初心者モンハンの話を少々
昨夜オフの友人であるnori君から電話があり、
ドスランポスをやっとの思いで倒すことが出来たんだけど、、、
なんかいい話。僕らぐらいの年齢になると、近くにゲームのことで相談出来る相手なんてそうそういやしない。僕みたいに「壊れてる」人ならともかく、普通の中年にはハードルが高い娯楽、それがコンピュータゲームであり、ある意味モンハンはそのエッジにあるタイトルだとも思う。話題になりまくってるから気になる、でもいざ始めて見ると、
ろくに敵に攻撃を当てることすら出来ない。
何の武器がとか、どういうタイミングで、とかそんなレベルじゃなく、もっともっとずっと手前の段階で、
敵が見えないけど取りあえず武器を振りまくっていたら当たるかな~と思って。
わかる。
回復中に攻撃喰らうとスゲェむかつく。
わかる。
武器を強くしたから余裕かと思ったら死んだ。
よくわかる。
モンハンってよくもまぁここまで浸透したよなって思うほど「簡単じゃない」ゲーム。ただ、言ってしまえばポケモンだってFFだってちっとも簡単なゲームじゃない。支えてる人が多いだけで、その支えてる人が簡単じゃないゲームを受け入れているだけで、素人がパッとやっていきなり気持ちよく戦えるような、地球防衛軍やなんちゃら無双みたいなゲームじゃない。
でも、出来たらがんばって続けて欲しいなぁとも思う。
以前僕が書いたブログの中で、僕の自己満足指数が高いネタを二つ引っ張ってみる。僕は(再三書いてるように)自分の文章が基本好きだが、この二つは特に大好きな話なのだ。
●モンスターハンター~やったことない人へ~
http://cris-deepsquare.cocolog-nifty.com/top/2008/06/post_106a.html
●モンスターハンター2DOS~番外編~
http://cris-deepsquare.cocolog-nifty.com/top/2006/03/post_0d86.html
一つ目はとにかく僕がどうやって初代モンハンに立ち向かっていったのか、その序盤のエピソード。二つ目は、モンスターハンターというタイトルが、どれほど凄いゲームなのか、過去の作品からその「未来性」を書いたもの。
言ってしまえば今日のネタはこの二つの話を、もし読んだことがない人に読んで欲しいなぁというだけのことなのだ。nori君だけでなく、結構年齢が上な人でモンハンって入りづらいんだよな、今さら。という人や、マジどこが面白いかわけわかんねぇ!って人とかに読んで欲しい。
もちろん価値観はなかなか覆らないものだから、わずかでも歩み寄ろうという気持ちがなければどうしようもない部分はあるけど、何もわからないまま遊んでたとしたら、これがコツの一つになるかも知れない。
ハチミツと回復薬で、回復薬Gが出来ることすら、nori君は知らなかった。
そもそも彼がプレイしているPS2版のGは、初代同様、「森と丘」から始まる。あそこはハチミツ自体一カ所しかないし、そもそも見つかりにくいし、数もほとんど出ない。その上ネットとかで情報を集めないと、いろんなことがわからなすぎる。
ゲームには、何も知らない方が楽しめるものもあるけど、ある程度情報を集めた方が楽しめるタイプも少なくない。モンハンは明らかに後者だと思う。
※やり込んでいけば、他のメディアからの情報を得なくても、ゲーム内でそれをにおわすヒントみたいなものがあることに気づけたりもするんだけどね。なかなか初心者には難しいかな、と。
ランスを勧めたいけど、片手剣の方が初心者向けかと思う。でもゲームではまるで大剣がデフォルトのようにプッシュされているし、
そのそれぞれが全て違う操作系を持ってるのも、ハードルを上げる要因になってると思う。
ランスは武器を出したままだと移動もクソ遅いが、そのクソ遅い移動中の防御力は高い。大剣は出したまま移動してもろくに攻撃出来る機会を得られないから、基本は武器出し攻撃を当てていくことになる。片手剣は武器を出したまま回復も出来るし、移動もそこそここなせるけど、とにかく当て続けないと倒せない等々。
もちろんそれは入り口でしかない。それを知ったからすぐドスランポスが余裕になるということはたぶんない。でも、
きっと倒すまでに使う回復薬の量は(少しは)減るはず。
大事なのはそこに「嬉しさ」「成長」を実感出来るかどうか。
何度も肉を焼き、何回もマップを歩き回って素材を集め、ようやっとの思いで作ったバスターソード。でも当たり所が悪ければ、その前の武器よりもたくさん攻撃しないとヤツは逃げ出さない。
何度も回復して、何度も攻撃を喰らい、それでもめげずに1匹、もう1匹と倒して行くと、鍛冶屋のオヤジが、ぶっきらぼうな声で言う。
「こんなのも作れるけど、どうよ!?」
※脳内再生
残念今ちょっと手持ちがないから、、、地味な作業に一旦戻り、なけなしの3000円を持って再び鍛冶屋の門をくぐる。
「そらよ!」
手渡された武器は、前よりも少し重く(脳内補完)、刃の部分のギラつきが増してるように見える(完全妄想)。
武器が新しくなったことで、心にゆとりが生まれる。が、同時に油断も生まれる。でも、数をこなしていくウチに、「何がゆとりで何が油断なのか」も見えてくる。
回復はしたいときにするものじゃなく、出来るときにするものだ。
砥石はボスがいるエリアではやらない方がいい。
雑魚がウザイなら先にそいつらからやっつけておこう。
この連続攻撃は3回目以降当たった試しがないな・・・。
・・・
初めての相手はいつだって怖いし、ドキドキする。でも、十分な準備と、冷静な判断、諦めない心があれば、よっぽどの相手は何とかなる。何とかならなくても、「何とかなりそうな気配を掴むことは出来る」。
一歩一歩はホントにわずかかも知れないけど、確実に前に進んでいる。ドラクエのように目に見える数字で経験値は貰えない。でも、
モンハンにはモンハンの経験値があるのだ。
つっても、最近の僕はちと飽き気味なんだけどね(^^;。
つか初心者と一緒にやりてぇよ。そういう「ピュアな気持ち」が愛おしい&うらやましいぜ。
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