BRIMSTONE -AN ACTION RPG~その2~
まさかの第二回。というかダラゲーの特徴として、開始するのがとにかく気楽というのがある。気楽に初めて気楽に続ける。
すんげぇやったと思ってたらまだ0時前。
高密度な充実感、、、といくつか見えてくるアラ。前回7点だったのが今回★★★に格下げ。でもつまんないわけじゃないんですよ?まぁしょうがないかなぁという120円のゲームゆえに、全てが全て完璧にブラシュアップすることは出来ないわけで。
まず、わかったこととわからないこととして、武具に付く特殊効果「120% M SPD」が全く意味がわからない。普通考えたら「M」は「MAGIC」。一歩ゆずって「MELEE」。スペルキャストのテンポが上がるのかと思いきや、
1カ所付けて10回キャスト、8秒40
2カ所付けて10回キャスト、8秒34
一カ所も付けずに10回キャスト 8秒33
もはや誤差のレベル。だったら近接攻撃の方かと思いきや、こちらも(タイムを計った訳じゃ無いけど)全然実感出来るレベルじゃない。「20%」って言えば十分体感出来るはずだと思うのだけど、、、。
あとこれもバグのレベルだと思うのだけど、
HPリジェネの数値が高いと、薬(HP回復スクロール)を使っても、効果が出ない。
終盤の装備は攻撃力ももちろんだけど、自動回復の速度も重視して揃えていくことになるはず。トータルで340ものリジェネが掛かっていると、
それだけで薬を使った時のHP回復速度を上回るほどになる。
ならばこの状態で薬を使えば、「倍速」で回復してしかるべきだと思うのだけど、、、、
速度は変わらず。
まぁ慎重になればこの回復速度で死なない、、、かと言うと実はそうでもないところがこのゲームの面白かったところでもあるのだけどね。
終盤階段降りた直後の集中砲火、笑っちゃうほど。
今思えばその時の写真を撮っておけばよかったなぁって感じなのだけど、文字通り四方八方から魔法とトマホークの雨あられ。
それらの5分の1くらいが被弾した時点で絶命。
もうこうなると「諦めるしかない」。セーブして終了し、ゲームをメイクしなおすしかない。
だがそれもまた良いとすら思う。
全くの緊張感のないプレイでは、さすがの僕も飽きてしまう。たま~にシビアな局面があるくらいで丁度良い感じなのだ。
ベリーハードも十分敵は強く、死のうと思えば簡単に死ねる、死なないようにしていても簡単に死ねる。
でも経験値はホントに微々たるレベル。
手に入る装備に必要なパラメータは、レベル依存のアミュレットがギリベリハでクリア。武具はDEX依存なので、そこに注力していれば装備は余裕・・・、
もう少し経験値くれてもよくねぇ?
と思いつつプレイ。ラスボスが弱いのがホント息抜きになる。一応順番にクリアしなきゃだろうなぁと思ってベリハまで終了。
最終難度デモニックの経験値、異常。
入りすぎるというわけじゃない。まぁそれまでのペースを思えば十分なのだけど、何と、何と何と!
1レベル上がった直後、数発次の敵を攻撃すると、もう1レベル上がる!
なんだそれ!?最初は何が起きてたのか全然わからなかったのだけど、たぶんこれはもう仕様だと思われる。レベル55を超えた辺りかな、なんだかレベルアップ音が立て続けに鳴るようになって、
永遠に装備する日は来ないと思っていたLV74のアミュレットも装備出来るレベルに。
レベルが上がったときに得られるパラメータは全てDEXに注ぎ込み、どんどん攻撃力が上がっていく。デモニックに入った頃120ほどだったのが、
現在266-275!
