上からマリコ
PVのフルバージョンを見ることが出来たので感想を少々。
と言ってもまだ全部見てないけど。
噂では麻里子様ではなくむしろれいにゃんが主人公と言われていたけど、まぁそれはそれ。さほど気にせず視聴開始。
最初3人(れいにゃんとみぃちゃんともう一人見慣れない子がいたのでこの子が4位の子だと思う)でなにやら「クジに負けた」愚痴をこぼしてるところから始まるのだけど、この時点で、
もう結構見るのがツライ。
思い返せばフラゲのドラマ仕立てPVの時もそうだったと思い返すのだけど、
どうやら僕はメンバーの演技するところが嫌いらしい。
「好きじゃない」ではなく、「嫌い」まで踏み込んでいるらしい。
AKBは再三書いている通り、人によって楽しみ方が違う。メンバー全員のプロフィールを極めるほど知識として好きになっていく人もいるだろうし、単純に見た目でこれまでのアイドル同様にハマってる人もきっといる。ダンスやこうした「女優としての顔」、バラエティでのトーク力や、お涙頂戴のバックストーリー(主に僕はコレ)が好きな人もいる。
だから、逆に言えばその全ての側面で詳しく、かつハマっていける人ってのは、むしろ少数派なんじゃないかと思う。というか、そうした多角的な活躍全てを受け入れる、受け入れたいというファンは、AKBではなく、むしろ「単推し」の人なんじゃないか、と。大島優子が好きだから、彼女のソロ曲を推すし、バラエティでもドラマでも彼女中心に見る。処女喪失シーンにガックリ来ちゃうのも、それだけ個人に入れ込んでる証拠→ともすればそれこそ遠距離恋愛の状態?なのではないかと。
僕みたいにライトなDDにしてみると、やはり全ての面で好きだとは言えない。というか、しばらく前までは、いや、正確に言うとミュージックステーションで歌われた言い訳Maybeまでは、「踊ってる」彼女たちを見ることすらさほど気にもとめなかった。「歌ってる」ところは、というか、「幸せそうな笑顔が動いているところ」は、(その下積み時代を知った状態からだと)めちゃ輝いて見えるんだけど、そのダンスに関しては、まぁお世辞にも上手いとは言えないだろうし、
※そもそも上手くなるほど時間がないと思うし。覚えていることだけでも評価されるべきだと思うスタンスで多くの曲を踊ってる、って体だから。
あれだけの人数でむしろほとんど映らない子がいるということが、なんだか寂しさすら感じてしまってた。
だからこれまでのPVでは「抱きしめちゃいけない」がダントツで好きだった。あれはまさに僕の今書いた欲求を全て満たす構成。みんながみんな凄く幸せそうな笑顔で、少人数でしっかりとカメラに捕らえて貰い、ダンスよりそのビジュアルで訴求する。
歌自体は、それこそチームがそれぞれに別れてるということを知らなかった頃から、大声ダイヤモンドやポニシュなど、好きな曲があったわけで、言い訳に関しても、そのサビの部分以外は結構好きだったりもしたのだけど、まぁMステの時の彼女たちの幸せそうな顔と個々のメンバーをハイテンポでたくさん映すカット割りに、
こういうダンスの見せ方ならアリだな
って思ったんだよね。全体映像は極力少なく、かつセンター周辺のメンバー以外もしっかりとアップで映してくれれば、
※ダンスのズレとかがほとんど気にならなくなるし。
十分「好んで見たくなる」もんだな、と。
ちなみにAXの少女たちよも好きなのだけど、こちらはほとんど踊りらしい踊りがなく、割と普通に歌ってるだけ。
でも超楽しそう。
それでイイと思うんだよね。僕は。
ただ、演技に関しては、、、
これはファンの人とか、評価してる人には申し訳ないけど、
ほとんどどうしようもないと思う。
何て言うか、女優、それも日本を代表する、世界を代表するような女優になるためには、努力じゃ埋められない壁があると思う。AKBはそれが歌であれバラエティであれ、その地位の多くを努力と運で勝ち得てきたグループなわけで、
個人の才能にウェイトがある場面は正直キツい。
