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2012年4月14日 (土)

ミッション 8ミニッツ

※途中までネタバレなし

デイアフタートゥモローのジェイク・ギレンホール主演。デビッド・ボウイの長男ダンカン・ジョーンズ監督
※ほかに目立った作品なし
のSFサスペンス。

冒頭から理解力に乏しい僕の頭を思いっきり翻弄する展開。ちなみにあらすじ的には、

 なんらかの装置によって事故前の8分を何度もリプレイし、その事故のあとに起きると予告された大惨事を未然に防ぐため、主人公ががんばる話。

なんと端的か。しかし自分で書いておいてなんだけど、ネタバレなしで書いたあらすじとしては、かなり的を射ていると思う。
>見た人、そうは思わない?

こういう過去を何度も繰り返して真相を突き詰めていくというと、デニス・クエイド主演のバンテージ・ポイントが思い起こされるが、正直あれほど完成度は高くない。冒頭に「SFサスペンス」と書いたが、この8ミニッツで使われる装置はどう考えても現実味がないし、主人公の行動も、(全てではないが)整合性が薄い部分がある。

ただ、映画としてみると、何度も起こる派手な爆発(同じ事故っていうかテロだから同じ爆発なんだけど)や、少しずつ謎のタネが見え隠れしていく展開は面白く、先が気になる。

ジェイクはちょっと老けて、まるで第9地区の主役だった男性のような風体になってしまったが、役柄から期待される年齢と思えば何の不満もないし、ヒロイン役が過度に魅力的でない点も、話を運ぶ上で結構重要な気がした。もしここでキャメロン並の美女が出てきてしまったら、

 最後は絶対助かるんだろうな

って勝手に視聴者は勘ぐってしまうだろうからね。「適度な美女」であれば、「死んじゃうのも仕方ない」って思える。

それよりむしろ魅力的だったのが、オペレーターの女性ヴェラ・ファーミガ38歳。年齢相応のメイクで仕事の出来る女性を演じながら、どこか情を感じさせる表情は、僕がアラフォーであることを抜きにしてもなかなかに魅力的。
※もっとも若い頃見ていたら、「魅力的」という表現ではなく「かっこいい」という言い方をした可能性はあるけど。

物語の中心はジェイクとこのヴェラの二人がやりとりをしつつ、8分を繰り返すことになるが、この二人が魅力的だからこそ成り立ったという感じだ。

ネタバレなしでまず評価だけするなら、★★。正直もう一声という感は否めなかった。プロジェクトリーダーのオッサンはどうにもむさ苦しく、同じ冷徹な小悪党でももう少し適任者がいたんじゃないかと思ったし、いくらなんでもそれだけの情報でその暴挙はないだろって思わせる場面が何度もあった。クライマックスも今ひとつ盛り上がりに欠けてしまったし、
※むしろもう一ひねりあるのか期待して裏切られた感じになっちゃったし。
最後の最後、上手くまとめたように見せつつ、頭の中に「?」が渦巻いてしまったのも、
※僕側の問題ではあるけど
スッキリしなかった。

同じ爆発シーンや小さなセット、コストパフォーマンスの高い俳優という比較的コンパクトな予算で、最大限大きなバルーンを上げた点は評価出来ると思うけど、細かなところでもっと丁寧な演出が出来ていれば、同じ結末でももっと見終わったあとの感想が良い物になったんじゃないかなぁと思った。悪い映画じゃないと思うけど。

余談だけど、タイトルに時間が入ってる映画って(あくまで僕基準だけど)結構ハズレがない気がする。60セカンド、127時間、96時間、48時間、、、。緊張感を演出するのにわかりやすいってことなんだろうな。そんでそのわかりやすさが僕好みだという。

・・・

正直始まる前の「リアルスティール」の予告の方にむしろ心が躍りまくった。こんな「面白そう過ぎる」映画だったのか!って感じ。テレビの15秒スポットではあまりピンとこなかったけど、公開前にこのトレーラーを見てたら絶対映画館に足を運んだだろうなぁって感じ。こちらのブルーレイは5/16発売予定。amazonだと2989円。安いなぁ。ちょっと買っちゃおうか迷い中。

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