DEAD PIXLELS
360でプレイした数十本の体験版の中で、悩みに悩んで(3分弱)僕がチョイスしたのが、こちら、
デッドピクセルズ。
前回のレビューでも少し触れたけど、左の画面写真を見て貰うとよりイメージが伝わりやすいと思う。熱血硬派くにお君みたいなグラフィックで、
※サブタイトルにも「8BIT」の文字がある
かなりレトロを意識したアクションシューティング。
アクションシューティングとは言っても、近接攻撃での戦闘が、
僕にとってはメイン
だったので、ある意味ファイナルファイトっぽいとも言える。つか、
昨晩一気にクリアまでプレイ。4時間ぶっ通し。
なので、80MSP=120円であることを考慮したら、
★★★★は付けざるを得ない。
内容的にこれがもしフルプライス5800円クラスであったとしたなら、さすがに★1つ分減ってしまうかも知れないが、返す返すも120円なのである。
十分過ぎるくらい楽しめた。
なので、もし360を持っていて、レトロなゲームに耐性がある方には、是非ともオススメしたい。っていうか、まず体験版で試すことが出来るわけで、そう言う点でも気楽にオススメ出来る。
今日はダラダラと、それでいてやや深めにデッドピクセルズ略してデッピィのことを掘り下げていこうと思う。
デッピィは、オンラインやオフラインでのCOOPも出来るようで、ゲームも三種類から選択可能だが、昨夜ドップリ遊んだのは表題にもなっているデッドピクセルズモード。ちなみに他の二つはあんまし覚えてないんだけど、、、
・最初からレベルが固定で、その分キャラの個性があり、
※具体的にはデッピィモードではマックス4レベルまでのパラメータが5になってる箇所もあったりする。
弾薬の確保等にもトランシーバーで呼び出して、みたいな趣向が違うもの
・一定数のゾンビを倒すWAVEと、買い物が出来るインターミッションを交互に繰り返していくモード。こちらはメインモード同様成長が出来るが、敵の数が決まっているため、稼ぐ事は出来ない。オンラインのランキングに対応するのはこのモード。
まぁこんな感じ。で、いよいよメインのデッピィモードについて。
ゲームは基本、、、というか全編最初から最後まで、
ずっと右に進んで行くだけ。
分岐ルートがあるわけでも、上下にスクロールする面があるわけでもなく、ただただ右へ右へ進んで行くだけ。最後に待つ「脱出」というゴールに向けて、敵を倒しつつ進んで行く。
ノーマルは全部で20面。イージーは10面。ハードは30面。ハーデストは30面で、オートセーブが出来ず、
※ショップでしかセーブ不可
敵のAIが攻撃的になっている、、、らしい。あと、今初めてやった感じでは、ハーデストではノーマルには出現しなかった、拾った直後にHPが回復するアイテムが出たりした。
ちなみに、一応ノーマルのクリアまでプレイした僕ではあるが、最後の最後までわからなかったのが、
戦車のガソリン
なるアイテム。弾薬(AMMO)として手に入るのだけど、正直この作りで戦車が出るとも思いにくいのだが、、、
あまりに気になったので、
なんと、
今この、
わずか
数行の間に、
「3時間半掛けてハードをクリアしてました!」
よくわからない。昨日4時間掛けてノーマルを一気にクリアしただけでは飽きたらず、翌日ハードまで一気にクリアしてしまうという、、、。
ちなみにハードは、30面まであるということの他に、
ノーマルでは出なかった武器が出る
というご褒美があり、これがかなりのモチベーターに。っていうかガソリン、
チェーンソーと火炎放射器の燃料でしたっ!
