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2012年7月11日 (水)

思い出のアニメ~戦闘メカザブングル~

正直言うと僕はガンダムよりザブングルの方が、

 はるかに好きである。

ガンダムはそのムーブメントの大きさから、好むと好まざるとに関わらず「ハマることを余儀なくされた」感が、少なくとも僕の中にはあったが、

 ザブングルは掛け値無しに大好きだった。

今日は少しその話をする。

ザブングルはガンダムが終わってトライダーG7、ダイオージャと来て2年ぶりの富野作品だが、そのコンセプトには当時「好き勝手やる」というのが見られたように思う。ロボットは特別な存在じゃなく、壊れるし誰でも操縦(運転)出来る。コミカルだけど馴染みのない西部劇という舞台。僕が大好きなED「乾いた大地」にも何かエピソードがあった気がするけど、それはスッキリ忘れた。

正直ガンダムの話は暗い。政治とかあんまよくわからないし、本放送から見てはいたが、最終話近辺はリアルタイムではスルーしてた気がする。メカに関しても、「とりあえず子供なのでフックはする」が、最初から「シャアザク超カッケー」ってわけではなかった。

というか、

ザブングルも、アニメに関しては、アニメに登場するメカ描写に関しては、さほどフックしたわけではない。実際の建機に通じる操縦系や乗っている人が見えるコクピット、明らかにゴムを感じさせるタイヤや、ワイパー、「手」ではないロボットハンド。それらは、、、

 DNAに刻まれた幼少期の記憶を揺さぶる「プラモ」のデザイン。

ダッカーにしてもクラブにしても、劇中ではさしたる活躍はない。というか、一部の「A級ヘビーメタル」以外は、デッサンも狂いまくってるし、線もはしょられまくってる。

でも、放送終了後2年経過してなお加速していくガンダムのプラモ作例の、そのリアル化路線には、「ザブングルプラモ」が思いっきりシンクロした。

覚えている人もいるかとは思うけど、当時コミックボンボンに載っていた「ギャロップタイプ」の超絶作例。ティッシュを使ったカバーや、針金細工かと思わせる細かなヒンジ、実際の建機っぽい汚しやキズの塗装に、「マジで動かせそう」なコクピット。

 震えたね。

「眼」のない、「指」のない、「頭」すらない不格好なウォーカーマシン(WM)。油とススと砂埃にまみれ、金属のこすれ合う音が聞こえてきそうな「メカ」。

 リアルってこういうののことだろ。

ガンダムがリアル?笑わせるぜ。あの形でまともに動けるわけがないだろ。
※嫌な子供の典型。

正直主人公メカのザブングルと、母艦であるアイアンギアーのデザインだけは、

 全くフックしなかった

けど、周りに登場する、、、いや、登場した記憶がない、登場してなかったとしても何ら問題ないWMのプラモ、そのパッケージアート。

 全てがイカしてた。

車のプラモを通ってこなかった僕には、カプリコの「ヘッドライトっぽいパーツ」がかっこよかった。800円くらいなのにバカデカイボリュームで、かつプロポーションも(当時は)バツグンだったガラパゴス。関節部分のギアっぽいディティールにウットリした。クラブ、トラッド11、ギャロップは値段も安かったけど、ザブングルを語るには外せない3台。映画の前売り券のおまけでもらった「銀メッキのトラッド11」が 初めて見たメッキプラモだった。

ウォーカーギャリアのデザインもよかった。上手い例えが思い浮かばないけど、あの色。
 泥や砂汚れが凄く似合う。

変形はシンプルだけど、説得力があったし、コクピットもガラス&ワイパーなのにかっこいい不思議。あれだけデカイファンがあれば確かに飛びそうだと思った上半身。ヒーローメカなのにズングリしてて、水陸両用MSが好きな僕にもジャストミート。

ドランもよかった。ショベルカーのようなアーム、飛べそうなファン、なんつかこの頃は「かっこいい」と感じるツボが変わってきてたんだよね。ビグザムとかツヴァークとか、グレートマジンガーがこの世で一番かっこいいメカだと思ってた頃見ても、絶対フックしなかったと思うし。

 まぁブラッカリィは何歳の僕にでもジャストミートのかっこよさだったけど。

なんであんなにかっこいいメカが存在しちゃうの?ってくらいかっこよかったな。っていうかジオングもオージもズワースもかっこよかったけどさ。

でも、ザブングルが好きなのはメカだけじゃない。

丸顔の主人公ジロンが、

 なぜかモテまくる。

なんてツボ。なんて最高な展開。ラブコメ大好きで当時サンデーのさよなら三角にゾッコン(死語)で首ったけ(死語)だった僕に、見事にフィット。正直ラグはかわいいとは言えなかったけど、性格的にはエルチともども、

