360インディーズゲーム~その後~
※ディアブロ始めちゃったので先送りにしてしまってた話題。まぁ鮮度も問われなければニーズもなかろうとほったらかしてたけど、幾ばくかの人生を割いたことは事実なので、やや触れてみる。
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インディーズゲームじゃないけど、エンスレイブドが近所のゲオで1480円で売ってて、買おうかスゲェ迷ったけど結局止めた。まぁディアブロの開始日だったし、結果的に衝動を抑えることが出来てよかったなって思ったけど。
でもその前に悩みに悩んで3本のインディーズゲーム(各80MSP計360円相当)をレジスト。前回「たぶん買う」って言ってたものだけど、まぁ安いし、体験版をプレイした時点で既に120円分は楽しませてもらっていたし。
●ABAN HAWKINS & THE 1000 PIKES
●ESCAPE GOAT
●CURSED LOOT
この3本の中でエスケープゴートだけはまだプレイしていない。っていうか他の2本だけでも十分過ぎるほど楽しめたので、先日のデッドピクセルズと合わせて、
80MSPタイトルの四天王
と呼ばせてもらおうと思う。ええもちろん僕個人で、ですけど。
●CURSED LOOT
「リアルタイムのローグライク」と称していて、セーブが出来たら、、、と書いていたのだけど、ぶっちゃけ普通にセーブも出来たし、ロードも出来た。
※中断じゃなかった。
体験版だけでわからなかった点としては、最初に選ぶ職業ごとに使えるスキル(魔法)があり、例えばバーバリアンはグルグル回転するフレンジーが使えたり、自律で攻撃してくれるポッドを召還したり、氷魔法で一時的に動きを止めたり、相手を毒にしたり、、、みたいなのがあったのだけど、
レベルで取得するポイントを割くことで普通に全てのスキルを覚えることが出来た。
っていうか、ABXYにそれぞれ割り振ってあるので、
まずは各1レベルずつ覚えるのが基本っぽい。
ポッドを召還し、凍らせ、毒させたあとフレンジー。MPはないがクールタイムはある。つかイージーで始めたので、時間で体力も回復する、、、かと思えばこれもスキルポイントで効果を上げることができ、この点は空腹の概念はないけど、回復手段はあるという作り。ちなみに僕はその自動回復のスキルをマックスまで上げたのだけど、
他のスキルの意味がよくわからなかったから。
この点だけがちょっと心残りというか、残念なところ。
スキルとは別にパラメータもレベルアップ時にポイント貰って割り振るスタイルなのだけど、こちらは割とわかりやすく、DMGは攻撃力、DEFは防御力、DEXは最初わからなかったけど、終盤はたと気付いてたぶん「移動速度」。そしてLCKはクリティカル率。
腹減りがない代わりに、明るさのパラメータがあり、オイルを使わないと画面が暗くなっていく。でも最も暗い状態でも敵をみることは出来るし、オイルも適度に手に入る。もっと言うと回復薬もお手軽に買えるし、威力も大きいので、周囲を取り囲まれたりしなければよほど何とかなる。前回書いたけど、上の階へ戻ることも出来るので、いざとなれば薬を買いに戻ることも出来る。
※モンスターは無限湧きだが、回復薬の店在庫も無限なので、それほど困らない。
ただ、困ったのは途中出てくるささやかなイベントプレートの選択で、武器が呪われてしまった時。要は攻撃力の低い武器を使い続けなければならないわけで、解呪のスクロールが実に20階以上にわたって手に入らないという切ない状況だった。
※ちなみに全50階。
まぁ解呪した直後に強さが実感出来るほど緻密な作りでもなかったんだけどさ。
ささやかなメリハリイベントとしては、ところどころにスロットマシンがあってお金を増やしたり減らしたり出来たり、
※ぶっちゃけ勝率がそんなによくないので、かなり序盤からやるのを止めた。
横スクロールサイドビューのジャンプアクションボーナス面になったり。
この面は、要はお金を取りながら落ちないようにジャンプで右へ右へ進んで行くだけ。クリアはなく、必ず落ちて終わる。落ちたら次の階へ行くだけというシンプルなものなのだけど、どんどん速度が加速し、足場が小さくなり、それとともに手に入るお金の金額もガンガン高額になっていく、なかなか良く出来たミニゲーム。つっても何回もやってるとじきに飽きるけど。見た目は一切変わらないし。
正直イージーは50階じゃなくてよくね?って思った。ぶっちゃけ冗長で、クリアする前にもうかなりお腹いっぱいになれる。
※2時間弱でクリアはしたけど。
大型のモンスターがいるわけでもなく、特に強力な武器があるわけでもない。プレイフィール的には、「劣化ガントレット」って感じで、トルネコっぽいシステム以上に、ダラダラっとした展開が印象深かった。