おーい、、ってくらいの上昇なのだけど、これまた残念なのは、
こんなに上昇してもそんなに敵が弱くならない。
RPGとかだと相手のパラメータに防御力が設定されているのが普通で、こちらの攻撃力があるラインを超えた時点で、急に「柔らかく」なるパターンが多いのだけど、
ブリムストーンの敵にはたぶん防御力設定がない。
だから、ゴーレムやボスクラスの敵でも、普通に「数値に比例したダメージ」が与えられてしまう。
※HP自体は大きい敵もいるので、全部が全部3回で倒せる、とかじゃないです念のため。
堅い敵がいないかわりに、強くなっても雑魚に数発掛かってしまう。
惜しいと言えば惜しいチューン。これだけパラメータが爆上げされたんなら、それを実感したかった、みたいな。
でも、そんなややアラのあるチューンでも、ついつい何回も何回もクリアしてしまっているのは、ランダムの妙味と、ドロップバランスのおかげかな、とも思うんだよね。しょっちゅう出てくるほんのちょっと強いモンスターからのレアドロップ。アンコモンでもその上のレアでも、パラメータが美味しければ十分装備に値する。
←誰もやってないだろうけど、記念に写真撮っておいた。
マジックレジスト0でも、即死しなきゃ問題なし。つかタイマンなら撃ち合いでもこっちの回復速度が勝る。逆に複数相手だと簡単に焼かれるので、「角」を使ってこちらの攻撃だけが向こうに当たる位置取りを細かくする。
こういうところが好き。
階段降りたときの集中砲火で死んでも、何とか逃げて小部屋に入れば、角が出来る。瞬時の判断と育てて探し続けてきたからこその高速回復が自分を延命させる。
時間が自分に応えてくれる。
正直あまりに面白かったので、魔法使いもやってみたりしたのだけど、
鬼地獄。
もう全然敵が倒せない。レベルは上がらない・・・。せめて「M SPD」がちゃんと効いてくれてたら、もっとずっと楽しかったんだろうな~って思った。つか、
アーチャーでしかデバッグしてねぇんじゃね?
とも思った。
世界中で話題にしてる人がほとんどいないタイプのゲームだと思うし、実際日本人でプレイしてる人がいるのかなぁとは思うけど、もし、もしも、もしも奇跡的に続編が出るなら、草葉の陰から期待しつつプレイしたいなぁと思います。同じくインディーズの「CURSED LOOT」よりは面白かったかな。「DEAD PIXELS」には及ばなかったけど。
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上の部分で一旦は書き終えたのだけど、翌日も派手にプレイしちゃって、でもあまりにもマイナータイトルを引っ張りすぎるのもどうかと思って、「その2」に書き加える形で「その3」的内容を続ける。
まず、意味がわからなかった「M SPD」の意味がついに氷解。
移動速度「MOVE」だった!
さして逃げまくる感じのゲームでもないし、どこでもポータルを設置出来る=死んでからのリスタートが容易な分、これまでのタイトルなら過度に重視していた移動速度が、さほど気にならなかったのがその理由か。実際装備の付加効果でも、そちら以上にリジェネを重視した方が生存率が上がるため、
わかったけど使ってない
というのが実情。というか、2ndは魔法使いをずっと育てていったのだけど、
ここにきてようやっと、高難度に低レベルから挑戦できる意味がわかった。
とにかく経験値を稼ぐにしても装備を集めるにしても、低難度ではお話にならないのである。ほとんどレベルが上がらないのに、出土する武具のレベルが高いということは、
いくらプレイしても楽にならない。
要するに、ノーマルはともかく、ハード、ベリーハードは、「たくさん経験値が貰えるわずかな間だけ稼いで」さっさとアルティメットに移行するだけの場。強いて言えばレベル依存のアミュレットに関してだけは、中難度で集める意味があると言えばあるが、それとてそう大した効果があるわけでもなく、
※特に中くらいのレベルのものは。
全く強くなれないところでウダウダ死んでるよりは、一匹倒しただけでガバチョと経験値が貰えるところでガンガン死にまくった方が遥かに建設的
だったのだ。
まぁこのチューンを良しとするか否かは意見が分かれるところだとは思うが、それでも「そこに正解がある」ことは福音となった。とにかくブリムストーンは、
(最初と)最高難度を楽しむゲーム。
最終面は高レベル帯で、アミュレットもレベル60以上のモノしかドロップしない。当然ここに入ったばかりの頃のこちらのレベルは25とかなので、そんなものはゴミでしかないが、
レベル35くらいまでは1匹倒すだけで1レベル上がったりする。
でもって、
レベル40くらいまでは結構気軽に上がったりする。
そうなってくると当然のことながら攻撃力も上がってくる。1匹倒すのに20発くらい撃っていた魔法も、それが7回とか6回とかになっていく。最初は階段降りて最初のフロアくらいしか満足に戦えなかったが、
