東ハトってなんかスゲェ
あとブルボンもスゲェ。グリコや明治や森永やカルビーみたいに、「超メジャー」じゃないのに、そのラインナップは非常に息が長く、なじみ深い。今日はそんな2社のお菓子の話を適当に書いてみる。
●東ハト
・キャラメルコーン
正直そんなに美味しくないと思う人もいるかも知れないし、僕自身常日頃食べたいと思うことは少ない。なぜなら、キャラメルコーンはその立ち位置が微妙で、「甘いのにスナック菓子」という中途半端なものだからだ。甘いものが食べたいならチョコやビスケット系のものを食べればいいし、スナック菓子ならポテトチップスやせんべいでいい。仮に二つのアイテムがあったら、かなり高確率で「もう片方」をチョイスされてしまうであろうアイテムが、キャラメルコーンだ。
だがしかし考えてみて欲しい。「ならばなぜ今でも死滅せずに生き残っているのか」を。生き馬の目を抜くお菓子業界。スタンダートと呼ばれるアイテムを創造するのは容易ではない。確かに東ハトのフラッグシップアイテムであることに疑いの余地はないが、果たしてそれほどニーズがあるものなのか、、、。
・・・ここまで風呂敷を広げておいて、あとはほったらかしというのはいかがなものか。
僕が勝手に思うに、キャラメルコーンの延命には、「ディズニーランド」が実はそこはかとなく関わっているのではないかと推測する。それまで「しょっぱい寄り」だったポップコーンというアイテムをキャラメルベースで「甘い側」に引き寄せた。現状キャラメルテイストのポップコーンがないわけではないが、発売後短期間で店頭から消えていき、スタンダードと呼べるアイテムはない。
キャラメルコーンはそこに収まるアイテムなのかも。
実際、甘いものが食べたいとき、しょっぱいものが食べたいときにはキャラメルコーンの出番はない。だが、
キャラメルコーンが食べたいときに、キャラメルコーンの代替えたり得るアイテムもない。
あの軽い食感は実は他に例がない。ピーナッツの有無に関してはその存在の是非を問う必要があるとは思うが、個人的には、「キャラメルコーンはオンリーワン」だと思うのだ。
余談だが、そんなキャラメルコーンも幾度となく多種多様なフレーバーがリリースされている。店頭で見かけたことがある人も少なくないと思うが、個人的には、
ウィキペディアにも載っていない「コンソメ味」が凄く好きだったことを記しておきたい。
僕の記憶ではキャラメルコーン初の新フレーバーで、「甘いスナック菓子」から「しょっぱい(オーソドックスな)スナック菓子」へシフトし、あの食感を純粋に楽しめる傑作だったのだが、儚くも短期間で市場から消えてしまい、以降「しょっぱいキャラメルコーン」のタイトルはリリースされていない。つか、
僕の記憶違いだったりするのか!?
・ビーノ
大豆を使ったお菓子の先駆けであり、ほぼ唯一の生き残りでもあるのがビーノだ。枝豆然とした風体と、そのテイストは、「おつまみ系菓子」として確固とした地位を築き、軽い食感と後を引く塩気は、しょっぱい系でもかなりのレベルなのだが、
正直ちょっと油分が多い気がする。
美味しいけどね。っていうかたまに食べるとホント普通に美味しい。
・暴君ハバネロ
世の中にハバネロという食べ物の存在を知らしめたのは、まぎれもない東ハトの偉業だと思う。このお菓子がなかったら、「辛いものを食べさせる罰ゲーム」も存在しなかっただろうし、世界には「カラムーチョ」しかなかっただろう。
だがまぁ今はさほど好んで食べたりはしないが。
とりあえずシリーズがあると買うかな、くらい。嫌いじゃないけど、ちょっと高いしな。
とりあえず東ハト偉大って言いたかっただけ。
・ポテコ&なげわ
どう違うんじゃいという気もしないでもないが、我が家では特に長男のお気に入りであるため、かなりコンスタントに消費されている。ちなみに僕はコンソメ派。長男は塩派。
食べやすいこともあるが、意外とポイントになるのはその量感だ。パッケージが小さく、一見割高に見えなくもないが、個々の大きさが小さく密度が高いため、かなり「食べで」がある。ポテトチップスのように簡単な衝撃でボロボロになってしまうこともなく、チップスターのように手を汚すこともない。
※流し込むように食えるから。
PCを触りながら食うポテト系お菓子としては、実はそのアイデンティティはかなりのレベルにあるのだ。ポテコなめんな。
・オールレーズン
これも比肩するものがないオンリーワンなアイテム。東ハトとはオンリーワンなお菓子と見つけたり!と目をきらりと光らせたくなる品の一つだが、
ぶっちゃけレーズンが嫌いな人が最近多いのが嘆かわしい。
あの柔らかな食感と充実のボリューム。1枚でも十分食べた気になれる濃厚な仕上がりは、チョコサンドクッキーなどとは一線を画す。オールレーズンの前にオールレーズンはなく、オールレーズンの後にもオールレーズンはないのだ。っていうかそう大したことは言ってないのだ。
●ブルボン
・ポテルカ
ナビスコのチップスターや、P&Gのプリングルスに押されてる気配濃厚だが、個人的には、最も消費してる量が多いのがブルボンポテルカだ。とにかく安い。そして薄い。チップスターは厚い。そして高い。
以前はほかにハウスのチップスカンパニーや、5/8チップなどもあったが、市場的には袋入りポテチ勢力にダラ負け状態なのが残念なところだ。食べやすいし、ハードケースだから比較的壊れにくくて好きなんだけどな。
・ルマンド
