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2012年9月18日 (火)

アベンジャーズ

まず感想より何より、「明日見に行く予定」をキッチリ実行出来た自分を褒めてやりたい。歳を取るとホント「行っても行かなくてもいい予定」が、負に傾くことが多くなるんですよ皆さん。コンサートや先方の予定が詰めてるわけでもなく、同行者がいるわけでも前売り券を買っているわけでもない映画など、優先順位としてはかなり低いわけです。ましてや公開初日をスルーしてしまって、あまつさえ、

 3Dじゃない吹き替えで、296席の中規模映画館に僕ひとりという状況。

最初から最後まで誰ひとり来ることなく、それでも指定席で、ついつい前の方に席を取ったらこれが前過ぎて、

 イッコ後ろに移動しちゃダメかな~

って始まるまでずっと思い続けてるという・・・。まぁ始まってからは全然気にならなかったんですけどね、

 距離に関しては。

気になったのはむしろ、

 16:9のスクリーン比。

最近の洋画ってみんなこうだったかぁ!?って感じ。もっと横長のシネスコサイズじゃなかったか?これではなんだか、

 テレビ見てるようじゃない?

まぁそう思ったのは僕だけだと思うけど。

 だって僕しかいなかったからね!

アベンジャーズは、マーブルヒーローのアイアンマン、ハルク、キャプテンアメリカ、マイティソーをセットにして、ブラックウィドウとホークアイをまぶした、言わばお祭り映画だ。仮面ライダー大集合やウルトラ兄弟勢揃いみたいな贅沢なメンツを、元の作品とほぼ同じキャストでお送りする、まぁ何とも、

 男の子心をくすぐる仕様。

ただまぁそれは見る前からわかっていたことで、実際見てどうだったのかを、あくまで僕なりの視点で書く。ソーの時もそうだったけど、

 スゲェ面白かった人にしてみると、温度差があると思う。

まず、決してつまらなかったわけではない。あ、以下ネタバレ含みまくりね。どうせ見てる人は(ヘタしたら何度も)見てるだろうし、気にせず書いちゃいますが、

お金は掛かってるし、テンポにイラっとする場面もほぼなく、
※一カ所だけあったけど失念。
派手な絵作りは、CMに偽りなし。スカーレット・ヨハンソンは美人過ぎて素でウットリしちゃったし、これだけのスケールの映画をよくもまぁ上手くまとめたなぁと思ったりもしましたが、

 不満も多い。

以下感じた違和感を列挙。同意出来るかどうかはわかりませんが、、、

・デカい戦艦のビジュアルイメージがトランスフォーマーのヘビみたいなのとソックリ過ぎ。でも弱すぎ。街を破壊するのに特別な武器が一切無く、ただ雑魚を吐き出して悠々と飛ぶだけという「オマエ何しに来たんだよ」って感じで、「(トランスフォーマーで既に)見たことがあるヤツが何にもしない(空飛ぶ程度)で、どうして危機感を抱けるんだよ」って思った。

・ホークアイの攻撃がしょぼい。というか、弓の派手な攻撃は、「ジャイアントロボジアニメーション」と「ロードオブザリング」で既に最高級の物が描かれてしまっているだけに、「ここであえて弓を持ってくる」という時点で既に僕の期待はかなりのもの
※ましてや大好きなジェレミー・レナーだし!
に高まってしまっていたにも関わらず、

 コレだ!という攻撃、一切なし!

まぁ敵方に洗脳されちゃう役で、あまりに強すぎるのもどうかとも思うけど、それでも「味方に戻ってからのが100倍スゲェ!」を期待したのに見事に裏切られ。(ルパンの)次元じゃないけど、

 「今度の弾(矢)はひと味違うぜ!?」

みたいな派手な攻撃が「凄く」欲しかった。ある意味一番ガッカリしたのが彼かも。

・敵兵が弱すぎ&少なすぎ

惑星間を超えてやって来た宇宙人のくせに、なんだろこのひ弱さは。これだけ弱いんだったら、数で何とかすりゃいいとも思うのだけど、

 肝心のヒーローが弱すぎ&少な過ぎて、ソレやられちゃったらにっちもさっちもいかないというジレンマ

あの空に空いた穴は、まんまマトリックスレボリューションの穴を想起させたにも関わらず、出てきた敵は、

 ふりかけよりも低密度で、スターシップトゥルーパーズの虫よりも貧弱。

エイリアン並に強くあれ、とは言わないけど、あれじゃあショッカーの戦闘員並だよ。

 強いヒーローってのは、強い敵を倒して初めて「強い」って認識すると思うのだけど、

違うのかな。あれじゃあ「銃さえあれば一般のアメリカ人にも相当数倒せる」と思った。
スカウターで言えば「6」くらいか。

・ロキが相変わらず魅力なし

ソーが善人過ぎるから、相対的にロキが悪いヤツに見えるけど、実際の話、

 この人、ほとんど殺してない。

一般人相手に「ひれ伏せ」って、、、マイティ・ソーに出てきた民衆のシーンを思い返すと、「たかがこれっぽっちの、それもアリ呼ばわりした地球人にひれ伏させる」その神経がわからない。僕らがアリに向かって、