※2層目からはアーチャーが出てくるので。→1層目の飛び道具は魔法だけ>魔法使いにはほとんど痛くない<魔法。
がんばっていれば装備出来る強さの武器も出てくるし、徐々にではあるがリジェネの掛かった装備も手に入る。
パラメータを一極集中にすることで、アルティメット難度のドロップでも、割と早期から装備可能になっていく。
※当然高レベルのものも多いけど。
先に書いたような「階段降りて集中砲火→まず無理」な状況でも、降りてすぐダッシュで逃げて、、、死ぬ。今度は反対側の部屋に入ろうとして、、、死ぬ。次は何とか部屋に入って、、、中の敵にやられて死ぬ。気を取り直して降りたところで敵を倒そうとして、、、囲まれて死ぬ。次は囲まれてた敵の包囲網のままで階下が始まるので、、、普通に即死。少しずつ死にながら移動していって、たまに攻撃できて、、、も、死ぬ。たまの攻撃が溜まっていってようやっと一匹倒す、、、がすぐ死ぬ。
もの凄い数の屍を築きつつ、所持金は見る見る減っていく。
が、そんなものはどうでもいいのだ。所持金なんかは、薬代さえ払えれば、あとはどうということはない。敵数匹でグレーターヒールスクロール1個分稼げる。
※中盤以降なら1匹で1個以上。
そこまで死んででもラスボス前まで降りていく意味がある。
フロア構造は、
ショップのある最上層、
一層目※矢を撃ってくる敵がいない
二層目※矢が出始める
三層目※注ボスがいる
四層目※経験値が美味しくなり始める
五層目※文字通り修羅場
六層目※ラスボスがいる
最上層入れてわずか7フロアしかないのだけど、とにかく四層目と五層目をフルに倒し尽くすだけで、前述のバグレベルアップ発動前でも、2レベルくらい上がる。バグレベルアップ発動後なら、そこだけで5レベルくらい上がる。そう、
面白いように強くなるのは、やっぱり面白いのだ。
凄まじく死ぬので、位置取りも真剣にやるし、敵に攻撃を喰らったら硬直する=魔法が撃てないので、死にやすくなる。物理防御0のパラメータは、終盤の近接ヤローに「一撃で持って行かれる」けど、こちらには、アイスマジックで相手の移動速度を徐々に遅くする手段がある・・・。
アーチャーは遠くから角の隙間をぬって敵を一体ずつ減らしていったが、魔法使いは上手くまとめて複数ヒットと、移動速度低下の効果を活かした戦術を取る。強くなるまでの辛さで言えば遥かに魔法使いの方がきつかったが、微妙な位置合わせをしなくてもいい分
※代わりに敵を上手く誘導してこちらの近くに寄せる必要はある。
イライラすることは少ない。物理攻撃の飛び道具にはめっぽう弱いが、魔法攻撃の飛び道具には強い。
トータルすると、意外なほどバランスが取れていることに気付いた。
まぁ魔法でも使えるのはアイスだけで、通常のファイアや、全く意味がわからないホーリー
※想像ではCOOPでの味方に体力回復の効果があるのでは、と思っているが。
がろくに使えず、「強いアイス」どころか「弱くてもアイス」で戦い続けなければならない辛さもあったりはしたが、
その分、強いアイスが出た時の喜びもひとしお。
HPが高ければ防御力が低くても即死はしない。即死さえしなければ、ハイパワーなリジェネでガンガン回復するし、魔法使いは中距離戦なので、
※ちなみにアーチャーは敵に隣接されても「回避率」がDEX依存で異常に高い分、ほぼ近接攻撃は喰らわない。
アイスと絡めたヒットアンドアウェイで、よりテクニカルな戦いが楽しめる。
悪くない。悪くないぜ。
思えばウィザードリィでも、倒した相手は序盤の雑魚とマーフィ。エレベータ開通後は、10Fに出る連中くらいのもんだった。
別段広く複雑である必要などなにもないのだ。
シンプルな繰り返しの中にも、強くなれることをコンスタントに実感出来るチューンさえ仕上げてあれば、それで必要十分。エフェクトなどいらぬ。スキルなどいらぬ。ブリムストーンに使うボタンは、
攻撃(剣士、アーチャー、魔法使いでそれぞれ自分の得手とする攻撃しか使わないので実質1つ)と、回復、あとは移動くらいのもんなのだ。
※もちろんステータス出したり、マップ出し入れしたり、モノを捨てたりするボタンは使うけど、まぁ戦闘に使うボタンの話ね。
むしろこれだけシンプルな操作で、よくもまぁ今の時代に数時間(昨日も4時間以上やったけど)これだけ飽きっぽい僕を縛り付けられるな、と思う。
120円はやっぱり安かった!
でもまぁアラも多いし、もう少し特殊効果に面白いものがあってもよかったと思うので、評価は★★★のままだけどね。今だとレベルが上がって装備に十分なパラメータが得られた後は、リジェネと移動速度くらいしか欲しい特殊効果がないんだよね。それこそキャスト速度とか、メリー速度が上がるものや、魔法のリーチが上がるもの、効果範囲が変わるものとかがあったら、よりもっと楽しめたんじゃないかなって思った。まぁそれが過度になるといろいろ重くなって面倒になっちゃうんだろうけどさ。
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