 ツンデレと言って問題ないレベル。

で、思えば僕のツンデレ好きはここから始まったのかも知れないいや、ここから始まったと断言出来る。

親の敵討ちをベースにした展開ではあるものの、悪役ティンプのキャラがあまりにも最高過ぎて、全くドロドロはしなかったし、僕の嫌いな「嫌なヤツ」がほとんど出てきた記憶がないのもいい。TARAKOや古川登志夫、島津冴子など、声優陣も僕が好きな人が多かったし、湖川友謙(作監・キャラデザ)の良さが最高に発揮されてたと思う。

 そして歌。

主題歌こそ旧態依然とした子供アニメソングでありつつも、力強い串田アキラの声。EDの歌詞、挿入歌のHEY YOUは、もう好き過ぎてシングルレコードの発売日の日に走って近所のレコード屋に行ったくらい。あの歌ほど「西部劇に似合うアニソン」はないんじゃないかと今でも思う。なんか音がいい感じに乾いてるんだよね。

劇場版ではEDがカップリングの忘れ草になっちゃったけど、エルチとのキスシーンの雰囲気が全然変わって、なかなか良かった。劇場版の主題歌の「GET IT」も好きだった、、っていうか、MIOは最高だったんだよな。

・・・

 メカ、キャラ、ストーリー、主題歌

父親に「何とかザブングルの放送中にビデオを買って欲しい」って懇願したのもいい思い出。
※再放送には間に合ったけど。

今見るとそれほどでもないかも知れないけど、当時の僕にとっては、間違いなく★★★★★のアニメでしたよ(^^。つかオストリッチタイプもよかったよな。ガチで建機で。

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コメント

懐かしいですね。もう一度見返したいアニメのひとつです。

自分の場合、ガンダム以降は
ダグラム → ボトムズ → ゴーグ という流れ(暗い方(笑)、もしくは「タカラ」がスポンサー)だった事もあり、ザブングルも見てたハズなのですが、ちゃんと見てなかったのかストーリーをほとんど覚えていないので、なおさらもう一度見たいです。

主役メカに関しては、おもちゃにして売らなければならない大人の事情というやつですね。それ以外のメカは、デザイナーさんがわりと自由にデザインできたので魅力的だったのではないでしょうか。

(今、調べてみたら、バンダイチャンネルの月額見放題のラインナップの中にあった!これは見るしかないですな。)

投稿: nao | 2012年7月12日 (木) 01時27分

>島津冴子など

当時、「アニメトピア」なんて聞いていました?
ふと、どこかにアップされてないかと思ったら…
ニコニコ動画にザブングルの劇場版公開時に冨野監督がゲストに来た回が!
今、感動しながら聞いております。

投稿: nao | 2012年7月12日 (木) 01時58分

どもですnaoさん、クリスです毎度。昔のアニメは今見ると作画が崩れてるところとか結構多いので、「見返したいと思ってる」、で止めておいた方がいいかも。少なくとも自分は、1話を見てそう思いました(^^;。
※見返してなお良さが目減りしてなかったのは、出崎作品とニルスくらいですかねぇ。ゴーグも大好きですが、最初の数話でお腹いっぱいになってしまいました。作画は崩れてないんですけどね。

自分ダグラムはどうも深くはまらなかったんですよね~。プラモはそこそこ買いましたが、それでも他のと比べると極端に少なくて、
※それでもデザートガンナーのかっこよさは異常だと思いますけど(^^
話も全く覚えていません。
※ガリアンも同様

ただ、ボトムズは大好きでしたね。話も好きだったし、
※フィオナだと思って開けたらイプシロンだったシーンありましたよね?あの時のキリコの落胆を思うと、、、(^^;
メカ的にも大好きでした。プラモが「設定よりかっこいいプロポーション」で立体化されたのも好きでしたね。手も大きかったですし。

ザブングルの頃はまだクローバーがトイを作っていた記憶がありますね。完全にバンダイに移行していたなら、きっともっとまともなデザインで作らせた、、、というか途中で移行したからギャリアが出来たのかも知れません。惜しむらくは、1/144のプラモのプロポーションと、1/100の「二十年以上の先送り」ですけど(^^;。

