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2012年9月 7日 (金)

ヒューゴの不思議な発明

いい加減ドラクエネタも飽き飽きだという方もいるかも知れないが、僕自身、そろそろ他の娯楽が恋しくなってきていて、休日に数枚のDVDを借りてきた。特別な思い入れがあったわけでもないが、たまたま目にして批評が、どこか心にフックするものだったので。

「ヒューゴの不思議な発明」の監督マーティン・スコセッシは、最近だとディパーテッド、シャッターアイランドなどを手がけているそこそこ有名な監督さんだが、

 ぶっちゃけ僕が見たことがある作品はひとつもなかった。

なので、いったいどんな映画なのか、見る前には(そのあらすじ以外の)情報がなく、結構手探りな感じだったのだが、

 まぁ疲れる映画だった。

産業革命時代に、駅の時計台に隠れ住む主人公の少年。彼は幼い日に母を亡くし、父もまた、火事で死別する。しかし、時計職人だった父が、博物館の倉庫から見つけた壊れた機械人形の中に、父のメッセージが込められていると信じ、こそ泥をしつつその人形を直そうとするのだが、、、。

みたいな話。というか、まぁ僕の見る前の印象は、

 もっともっとライトで、もっともっとお気楽な、発明少年の物語だと思っていた。

言うなればキテレツ大百科の洋画版くらいに思っていたのだけど、

 いやいやどうして、メチャメチャ重い。

とにかくこの時代は、親のない子供はみな鉄道公安官に見つかると、掴まって孤児院へ送られてしまう。
※詳しくはわからないが、その孤児院は非常に「行きたくない場所」らしい。
確かに食べる物も満足にない子供が生きていくには、物取りをするしかないので、その「法」はあながち間違ってはいないのだが、

 あまりにもその公安官関係のエピソードがスローリーで、かつ掘り下げられすぎている。

もうとにかく、

 ウザい。

映画を見ていて何度も、

 「これいる!?」

と声に出てしまったほどで、見た目や演技も伴って、

 スゲェ辛かった。

僕が見るきっかけの一つとなった、ヒロイン役クロエ・グレース・モレッツ
※「キックアス」で派手な殺人を繰り返した女の子。
も、あれほどアクの強さがない分、割と普通に映ってしまって、ドキドキもなかったし、主人公の男の子も、ブルーアイが綺麗な美少年ではありつつも、こないだ見た「リアルスティール」の子役と比べたらオーラはない。

序盤からいろんな伏線やミステリアスな展開が続くので、「ラストはどうやってまとめるんだろう」という気持ちにはなったけど、

 結局なんか最後は上手くごまかされた気になった。

ぶっちゃけ「父の残したメッセージ」って何だったの?みたいな。

ところどころで「もう全部話しちゃえよ」と思う場面が多く、
※もちろん何も話さない。
無声映画や、黎明期の映画制作の現場再現も、ぶっちゃけ「映画オタクのマスターベーション」という感じで、今見て本気で楽しめるようには仕上げてない。

一部、その機械人形のメカニズムに関してだけは、ちょっぴり「男の子心」が刺激され、ワクワクしたけど、実際あれだけのゼンマイで、あれほどの長時間のアクション、そして精度が成立する「わけがなく」、むしろ、

 SFやファンタジーエッセンスを上手く融け込ませた方が居心地がよかったんじゃないの?

とすら思った。

どことなしか機械人形は、リアルスティールのアトムにも通じる風貌ではあるが、流れているBGMや、スローリーな展開と併せて、「寂しさ」や「冷たさ」よりも、緩いフランス映画のような仕上げにされてしまっていて、今ひとつアトムほどの魅力は感じられなかった。

後から調べたところ、この作品はアカデミー賞に11部門ノミネートされ、5部門も受賞していたのだが、

 なるほど通りでつまらないわけだ。

というのが僕の正直な感想かな。クリス評価は、0点です。
 

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