ブルボンと言えばルマンドというほどポピュラーなチョコレート菓子だ。味ももちろんだが、その食感が素晴らしい。特に、
冷凍庫で冷やしたルマンドはまさに別格。
口の中で粉々に砕け散る際の音は、「きらめくような細やかさ」。ちょっと食べづらいこともあるが、ここはあえて最近出回ってる「小さいルマンド」ではなく、いつものスタンダードサイズで攻めてみたい。こぼしそうになりながらもあの「割れる」感じを楽しむのが、真のルマンドプレイヤーだ。
・ホワイトロリータ
名前が何ともエロいが、そのエロさに気付く前からの往年の名選手がホワイトロリータだ。だが、ぶっちゃけ「やや往年過ぎて」正直今の流行りとは隔世しつつあるのも事実。
ボリュームがあり、やや堅い。ホワイトチョコレートは低カロリー志向からは非難の対象になるし、節分のレギュラーからも外れつつあるのが実情というところか。
・アルフォートチョコレート
ブルボンの中でもかなりのヤングメンがアルフォートだ。CMにも力が入っており、その「塩気のあるチョコレートビスケット」は、塩キャラメルの何年も先を行っていた。実際絵がレリーフされていることに意味などないのだが、シャレたネーミングがお菓子の売上げに影響を及ぼすことを、あらためて認識させてくれた一品とも言えるだろう。
つか、キティちゃんの絵が描いてあった「キディランド」というチョコビスケットのが、ぶっちゃけ美味いがな。手がベタ付きやすいのが難だけど。つか今はコンビニ100円菓子でキティちゃんじゃなくなっちゃったけどな。
・エントリー
ブルボンと言えばエントリー。つかこのフレーズは以前どこかで、それも比較的最近、というかつい数行前に目にした気がしないでもないが、
そのくらい素晴らしいのがエントリーだ。
クリームサンドクラッカーで、超メジャーなナビスコのリッツより、
確実に美味い。
そもそもなんでリッツは「チーズクリーム」などというニッチなクリームで攻めたのか理解に苦しむ。オーソドックスなミルク系クリームでいいじゃないか。
塩気のあるクラッカーに白いクリームがベストマッチ。エントリーを知らぬ者は幸せだ。なぜならこれからの人生に、「エントリーとの出会い」が待っているのだからな。
っていうかコンビニ100円シリーズにも別の名前で「エントリー」してるけどな!<ドヤ顔
・プチ
これも新顔。っていうか僕的には全然フックしないのだが、世間の若者にはあのスタイルとCMがなかなかのフッキングだったのだろう。ブルボンの中では急成長株であり、人気も高く、アイテム数も異常に多い。だが僕はどうにも、
割高な気がして
好きじゃない。あと1個(1枚)が小さくて1枚だと食いでがなく、かといってまとめて食うには食いづらいパッケージという感じがどうしても居心地が悪いんだよな。
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他にもきっと書きたかったアイテムはあったと思うが、
※ピケ8とか
メーカーが違うのでひとまずスルー。つか今日は久々に気持ちよく書けたので、▲▲つけておこう。お気に入りネタに「エントリー」だな!<ウザ。
っていうか、今頃「エントリーはブルボンじゃなくてナビスコだろ」ってツッコミが全世界で吹き荒れてることだろうけどな。
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コメント
キャラメルコーンとオールレーズンは、代替がきかないです。
そしてCMが秀逸で、歌が、速攻で浮かびますね。
そしてオールレーズンの食べ応えと満足感は他のお菓子には無い物です。
ブルボンのお菓子は食べ応えと言う点では今一ですが、『高級感』と言う点でベストお菓子。
『大人のお客様にお出しできる数少ないお菓子』ですね。
日本のお菓子って本当に多彩ですが、長くあるものって外国じゃ真似出来ないんですよね。
東南アジアのお菓子コーナーとか、アメ・チョコバー・ガム・チューイングキャンデーと、ポテチ(塩・韓国海苔・激辛)が殆ど。しかも基本パクリ。
日本に生まれて良かった。
投稿: じあんとー | 2012年11月 2日 (金) 09時05分
どもですじあんとーさん、クリスです。こういう「いかにもつぶやき」みたいなネタは個人的に大好きなんですが、僕のブログを「ゲームブログ」だと思ってる方には、やっぱりウケが悪かったりするんですかね。まぁピンと来ない内容にコメントを落とすことはありえませんから、何とも言えませんが。
CMソングの認知度という点でも、キャラメルコーン、オールレーズンは出色ですよね。かっぱえびせんとか、チェルシーとか、ポテトチップスとか、、、でも意外と「ポピュラー」と呼べるほど認知されてるお菓子のCMソングってそんなに無いかも。「チョコレイトはめ、い、じ」は商品じゃないですしね。
海外のお菓子に関しては、確かに仰る通りかも(^^。書かれた物以外だとグミが凄いですよね。変な形とか不気味な色とかわけわからない大きさとか。あとラムネも、
クッピーラムネの足元にも及ばない。
どんなセレブが世界中にいるかわかりませんけど、日本のお菓子は、もっと世界中で評価されてもいいんじゃないかと思いますね。もっとも、期間限定の商品が凄く多いから、なかなか「伝わる(浸透する)」のは難しいのかも知れませんけどね。
投稿: クリス | 2012年11月11日 (日) 02時28分