いくらトップアイドルであっても、映画に出るとその輝きがほとんど感じられないケースってのはこれまでにも腐るほどあった。素直に演技力で「ハイティーンブギ」や「愛・旅立ち」を評価してた人っていないと思う<例えが古すぎるけど、まぁこれが黎明期だったと思うし。まぁKYON2だけはその類い希すぎるオーラで、演技力うんぬんを忘れさせるほど魅力があったとも思うけど、まぁ彼女の場合、オーディションの合格からして既に「努力ではなく才能」の人だったしね。
だからもう見ていてツライ。ドリフやひょうきん族のコントのように、あくまで笑い、バラエティのワンシーンとしての演技であれば、それはそれで全く問題無いと思うし、むしろ凡百いる芸人たちよりも面白いと思うこともなくはないんだけど、半年くらい前の「桜からの手紙」とか、「メンドル」とか、見続けるのがツライのは「向いてなかった」からだったんだな、と。例外的にマジスカが好きだったのは、演技ではなく、むしろその地のキャラを活かした、「コントの延長」だったからなのかな、と。
「1/48」でのラストムービーでも、ナチュラルにその告白を演じきってる、って子はほとんどいなかった気がするし、
※オタク向け、ファン向け、萌え仕様の演出としてはアリだけど。
逆に言えば、
女優(俳優)になることってのはそう簡単なことじゃないんだなぁ
って改めて思った。「簡単」という表現には語弊があるかも知れないけど、要は歌やダンスをしながらの「片手間」でモノになるほど甘い世界じゃないのは、まぁ当然っちゃ当然なことなんだよな、と。グラビア撮影、PV、DVD撮影、バラエティや公演はどれも同じわらじで使い回せるけど、演技ってのは、その声の出し方から表情の付け方、間の取り方、感情移入の仕方など、いろんな技術の研鑽をしてかつ、才能が要る。というか、
これは才能の差だったんだなぁと気付いた。
歌が上手い人とそうじゃない人がいるように、演技にも当然それはある。子供の頃からその畑でそれだけを続けている人ですら、表舞台に立てない人がいるわけで、、、
※まぁそれはアイドルでも同じだけど。
ただあくまで僕の個人的な好みってこともあるかも知れないけどさ。
演技力の甘さも含めて好きってスタンスは十分あると思うし、それほど細かなところまで「見切ってない」ってこともなくはないと思うし。
麻里子様のビジュアルは決して嫌いじゃないし、AKBINGOでおしゃれしてるときの彼女からはスゲェオーラが出まくってるけど、
演技してる時の声は聞いていてツライレベル。
若い女優でメジャーと呼ばれるレベルの子はたくさんいるけど、
※がっきーとか堀北真希とか綾瀬はるかとか長澤まさみとか榮倉奈々とか
歌やダンスと二足のわらじで大成してる子ってほとんどいない気がする。それだけ女優を極めていくのは難しいってことだと思うし、残酷な言い方になるけど、
AKBから女優という道は、存在しないんじゃないかと思った。
女優業を磨くにはいかんせん忙しすぎるかな、と。
以前たかみなが落語に挑戦したとき、「撮らないで下さい」って涙を流してるシーンがあったけど、要はその真剣さがどれだけ本物かってことなんだよね。彼女は女優志望じゃないけど、「出来ているかどうか」のジャッジは出来る。だからこそマジスカでも出来なくて泣いてしまったりしたし、
※聞いた話で恐縮ですが。
実際彼女の演技のクオリティは、他の全ての子の一段上を行ってた気がする。
ドラマ、ドラマ仕立てのPVを見る度に、なんだかいたたまれない気持ちになっちゃうんだよな・・・。
ちなみに曲自体はそんなに嫌いじゃないけど、以前書いたように、「勢いを失速させる可能性がある」程度にはイマイチだと思います。次の一手次第では来年の夏エンドもあり得るかも知れないな>AKB。
・・・PV最後まで見た。
オチがスゲェイイ!
こういうとこ、さすがだなぁと思う。演技力とか歌の上手さ、ダンスの上手さじゃないところ。歌詞だとか曲だとか、こういう脚本、演出だとかはホントお金掛かってるなぁと。まぁはき違えちゃうケースもあるけど>風は吹いているとか。
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