アニメトピアは聞いてなかったですねぇ。というか自分ラジオはホント「上手く聞けなかった」感じ、っていうかそれって今と同じかも(^^;。ご紹介戴いたヤツも聞いてみましたが、正直時代錯誤感が出てしまって、素直に楽しめませんでした。島津&田中ペアの安定感はいいな~と思いましたが、富野監督は、

 結構以前から「しゃべりが下手な人」って感じ

で、今回も「ああこの頃から・・・」って印象でした(^^;。

余談ですが島津&田中ペアの声を聞いて最初に思い浮かんだのは、しのぶ、竜之介ですね。っていうか僕の中でうる星やつらは、史上最高の声優が揃ってるアニメです。

投稿: クリス | 2012年7月19日 (木) 13時52分

はじめまして、検索から流れてきました。

そういえばコミックボンボン模型のページがありましたね~思い出しました。

ザブングルは富野監督の”旬”の時期の最後の作品かなって気がします。
ホントに魅力にあふれてますよね。

自分は11話の”追いかけて、追いかけて”が大好きなんです、ほぼ1話まるごとジロンがただティンプを追い掛け回している話で内容がない!!でもおもしろい!

こういうのがこの作品の魅力なんだとも思いますね。

ではまた遊びに来ます~

投稿: tinami | 2012年7月29日 (日) 12時36分

はじめましてtinamiさん、クリスです。コメントどもです。

年齢的にも時代背景的にも富野監督のセンスが丁度フィットしてた頃かも知れませんね。

仰るお話、「追いかけて、追いかけて」、ありましたねーー!!

 内容を全く覚えてないんですが、そのサブタイトルの回が
スゲェ面白かったことだけは覚えています!

とにかく当時はティンプが好きで好きで仕方なかったですね。
今とにかく「嫌な悪役」が大嫌いなのも、ティンプのように、

 愛すべき悪役

も、「あっていい」んだってことを知ったからのような気がします。

銀河万丈さんの声もよかったですよね~。

気が向いたらまた覗きに来て下さいませ。

投稿: クリス | 2012年7月29日 (日) 23時18分

クリスさんはじめまして。

ザブングル良かったですよね~!!同好の士がここにもいましたって感じで懐かしく、嬉しい限りです。

あとにも先にもあんなにハマったアニメはありませんでした。どっちかって言うとメインキャラがアイアンギアーで逃げまくる前半のドタバタ逃避行が好きでした。

「嫌なヤツ」がいなかったっていうのも、そう言われてみるとわかる気がします。ティンプもホーラも憎めないキャラでしたし。個人的にはゲラバが好きでした。

数年前モデルグラフィックス(模型誌)で特集が組まれてから居ても立ってもいられなくなり、バンダイさんから再販されたプラモ群を買いあさってしまいました。(まだ未組立てですが)

ではまた、遊びに来ま~す

投稿: buluegale | 2012年9月 7日 (金) 22時12分

はじめましてbuluegaleさん、クリスです。コメントどもです。

今見ると結構自分の嗜好が変わってる部分があったりして、ちょっと残念な気持ちになったりもしますが、当時はスタッフ全員が好きでしたね。キャラ(見た目も性格も)、声、デザイン、世界観、銀河万丈さんのナレーションも好きでしたし、お気楽なんだけど、パロディとか、手抜きじゃなくて、

 本気でおちゃらけやってた感じ

が凄く好きでした。ある意味うる星やつらにも通じるかな、とも思いますが、当時の僕は、凄くアニメに対して真剣でしたし、情熱的でもあったので、こういう、

 本気度が高い作品

に対して真摯に向き合ってたんですよね。まぁ実際は単に僕がそう思いたかっただけなのかも知れませんけど。

プラモは、どうでしょう。当時のものはたぶんアイアンギアー以外全て買ったと思いますが、一番好きだったのはプロメウスかな。いや、オストリッチも巨大な建機って感じで汚し塗装が楽しかったし、クラブのフロントガラス部分に使われた塩ビ版もテンションが上がった気がします。

最近プラモ作らなくなっちゃって、結局当時あれほど欲しかったギャリア1/100も買ってないんですよね。エルガイムMKIIともども心残り。でも塗らずに作るのは絶対嫌なので、結局スルーって感じになっちゃってるんですよ。

ゲームの話題の多いブログですが、同世代の方ならフックするネタもあると思います。
※とりあえず左のリンクの中のイントロクイズとか(アニメ版)。
レスは遅いけど、荒しやガイジン以外は100%しますので、また来てやって下さい(^^。

投稿: クリス | 2012年9月11日 (火) 02時22分

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