前のマンガ、歌謡曲なんでもが今普通にインターネットを通じてパソコンから出力される時代になった。でもそれはあくまでどこかで誰かが手間暇掛けて「見られる状態」にしてくれているだけで、昨日今日フラッと目にした雑誌を、サクッとPCに保存して、次の出張の時にでも見ようかな、というものとは違うのだ。

最初に思ったのは、見ているころの紙の週刊アスキーが、デジタルな電子書籍で、見たままをそのままコピーするボタンとかが付いていて、時系列で管理する、テーマを自動認識してフォルダ分けするみたいな機能が付いてれば、「あ、保存しておきたい」というのも出来なくはなさそうだってところ。キンドルがカラーになるのはニーズと研究が同じ方向を向いてるし、そう遠い未来じゃなさそう。とりあえず視認性の点でバックライトじゃない=あまり綺麗じゃない可能性は高そうだけど、今のタブレットがもっと薄くなって軽くなって、「曲げられる液晶」や、どこにいても繋がるネット環境と、必要最低限の(たとえばストリーム配信をコマ落ちなしで再生するレベルの)スペックを向いて「がんばったら」、あと3年くらいで似たものは出てきそうな気がする。まぁそこから週刊アスキーが有償配信されるようになるまでのハードルの方が、ぶっちゃけ高いかなぁと言う気はするけども。

次に思ったのは、黒板とかホワイトボードを指すのに使われる、「伸びる棒」あるじゃん?メガネ掛けた女教師が持っていそうなヤツ。あれくらいの形状で、さっと誌面をなでるだけで、スキャンが完了するようなアイテムが出てこないかなぁとか。

今でも棒状のスキャナはあるけど、3DSやキネクトにも速度センサーや傾きを拾い上げる機能はあるわけで、徹底して小型、高性能化が進めば、「ポケットから出してサッと伸ばし、スッとなでてスキャン完了。あとはリンク指定したPCで見るだけ」みたいな未来は、、、でもさっきの電子ペーパーより著作権関係のハードルは低そうかなぁとも思ったり。ホントにそのくらい小型化出来れば、結構なニーズがあるとも思うけど、、、まぁ試験とかあまり望ましくない使われ方をしかねないのかな。

スキャナだけじゃなく、今見てる景色をそのまま録画できないかなぁって思うことも多い。現状すでに「1週間全ての番組を録画し、そこから見たい物を見る」みたいなテレビも出てきているわけで、「その利便性を素晴らしいと思う人間」が大多数になれば、もっとずっと安価で普及するカメラや保存装置が出てくるかも知れない。

4K2K(4000*2000ドット)のモニターが出てきて、より高解像度で動画を保存再生する技術がどんどん伸びていけば、それこそ自分が見てる景色をフルタイムで録画し、その中の一部を拡大して見ることが出来るようになるのも無茶な話じゃない気がする。実際どの程度の解像度があれば、人として満足出来るのかはわからないけど。

逆に、今自分は欲しくないけど、もし発明されたら世界が変わるだろうなぁって思うのは、

 小型で強力なバッテリー。

これは本当に世界が変わると思う。それこそ青色発光ダイオード並に。

スマホがウォークマンと携帯電話とデジカメ、ハンディカム、ネットビューワ、お財布まで取り込んで、、、いや、もっと細かいところで言えば目覚まし時計やストップウォッチや電卓、辞書、メモ帳、スケジュール帳にゲームだってスマホで代用出来ている。家庭内無線LANでスカイプを使えば、無料の電話で話し放題。

 それこそVHSやβマックスで録画出来る家庭用ビデオが出来た頃に持って行ったら、「世界がひっくり返る」くらい衝撃的なアイテムだと思う。
※想像するとワクワクする(^^。

あまつさえ、それで機能が終わりじゃなく、どんどん継ぎ足して行けるんだもの。あとは、

 軽さ、持続力、丈夫さと、見た目(ブランド力)。

もし今、「フルに使用して20時間以上持ちます。重さは100gで!」なんてスマホが出るとしたら、それはもう著しく欲しいと思うし、さっきの電子ペーパーじゃないけど、形状もかなりいろんな選択肢が生まれると思う。腕時計タイプでもダサくないスタイリッシュなものなら市場はあると思うし、ネームホルダーみたいな形で首に掛けて携行可能ならそれはそれでまたニーズがあると思う。今の携帯は首に掛けるにはヤワ過ぎだし重すぎ。まぁ電池だけが重さの主ではないけども。

・・・

一時グラついた携帯ガジェット関連も、今はさほどでもない。結局のところ、Vitaだろうと3DSだろうと、PS3だろうとWiiUだろうと、

 面白いゲームがなければ動かさない。

いくらAKBが好きでも、見たくなる動画やラジオや2ちゃんまとめサイトがなければ、何度も何度も同じ物を見続けていられるわけじゃないし、借りに行けばそれこそ星の数ほど観てないDVDはあるのに、いざ観るかって段になると及び腰になる自分がいる。いつになったら「河童のクゥ」を観る日が来るのか。

案外ドラえもんが一番凄いのは、

 友達であること

なのかも知れないなぁと思ったりしたな。ま、実際には「ロボ子」のが好みではあるけど。

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コメント

一応近い事がスマホできつつあります。
アプリで撮影すると台形補正してpdfで保存できるアプリとか。
コミックの自炊用にはページをめくった事を認識し撮影するのでだいたい10分くらいで電子書籍化するとか。

投稿: 壬生 | 2011年11月19日 (土) 09時49分

どもです壬生さん、それ、かなり便利そうですねぇ。
特に自炊はやりたくても面倒でなかなか出来ないと
常々思っています。
※以前「いきものずかん」をスキャンした時、「結果」は凄く
満足したのですが、いかんせん時間が掛かりすぎて、、、。
コミックもモノクロだったから価値も意味もあったのですが。

都会だと本をバラバラにしてくれるところがあるようですが、
そこからスキャンしてまとめてくれるところまでとなるとなかなか。
お金も掛かるでしょうし。

案外書籍がデジタル化するのと、紙を簡単手際よくデジタル化
出来る機械が発明されるのは、同じくらいのタイミングになる
のかも知れませんね。

投稿: クリス | 2011年11月19日 (土) 14時37分

HP200LXやPalmを思い出しながら、乾電池2本で動くコンピューターが、もう一度世に出てこないかなーと思います。
IDFでソーラーパネルで動くプロセッサーのデモをやっていたから、もしかすると数年後には出ないだろうか。

投稿: nao | 2011年12月 1日 (木) 02時25分

何かで見たのですが、いろんなものが凄く小型化されたり進化してる中で、乾電池だけは、その進化がかなり停滞してるみたいですね。アルカリが登場して数十年たちますが、エボルタとかエネループとかあっても、リチウムを越えるようなコストパフォーマンスを維持しつつ小型で強力な乾電池ってのは出てきてないですよね。

最近ゼルダやってて凄まじい勢いの電池消費を久々に体験してるので、「電池2本で動くコンピュータ」という肩書きに、

 なかなか難しいんだろうなぁ

などと、ありきたりの感想を思い描いてしまう次第です。

投稿: クリス | 2011年12月 1日 (木) 03時45分

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