 「我にひれ伏せ」

って言って、その中の1匹が反論(かみついてきたり)した場合、のんびり話を聞くかね。ホントに強いなら、そもそも単身乗り込んでくるのもなんだか違和感があるし、前作の最後で宇宙の奈落に落ちたのに、普通に何のエピソードもなく地球に来てたり、、、。

なんだろね。

で、コイツが今回の親玉かと思うと、ホント片腹痛い。最後に殺さないのは次に繋げる為に仕方ないんだろうと思うけど、

 またピーチ姫よろしく四次元キューブ奪われちゃうぞ!

・ハルクの派手なツンデレぶりも違和感

前半の変身では姫(スカーレット・ヨハンソン)を殺さんとばかりに我を忘れて追いかけてきてるのに、何で終盤は普通に会話出来るわけ?ドラゴンボールの大猿化した悟飯みたいに、「一瞬でも我に返るきっかけ」が欲しかった。

なんつか全体的に(詰め込みたい要素が多すぎるのはわかるけど)説明不足のご都合主義的展開が鼻につく。というか「鼻につくタイプのご都合主義が多い」。姫とジェレミーの過去なんて掘り下げるヒマがあったら、もっと見せるべきシーンがあったんじゃないかと思ったし、キャップのカードが胸ポケットじゃなくロッカーにあったエピソードとか、、、いらんだろ。それよりソーが地球に来るエピソードとか、
※特に今回は彼の転送シーケンスがキーになってるわけだし。
ナタリーとの絡みとかのが欲しかったわ。お金掛かるんだろうけど。

・姫のイス格闘シーン、、、

 これってどう見てもチャーリーズエンジェルのドリュー・バリモアでしょ。

誰が何と言ってもそう見える。そうとしか見えない。どれもこれもパクリの積み重ねか。これほどのビッグバジェットタイトルなのに。いくらかっこいい立ち回りを見せられても、これじゃ姫がかわいそう。

・音楽

 心に残るメロディは一切なし。パイレーツオブカリビアン、ハリーポッター、シドバッドなどとは比べるべくもない。まぁ一連のマーブル作品はどれもBGMが大したことなかったから、期待もしてなかったけど。

-------

当たり前の話、ウルトラマンと仮面ライダーは一緒に戦えないと思うわけですよ。スーパーロボット大戦だってゲームの中だから縮尺抜きで、数字上のダメージだけに出来るから成立するのであって、冷静に考えたらイデオンとスコープドッグが同じ敵を相手に戦うのがどれほど滑稽なことか。

そう言う意味では、ブラックウィドウを「超絶美人」にしたのは大正解。だって彼女が一番「普通の人間」だもんね。あ、でも全部気に入らなかったわけじゃ当然なくて、

・ハルクがロキをブン回すところ

 最高。

このシーンのおかげで、僕の中のアベンジャーズが「ギリセーフ」になったと言っても過言じゃない。つかコレ喰らってまだ生きてるロキ、

 オマエ、強いんだ・・・

って思った。普通の人間ならあの速度で足首もたれて振られたら、

 最初の一振りで足、ちぎれてるよ・・・

・傷だらけのアイアンマン

 結構最高

あの金属がズタズタになった感じ、まさしくプロペラに削られまくった感じで、めちゃイイ感じ。マーク7とマーク3の違いがほとんどわからないというか、どこら辺が試作段階だったのかよくわからないけど、
※大気圏外での活動をするための装置とかがあるとよかったのに。
変身シーンは、

 実写系メカの世界最高峰だと思う。

トランスフォーマーみたいに「わけがわからない」状態じゃなし、かといって間延びする演出でもない。普通に気持ちいい。専門用語でまくし立てるところも好きだし、、、まぁ無駄にケンカ売ってるとしか思えない=賢いヤツがする行為じゃない言動は鼻についたけど、やっぱり強いし、ハルクと並んで、

 満足行く活躍したのはこの二人だけ。

つか今思ったけど、サミュエルのニック・フューリーは、

 何様!?

