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2011年12月31日 (土)

真・東方無双~その2~

ダラダラと継続してプレイ。面白いか面白くないかと言われたら、「まぁ面白い」程度で、さほどガツガツ遊ぶ風な内容でもないのだけど、少なくとも今の僕には、

 トライGより、FF13-2より、アンチャーテッドより面白い

のは間違いない。そう、半年近く前に発売された、何気ない同人ゲームが、希代のビッグタイトル立ちを押しのけ、年末僕クリスのハートをガッチリキャッチしているのは紛れもない事実なのだ。

 みんなにもそこそこオススメ。

イージーをクリアしたので、勢いでルナティック(最高難度)に手を出して見る。1面から順にクリアしていき、ボスの出る面であっさりと詰む。まぁルナクリアを目的に気合いを入れているわけでもないので、とりあえずのらりくらりとプレイ。

先に前回書き損ねていて、「書くだけは書いておかなきゃな」と思ってたことを書いておく。

武器取得のシステムは違えど、ゲーム性的には前作東方防衛軍に酷似している。武器はそれぞれに消費MPが設定されており、MPは基本自動回復なのだけど、今作では、ゲージが空になった時点で、急速にチャージされるようになった。当然満タンになるまでは撃つことが出来ず、移動も極端に遅くなるのだが、この時、あえて立ち止まることで、その速度を飛躍的に上げることが出来るようになった。わずかながら早い前転を駆使しつつ距離を開け、立ち止まって回復する。ある程度減っていたら、集団に会敵する前に撃ち尽くして高速チャージする。

 全体的なテンポはこれによりかなり良くなった。

通常時に出現するMPやHP回復アイテムの回復量もちょうど良く、遊んでいて気持ちいいバランスになっている。

また、前回体力は1000から、魔力は2000からスタートと書いたが、これはキャラによって変わる。「体力少なめ」のキャラはこれが600となったり、多めのキャラは1300になったりするのだが、これは取得アイテムにも影響する。体力マックスアップアイテム1個につき1上がるのは、基礎体力が1000のキャラで、仮に40個取得しても、600のキャラでは相応に査定された数値しか増えない。

 当然と言えば当然だが、ちゃんと作られてるな、という感じは好印象。

最もプレイしている咲夜は現在HPが2100を越えているが、地味に繰り返せばしっかり応えてくれるのは前作同様心地よい。
※直近のトレンドは何面かわすれたけど、白いオバケしか出ない面。貫通系の武器でごっそり倒すのが気持ちいい。

あと、昨日の時点では「使ってるキャラの方が武器の出がいい」みたいなことを書いたけど、実際はそうでもないみたいで、キャラによっては各武器種内で最強ランクのものをいくつか取得していた。
※47面のルナもクリアしたけど、ほとんどはハードで手に入れたもの。

各キャラそれぞれに強めの武器をセットし、試しにハード47面をプレイしてみる。咲夜は確かに使いやすいが、もしかしたら僕が知らないより強いキャラ、より強い武器があるかも知れない。これだけキャラと武器があると試すのも一仕事だが、まぁ誰に期待されているわけでもないのでダラダラとチェックしてみる。当然武器の名前など覚えていないので、コメントも勢い曖昧なものになる。

・ヤリ

レミリアだったと思うけど、貫通属性かつ幅もかなり広い「ヤリ」がかなり気持ちいい。単発でMP消費も少なくはないが、判定の大きさには爆発エフェクトも入っていて、画面の端から端まで届くリーチにもウットリ。ただ、単体に対するDPSはそれほど高くないので、
※雑魚は1~2発で倒せるからさほど問題ではないのだが。
もう一つの武器でボス用を選ぶのだけど、正直どれも今ひとつ。体力が低めで、ボス面では瞬殺されてしまう(DPSが低いので瞬殺出来ないため)のが残念だけど、個人的にはかなり好きな武器。室内面だと爆発エフェクトのおかげで壁の向こう側の敵も攻撃できる。