でもクリアしてまたももう一つ別の謎のアイテムが、、、。このゲームは武器種別に弾薬を用意しなければならないのだけど、
・緑 アサルトライフル。つかマシンガン。 1発は弱いが秒間連射力があり、DPSは概ね高め。リーチはやや短め。
・橙 ショットガン 上下の範囲が広く、貫通力があり、リーチもボチボチある。初期状態からの装備であったが、ハードクリア時には最強の武器の名を欲しいままにした。基本弾薬は温存。
・水色 ハンドガンもしくはライフル。弾は同じモノを使うが、前者は貫通力があり、後者は1発の威力が高い。どちらもリーチは長めだが、ぶっちゃけ連射力が弱く、範囲も狭いので、ショットガンのほぼ下位互換。特に「倒さずに逃げちゃお」という時に囲まれると、全然周りの敵を倒せないので一瞬で死ねる。でも逆に言えば終盤温存しないで気楽に使えたので、使用率自体は高かったかも。
・黄色 先ほどのチェーンソーと火炎放射器。前者はリーチが極端に短い(MELEE並)し、貫通力もないが、DPSはかなり高め。でもまぁ趣味武器。後者はリーチが「短いサブマシンガンの半分くらい(チェーンソーの2.5倍くらい?)」で、100%貫通するが、威力がやや弱い。ただ、
使っていて楽しい武器。
そりゃそうだ。ハード30面で初めて出てきたんだもの。そして、
・紫 「FLAREGUN」という名称で、スペックは、、、ついでなのでハードクリア時の僕が持っていた武器も書いておく。つかこのゲームをやる予定の人は、読まない方が絶対いいと思うけど、まぁ書いておく
※DM:一発のダメージ RNG:リーチ FIRE RATE(RATE):秒間発射数 PENETRATION(PENE):貫通力
●紫 FLAREGUN DM 10 RNG 1280 RATE 1.25 PENE 0
●緑 BURTON ASSAULT RIFLE DM 16 RNG 840 RATE 15 PENE 76
●橙 QUAD BARRELLED SHOTGUN DM 264 RNG 762 RATE 1 PENE 64
●水 FOSTER RIFLE DM 63 RNG 900 RATE 1.5 PENE 80
●黄 FLAMETHROWER DM 7 RNG 275 RATE 30 PENE 100
はっきり言ってクワッドバレルドショットガンの威力が壊れてる。っていうかノーマルではこれがなかったので堅い雑魚を殲滅するのがかなり辛かった。っていうか、
ノーマルではいつどんな敵が出てくるかヒヤヒヤしながらプレイしていたので、ほとんどラストギリギリまで全ての弾を温存してMELEE中心で戦ってた。
だから最終的にかなりの数の弾薬が余ってしまったわけだけど、まぁしょうがない。いつどんな状況で苦しくなるかわからないんだから。
でも、それを踏まえた上でのハードは、折り返し地点を過ぎた辺りから、かなり派手に弾薬を消費しながら気持ちよくプレイ出来た。っていうか、
面の最初から最後まで気持ちよく撃っていくと、たぶん絶対に弾薬は足りなくなる。
なので、序盤コストを払って上げるパラメータは、
間違いなくMELEEだと思う。
それもレベル4(MAX)まで上げる。なぜなら、通常攻撃だと「5」しか与えられないのが、レベルを1つ上げるだけで「10」もう一つ上げて「15」そして最後は「25」になる。レベルを3つ上げるだけでダメージが5倍になってしまうという強烈な効果。序盤弾薬を気持ちよく使っちゃうと、何にしても終盤で絶対足りなくなるので、とにもかくにも近接攻撃が主体になるのだ。なぜなら、
弾薬には限りがあるから。
店で買う以外の入手経路はないのだけど、その店の在庫に限りがある。回復薬や銃も同様。なので、とにかく薬を使わず、弾も使わずにお金を貯め、1発の重みを上げていく。ちなみに前述のパラメータアップには、、、
・HP 初期値100 200 300 400。ぶっちゃけ一番しょぼい回復薬の回復量が50で、それ以外の回復方法がない=一切上げなくても、大丈夫とも言える。一撃で死ぬような強烈な攻撃はなく、
※確認した中で一番痛かったもので45。これはノーマルでもハードでも同じ。ちなみに敵のHPも、ノーマル~ハーデストで違いはない。
優先順位はやや低め。最初の1つで倍になるので、それでしばらく大丈夫。
・武器攻撃 パラメータは見えない。序盤はMELEEオンリーなので、ほとんど上げなくて良い。
・移動速度 これもパラメータでは見えないが、レベル3から4になると一気に速くなる。優先順位3位。
・近接攻撃 前述の攻撃5 10 15 25。最優先で上げる。
・所持重量 弾薬を除くアイテムには全て重さがあり、この数値を超えると足が遅くなる。超えれば超えるほど重くなるので、試しに銃器を大量買いしてみたら、
動いてる?