プロフェッサーXのチャールズみたいに、「だから束ねられる」説得力が欲しいよな。見た目は嫌いじゃないけど。普通の人過ぎて、そりゃスーパーヒーロー達を説き伏せられないでしょって思った。

・空母の浮上シーン

コレはさすがに盛り上がった。が、ふと我に返ると、「CMで何度も見たな、そう言えば・・・」みたいな。この辺りがCMや特集番組の功罪って感じだよな。まぁ「飛ぶ必然」は全くなかったわけだけど。高速移動する必要性の演出も、高度からの攻撃や索敵の必要性の演出もなく、、、。

・・・

3D映画を2Dで見たのはたぶん(テレビを除いて)初めてだったと思うけど、3、4カ所「ああこれ3Dだったら見栄えがしたんだろうな」って場面があったくらいで、別段大きな不満はなかったかな。

スタッフロールの最後に1カットだけファーストフードを食べてるシーンがあったけど、正直「なんで?」って感じだった。まぁ途中で退席した人が悔しくない、でも最後まで見ていた人に対するご褒美という意味での着地点だったのかも知れないけど、

 もう少しなんかあったんじゃねぇの?

って気にはなったかな。

結局のところ、「最強のチーム」と言っておきながら、ホントにそれを感じさせる場面、協力しなければならない相手が「創り出せなかった」のが、この映画の最大の不満点だったと思う。たとえ5対1だろうと、2対1だろうと、

 協力しなければ勝てない相手だからこそ、チームになる意味がある

わけで、そう言う意味では「ファンタスティック4」や「ウルヴァリン」の敵役の方が、今回のロキや、宇宙人よりも遙かに「いい相手」だった気がする。つか、

 アベンジャーズ6人でウエポンXひとりを倒せるかどうか・・・

クリスの評価は、冷静に考えて★★(10点満点中4点)。期待が低かったのを差し引いても、キャプテンアメリカの方がずっと見ていてワクワク出来たし、面白かった。ビジュアルの鮮度という意味でトランスフォーマーは超えられなかったし、異星人相手という意味で言えば、最低レベルだったと思う。こんなひ弱な宇宙人出すなよ・・・。

・・・

アメコミヒーロー映画では、

 スーパーマン(クリストファー・リーブ/リチャード・ドナー版)

がダントツ大好き。前も書いたかも知れないけど、僕の中ではスターウォーズより上だからね。ブランドン・ラウスの「R」も、いくつか気持ちのいい演出があって嫌いじゃないんだけど、マイナスの溜めが多かったのが残念。

他に好きなのは、、、
※ウィキペの「アメリカン・コミックス」の項を見つつ・・・

・ウルヴァリン
 時間が経つごとに良さが思い出される。絵的にもよかったし、ウエポンXを始め、登場するミュータントがどれも秀逸。個人的には本編を超えてると思う。強いて言えばヒロイン(奥さん)のビジュアルというか、メイクがイマイチなところ。ジョン・カーターでは綺麗だったから、ベースは悪くないはずなのにな。

・アイアンマン
 2の印象が薄い。でも二つとも好き。一番好きなのはマークIIだけど。

・ファンタスティック4
 普通に2作とも大好き。アイアンマンより好きかも。敵が強いのもいい。主人公が微妙に老け顔なのが最大の欠点。ヒロインは全アメコミでも最高レベル。つかジェシーの作品の中でも、F4が一番綺麗だと思う。数見たワケじゃないけど。

・ハンコック
 世間の評価はイマイチだったけど、僕はかなり楽しめた。オチもいい。

・アイアムナンバー4
 何が悪かったのかとも思うけど、普通に好き。かっこいいし、そこそこ強いし、ペットも愉快だった。

・スポーン
 ほとんど忘れてたけど、そう言えば映画館に行ったことを思い出した。悪くなかったと思うけど、赤いマントの印象しか残ってないな。

・リーグオブレジェンド
 DVD買ったくらい好き。ある意味アベンジャーズ的な作品だけど、派手さより雰囲気、世界観重視の仕上げ。ショーン・コネリーが出てるだけで、もう好き。乗り物も好き。そう言えばジキル博士とブルース・バナー(ハルク)は、キャラ的にも共通点があるね。