・岩

デカイ氷の塊をデデーンと置いて、一定時間触れた者にダメージを与える。現時点で最強ランクを手に入れてないので、最終判断は出来ないけど、

 消費MP520の割にダメージが低いのが惜しい。

判定そのものはかなり大きく、かつダメージが湯水のように表示されるのは気持ちいいのだけど、いかんせん弱いのが残念。最強種がぜひ欲しい武器だ。

・砲台

これも前作にはなかった(と思う)武器種。簡単に言えばタレットを設置して、一定時間撃ちまくってくれるタイプ。雑魚のただ中において一掃、、、を狙いたいのだけど、ダメージがそれほど激高いわけじゃないので、そこまで信頼しきれないのが惜しい。でも面によっては使える場面もありそうだし、360度タイプの弾を全弾命中させたときのダメージはかなりのもの。テクニカルで使っていて楽しい武器って感じかな。

・ホーミング系

全体的に前作より弱くなってる気がする。☆マークが一旦広がって収束するヤツはなかなか使えたけど、霊夢のお札みたいなのとか、結構お話にならない。相手のHPが300~500程度だと、雑魚には完全に押し負ける。かといってボスに長時間撃ち続けられるほど燃費も良くないし、咲夜の主武装のようにほぼ正面にしかホーミングしないのも使いづらい。一撃で周囲の敵を一掃できるほどの火力は、ほぼ爆発系におまかせになってしまってホーミングはどれも今ひとつなところに着地してしまった感があるかなぁ。

・爆発系

一撃の消費が大きくダメージも相応。範囲がかなり広範囲なのがなかなかに愉快ながら、やはりボスへの長期戦は辛い。中には5発くらいでスッカラカンになる消費400オーバーの武器もあり、なかなかに極端な武器。とにかくタンクが空になる前提なので、敵の集団が高密度で小さな集団として出て来る面では活きるが、間断なくダラダラ出る面ではまことに使えない。まぁそこまで燃費が悪いのは一部だけど。

・近接系

全部の最高ランクを試したワケじゃないので一概には言えないけど、

 ほぼ使えない。

っていうか、

 弱い。

リーチが極端に短いというハイリスクを冒しているのだから、ほとんどの敵が一撃で倒せて然るべきと思うのだけど全然。これだったら消費1000とかで正真正銘一撃必殺の武器に仕上げて欲しかったかなぁと。一撃で倒せないのの何が辛いって、ダメージを与えたときに吹っ飛ぶ方向が「手前の時もある」こと。常にノックバックさせていけるならまだしも、「攻撃することで体当たりされる」のではお話にならない。

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前作と比べて、数の暴力が抑えられ、かつエリートUFOのような鬼もいなくなった代わりに、ボス戦の「まともな弾幕シューティングっぽい攻撃」がきつく、ルナどころかノーマルのクリアもままならなくなった。

前転には無敵時間があり、立ち止まることで高速チャージできるのを踏まえた低燃費の強攻撃をいかに撃ち込むか、という戦略を楽しませるチューンは、前作よりはるかにアクション要素が高く、ストラテジー要素が低い。ウェイトの掛かりがほぼなくなったことと併せて、ある意味「東方シューティング寄り」になっていると言えるかも知れない。

続編ということで、全体的な作りはかなりこなれている印象があり、遊んでいてストレスを感じることはない。使用キャラの武器が出やすいのも仕様とのことで、各キャラ遊び込むモチベも上がったが、個人的には女の子を大量に倒していくというシチュエーションそのものに今ひとつテンションが上がりきらないのが残念。前作同様虫やUFO相手じゃダメだったのかなぁって感じ。

昨日のプレイでは、ルナの雑魚に一撃で「1120」のダメージを喰らったこともあり、生半可な育成では「一撃死のシューティングと同レベル」のバランスになる。思えば任意スクロールで二種の武器を使い分けつつ進めるタイプとしては、東亜プランのアウトゾーンやフィグゼイトがあり、それらも大好き、EDFも大好きな自分が、このゲームにフックするのはむしろ必然だったとも思う。

評価は地味に★★★へアップしつつ、誰か一人でも遊んでくれる人がいたらなぁという感じかな。つか咲夜の最強武器がどちらも手に入ってないのが悔しい。早く欲しいと思いつつ、手に入れたらモチベが途絶えそうとも思ったりなんだよな。

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