損したとは思わないが、そこまでやっての感想は、さほどでもないって感じかな。っていうか、「どうしても先が見たかった」という衝動に120円という対価を払ったと思えば、何ら惜しくはないのだ。いやホント。
●アバンホーキンス&1000パイクス
実は日本製&日本語で、作りはかなりデリケートなアクションゲーム。最初「アクションパズル」かと思ったけど、いやいやどうして、純度の高いサイドビューアクションゲームだった。
作っている8ビットファナティクスという会社は、その筋では結構有名な会社のようで、作りもかなりきちんとしていて、前述のカースドルートとは一線を画する出来。
とにかく各面のトラップが良く出来ていて、本気で死にまくれるし、冗長過ぎない面の長さが、かなり本気になれる。
1ステージに6面あり、6面目はただアイテムを取るだけのインターミッションなので、実質5面。それが全部でたぶん5面。ステージ1をクリアしたら50機増えて、2をクリアしたら100機増えたので、合計で1500機くらいを使って全30面をクリアする感じになると思われる。
※1面あたり50機死ねる計算。まぁインターミッションも入ってるから実際はもう少し死ねるか。
・公式
http://8bits.nukimi.com/1000s/
移動速度はそこそこ速く、高さの違う2種類のジャンプも、慣れれば普通に使い分けられる。グラフィックは、「MSXのグラディウス2をスーファミに移植したような手触り」という回りくどいが伝わる方にはそれで伝わるんじゃないかという見た目で、まぁコナミライク。
似たゲームがありそうでないのは、ちょっと不思議なくらい。見た目の安定感が高く、前述の公式で動画を見て「面白そう」と思った人は、
絶対裏切られないタイプのゲーム
だと思う。正直長男はもうこの手のゲームをやらなくなっちゃって、ひとりで寂しくプレイしたのが残念だけど、自分が中学生とか、あとひとり暮らししてた頃だったら、友達と一緒に一晩徹夜して遊んだりすると絶対面白いだろうなって思った。「10機交替ね~」とか言いながら死にまくって笑うみたいな。
ワナはもうこれでもかというくらい絶妙なところに仕掛けられていて、「だよね~」とか「ですよね~」とか言いまくり。つか独り言が多くなるタイプ。油断しまくるタイプ。
残機は最初1000機あるんだけど、それを使い尽くしたら当然一番最初からやり直しになる。
※ある意味セーブとも言えるけど、途中で抜けると「そのステージの最初からやり直しになるので注意」みたいな説明もあったので、もしかしたら1-3までクリアしても、電源を落としたら1-1からやり直しになるのかも知れないと思って、
死ぬ気で2-6までクリアした。
もう心はズタボロに折れまくってたけど。
ただ、つまらなかったわけでは決してなくて、たぶん2回目(1000機使い尽くしちゃったあとリトライした際)にはもっとずっと死なずにいける自信がある。っていうか、初見殺しのワナだらけなので、そう言う意味で、
2回目こそ本番なのかも、と思う。
1回目の1000機ではクリアできないようにチューンしてる、みたいな。
正直ホントに良く出来たいいゲームなので、評価は★★★★くらいあげちゃう。っていうか、360にしかないのが凄く勿体ないゲームで、スペック的な問題も低かろうと思うから、ホントは3DSやVitaにも移植されたらいいのにって思う。100円は言い過ぎだけど、200円でも十分過ぎるくらいオススメ出来るっていうか、DSiウェアとかの200円ソフトと比べたら、
前田敦子と白鳥久美子くらい違う。
・・・書いてから思ったけど、僕は冷静に考えたら二人とも同じくらい好きなんだよな。っていうか「同じくらいどうでもいい」とも言えるけど。
プレイ出来る人は少ないと思うけど、360持ってたらぜひやって欲しい。でもって大量に死にまくって「だよね~」とか「わかってるって、わかってるんだよ!」とか「オレ、学習しろ」とか言って欲しい。でもって「集中力が欠けてきた。集中しろ、集中」とかゲームなのに真剣になっちゃって欲しい。
これは、そういうゲーム。
オススメ。
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エスケープゴートはまたの機会に。っていうか、1000パイクス、クリアまで遊びたいな~。奇跡的に娘の友達でレトロゲーが好きでかわいい女の子が泊まりで遊びに来てくれて、一緒にクリアまで遊んでくれたりしないだろうか。
それだと120円じゃなくて、12000円くらい価値があるゲームになるな。
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