ウェブは死んだ
先週と今週の週明日の歌田さんのコラムで取り上げられてたネタ。つか今一つよくわかってないことも多いのだけど、漠然と僕が受け取ったこととしては、、
・企業がウェブはお金にならないと判断しつつある
→広告等の費用対効果が低い
・iPhoneやアンドロイドなどのコンテンツはお金を回収しやすい
・アップル、AMAZON、楽天など、有力な企業が自社のルートでコンテンツを提供し、それが便利で「それで十分」と考えるユーザーが増えてきている。
・インターネットの利用が、PCからスマホや携帯にシフトしつつある。
・オープンなウェブが無くなる!?
みたいな。
今回のコラムで、「ウェブ」を作ったのがバーナード・リーという人だというのを知ってちょっと嬉しかったりもしたけど、じゃあ「インターネット」を作ったのは誰なんだって思ったりもした。「HTTP://WWW」で始まるアドレスがウェブというのはわかるが、HTTPから始まらないアドレスも最近じゃあるらしい。
※iTunesとかそうらしい。よく知らないけど。
確かに、アプリを介して情報や購入のやりとりをする上で、ウェブは必要ないのかも知れないし、広く世界中から情報を集めたいと思うユーザーそのものが、それほど多くないのかも、と思ったりもする。例えばアニメ、例えば映画でも、それ用のSNSアプリを窓口にすることで、より純度の高い目的の情報を得やすいのかもしれないと思うし、事実僕もAKBのまとめんばーは、アプリでの視聴の方が多かったりする。
ただ、別段ハッカーやクラッカーを養護するわけじゃないけど、自分が「インターネットってスゲェ!」って思ったのは、やっぱりそんな「枠に収まったモノ」たちに対してじゃあない。ヤフオクもAMAZONも便利だと思うけど、価格ドットコムや機能比較サイトがあってこそだと思うし、音楽や動画を楽しむ頻度が増えたのも、合法非合法問わずアップしてくれた有志立ちのおかげだ。
片側からの視点は個人的に説得力が薄いと思うので、それをダシにするつもりはないが、在りし日の「コピーコントロールCD」という悪しき仕様がなくなったのも、そんな広がりのある「流れ」や「勢い」が、スタンダードになったからだろうなって思う。バーナードさんの言う「影響力のある技術」は、広くオープンであるべきだと思うし、あって欲しいと思う。でも、
それじゃあ食っていけないんだよ
という意見があるのもわかるし、アプリによる金策≒金脈が現在のトレンドで、普及率や情報量がどんどんそっちにシフトしつつあるのも事実だと思うけど、
つまんなくなる
のもホントかなって思うんだよね。つか、
つまんなくなりつつある
と。
まぁこれも「流れ」と「勢い」が、「ウェブ死滅」へシフトしつつあるゆえのことで、「避けられない未来」「抗いようがない現実」なのかも知れないから、僕がここでとやかく言ったところで何も変わらないし始まらないとは思うんだけどさ。
・・・
同じく週アスのネタなのだけど、巻末のコラムで、
※2週前くらいから岡田斗司夫のコラムは真ん中へんに移り、巻末コラムは遠藤諭にシフトしている。
ウィキペディアの「翻訳言語数」の多い日本人ランキングというのがあった。一位は三船敏郎。二位は葛飾北斎だったかな、三位が黒澤明で、まぁこの辺りは割と順当、びっくりは、
5位に、なんと! 水木一郎兄貴が!
水木一郎ってあの水木一郎ですよ!?全世界140カ国くらいですかね。その中の50くらいの国で、兄貴がウィキペに載ってるわけです。
兄貴スゲェ。マジスゲェ。
で、思うわけです。
これって「閉じてない方のインターネット」、ウェブの力によるものなんじゃねぇの?って。
もちろんこの事実が兄貴や兄貴の所属する事務所のサイフを潤すのかどうかに関しては、正直怪しい部分もあるでしょうけど、認知されるというのは、それだけでとても大きな「メリット」だと思うわけです。炎上マーケティングとかステルスマーケティングとかありますけど、
※今年の流行語エントリーに「ステマ」があったとか。ふーん。
閉じていけば行くほど、「企業というフィルター」が強まれば強まるほど、発掘されることも飛び出していくことも難しくなるんじゃねぇの?って思ったりもします。
やなぎなぎ=ガゼルさんとか、今後も匹敵する人が出てこれる環境なのかな、とか。
そう言えばここずっと自店の有線で「モーニング娘。」が凄く掛かるんだよな。「2000年ヒット」のチャンネルだけならまだしも、「歌謡ヒットチャート※70年代から80年代くらいのヒット曲が中心のチャンネル」にも掛かる。
でもってAKBは最新ヒットチャートのチャンネルでもほとんど掛からない。つかUZAとか一度も聞いた覚えがない。
※なのにノースリーブスや渡り廊下走り隊、SKEの曲は頻繁に掛かったり。
絶対何者かの力が加わってると思った。
僕がAKBが好きだってことを差し引いても、今何で「ミニモニじゃんけんぴょん」がヘビロテされなきゃなんないんだって話。
閉じたインターネットってこういうことでしょ?
まぁ、そんなこと言っても「かしこいヤツ」「出来るヤツ」は自力でコレまでと同じだけの情報やコンテンツをネットから吸収し続けられるんだろうな、とも思うんだけどね。つか、自分が「そっち側」に行けないのがわかるから悔しいわけだけど。
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