・ウォンテッド
 見た直後はさほど良い印象がなかったけど、今振り返ると、新鮮かつ痛快な映像演出が多かった気がする。見返したいかも。

・ブレイド
 実は3作ともそれなりに好きだし、ヒーロー像としてもかっこいいと思うのだけど、ウェズリーの私生活でミソが付いちゃった感じ。

・ヘルボーイ
 ある意味ソー的な展開なのだけど、コイツのがイイ意味でバカ。2はまだ見てないんだよな。そう言えば。

※ハルク・インクレディブルハルクもまぁまぁ好き。

など。逆にダメなのは、

・サムライミスパイダーマン
 どの作品も好きなシーンと嫌いなシーンがあるけど、そのバランスが大きくマイナスに傾いてるシリーズ。もう生理的に主人公の性格が嫌い。

・バットマン
 ほとんど見てるハズだけど、ほとんど心に残ってない。強いて言えばプリンスが主題歌歌ってたヤツが好きかな。

・X-MEN
 嫌いというほどではないんだけど、「もう一度見たい」って思った作品がほとんどないんだよな。マグニートーは大好きだけど。ミスティークも大好きだけど、

 話が暗いのがな。

・マイティソー

・デアデビル
 盲目ゆえの視線が、ちょっと怖いというか、気持ち悪い印象。他のことは「赤い」くらいしか覚えてないなぁ。

見てないのは、

・ゴーストライダー
・パニッシャー
・グリーンホーネット
・ウォッチメン
・Vフォーベンデッタ
・マスク

などなど。まぁ好みとかはどうしてもあるよね。ただ今こうやって振り返ってみてあらためて、

 ウエポンXとドクタードゥーム(F4)、マグニートーの3人は別格だと思った。

やっぱ悪役は「タイマンでは勝てない」ようなヤツがいいね。「一騎当千の主人公」より、カンフーパンダのタイランみたいに、ヒーロー軍団を軽くねじ伏せるようなヤツが欲しい。それが伝わって初めて、「そいつを倒せるヒーローはもっと凄い」が光ると思うのだよ。そう考えるとリアルスティールのゼウスは凄く丁寧に「強さ」を描いてたな。イワン・ドラコだってT1000だってそうだ。エイリアンだってそう、ダースベイダーだって、ラブマシーン(サマーウォーズ)だってそう。エージェントスミスは、、、まぁそうかな。

 いかに凄い悪役を作れるのかが、むしろヒーロー物の最優先事項なのかも知れない。

まぁ僕の好みでは、ってことだけど。

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コメント

こんばんはクリスさん。

読めばねー。わかるなー。

もっと もっと 面白く出来る余地がたっぷりあるぞと。
確かに。

贅沢なお祭り映画。としてそれなりに満足した
のには間違いないのだけどね。

この映画に関して言えば、興味が彼らがいっしょになったらどんなやり取りすんだろう?に行き過ぎてて、強い敵をどうやったら倒せるのか?敵は?

などはスッポリ クリスさんに言われるまでは抜け落ちてたよ。

肩の凝らない 子供と一緒に楽しめる 「楽しい」映画だったかな。


いままでの中では
1位 バットマン ビギニンズ

おすすめしないけどね。超暗いから。

投稿: nori | 2012年9月20日 (木) 04時32分

ちすnori君、クリスですまいど。

まぁ既に電話でひとしきり話しちゃってるから、それほど言うこともないのだけど、とりあえず僕の中の「アメコミヒーロー」と、nori君の中の彼らは、やっぱり違うんだろうなって感じです。例えばそうだな、、、AKBのメンバーが出てるバラエティやコントを見るような感覚かも知れません。僕から見たらメンツでワクワク出来るけど、nori君からしたら、「この程度でなんで笑えるの?もっとしっかりオチを付けろよ」と思うかも、みたいな。

似た感覚で、僕が国産ヒーローものの映画を見に行けないってのもあるかもです。

ただ、それを踏まえてなお強い敵が欲しいというのは、やっぱり変わりませんね。っていうか、この話は、何十年も前に、nori君とひとしきり話した気がするぞ!(^^;。

 強くてかっこいいヒールがいてこそ主人公がよりかっこよく見える。

柔王丸とかアイアンマッスルとか、デビルマンもアポロガイストもそうだけど、ある意味僕らの原点じゃないの?

アイアンマンのロバートダウニーJrはまだまだ「アイアンマンで」6作くらい契約してるって話を目にしましたから、アベンジャーズもこれから何作か作られることでしょうが、ぜひともウエポンXを超える「最強の敵」を出して欲しいですね。それこそ、フリーザ並のヤツを・・・。

投稿: クリス | 2012年9月21日 (金) 20時22分

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