みたいなレベルに。これはこれで愉快。パラメータの上昇は初期値100 150 200 250。ノーマルの時は余裕だったが、ハードではあまりにも丁寧なプレイが災いして、90個以上の回復薬=90の重量枠を取られることになり、結構やりくりが面倒だった。つかぶっちゃけそんなに回復薬はいらなかったな。石橋プレイだと。
一気にマックスまで上げる必要はないが、2つくらいは序盤で上げておくと、精神的に余裕が出来る。
・魅力 表記はカリスマじゃないけど、要は買う時安くなり、売るとき高くなる。当然初期に上げた方がメリットが大きいので、優先順位は2位となる。買う時の効果は1レベルあたり5%ほどで、さほど大きくないが、売るときの価格は爆発的に上がるのでメリットはある。
・ラック 文字通り運。たぶんクリティカルの頻度が上がるだけだと思う。
ノーマルクリアまでには、いろんな紆余曲折があったけど、わからないながらも進めていく楽しさがあったのは事実。囲まれて薬をガブ飲みしたり、弾薬が切れそうになって泣きそうになったのも今となっては良い思い出。
レベルはないが、よく考えればこのシステムはダークソウルのものと同じ。マップ中で武器が手に入ることもあるし、ショップに強い武器が並ぶこともある。それほどシビアには作られていないので、スゲェ強力なクアッドバレルドも、
普通に複数手に入ったりしたりもする。
が、この辺りはたぶんランダムなので、プレイによっては手に入らないと言うこともあるかも知れない。
ちなみにショップの価格にも店ごとの違いがあり、初期の頃の「パラメータ上げ代」も、その店の方針に準ずるので、少しでも安い店で極力パラメータを上げてしまいたい。具体的には、カリスマLV4でLV1→LV2が610円くらいにまで下がるので、その店でそこそこ仕上げたいという感じかな。
あと、以前「どこまででも戻れる」と書いたような気がするけど、今回ググッと戻ろうとしたら、3エリアくらいで「こっから先は危険だからもう戻れないぜ。とっととけぇんな」と言われ、最安値の店に行けなくなった。買う時は思い切って買おう。っていうか、パラメータを上げきったあとは、もう弾薬と薬以外ほとんど買う物がないくらいになるので、
※手榴弾などの消費武器は、使うボタンが増える、リーチを考えるのが面倒という理由だけで、一度も使わなかった。つか冷静に考えたら結構強かったのかも知れないが、いかんせん手に入る数が少なく、価格も高かったんだよね。特に「欲しい時」は。
お金稼ぎはパラメータマックスまで。
って感じかな。ちなみに銃の値段は高くても2000円程度で、もっと言うと「高い方が強いとは限らない」。これも、中盤以降、見つかっても弱いものは拾わなくなる。かなりの財源にはなるが、4万も5万も持っていたら、ぶっちゃけ全ての店で弾薬と回復薬を回続けていても、ほぼなくなることはない。
何カ所かのマップではボスが出てくるが、ぶっちゃけ主人公と同じ大きさな上にそれほど特殊な攻撃をしてくるわけじゃない。っていうか、
白いTシャツを着たゾンビと、口からよだれを吐いてる軍服ゾンビの2体以外は、ほんとんど飛び道具がない。
この2体が画面に出たら、軸線を合わせないようにして極力早く殲滅する。これがこのゲームで最も重要にして楽しいところでもある。
←ちなみにこいつがラスボス。つかこいつ、ビックリするよ!?いい?なんと!この人!
最初から柱に引っかかったまま動けなくなってた!
そのまま撃って倒して、あとは雑魚掃除して終了!さすがデッピィ。最後は気楽にあっさり終わらせてくれた。っていうか、ちょっと本気の攻撃が見てみたかった気もするけど。
音楽は普通。でも耳慣れると嫌いじゃない。レスポンスは、さすがにこれだけレトロっぽいグラフィックを使っているだけあって快適。逃げまくりながら画面内に200匹くらい(体感)ゾンビが溢れてしまっても、処理落ちすることはない。
※が、何気ない場所で一回だけ、7時間半遊んで一回だけ、瞬間移動したことがあった。
とにかく、120円なのである。地味に近接攻撃で倒して行くのも、「これが明日の糧になる」と思えば結構楽しい。派手に重火器をぶっ放しながら進んで追い詰められるより、地味に稼いでニンマリしたいのである。そして、
デッドピクセルはそれが出来る。
武器のグラフィックはさほど変わらない。キャラにはダッシュもないし、緊急回避もない。大きいどころか、「主人公と違うサイズのキャラが1体もいない」。
それでも十分面白い。
評価は★★★★☆。ゲームではかなり久々だと思う9点!っていうか昨夜までは8点だったけど、ハードまでこれほど十分に楽しめるとは思わなかった。誰かひとりでもプレイしてくれる人がいたら嬉しいな~。まぁ洋ゲーで英語だし、あくまでレトロ志向であることは否めないけど。
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