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2012年12月 5日 (水)

囮物語

なんでまた唐突に?と思われるだろう。僕もそうだ。なぜ今、コレなのか、と。偽物語が終わり、次は劇場公開が予定されている傷物語か、はたまたアニメ化に関する何らかのアナウンスが12月7日にされるとウワサされる猫物語黒ではなく、なぜに囮物語なのか。

 それは単に娘が借りて来て目の前にあったからに他ならない。

でもって、その囮物語でメインを張るキャストが、「千石撫子」だったことが、僕に、こう見えてかなりの活字嫌いな僕が、前回読んだ小説は化物語全盛の頃の傷物語&偽物語で、その前に読んだのがつよきすなごみんのライノベだった僕が、

 一気に読破する大きな糧となった。

つかまぁ読み慣れてる人ならそれこそ15分くらいで読んじゃうんじゃないの?え?それはムリ?あそう。ってくらいのかなりお気軽な小説である。

 この僕をして4時間ほどで読破したのだから、まぁ間違いない。

つかぶっちゃけ4時間を潰す(費やす)娯楽としては、なかなかに愉快で充実したモノであった。まぁところどころ読めない漢字とかは飛ばしちゃうけど。
※でもこれは冗談抜きに「みんな読めてるの?」って思うよね。自分最終学歴が高卒で、さして漢字に関する肩書きがあるわけじゃないけど、いわゆる漢字クイズみたいなので、取り立てて後れを取る印象はないし、
※それは周囲の連中を含めレベルが低いからだということに気付いてないのか。
いや、ホントの話ATOKで変換出来ない漢字とかも普通にルビなしで使われてそうな気がする。ああもちろん気がするだけだが。

そんなこんなの囮物語だが、実はこの作品、壮大な化物語クロニクル(時系列)の中では、かなり末期の作品となる。つか、この後はひたぎさんメインの「恋物語」で終了しちゃうのだ。だからこの話はある意味、

 クライマックス直前の一番いいところで終わると言っても過言ではない。

 あくまで、メインの話に関しては、だが。

「メインの話」とは、つまりは「化物語」の「化け物=怪異」の部分の話である。主人公を取り巻く特異な状況、非日常、血みどろスプラッタSFのパートのことである。

 僕が、さほどどうでもいいと思ってるトコロの描写である。

思えばTV版化物語で繰り返しリピートしたのは最終話の星を見るシーンだった。ひたぎさんにお弁当を作ってもらう暦くんだったり、神原の家に訪問してうろたえる彼女をあしらう暦くんであったり、撫子とツイスターゲームをする暦くんであったり、幼女にこれでもかとセクハラする暦くんであったりだった。

 別段死にかけの彼を見るのが趣味というわけではない。

だが、本作は悲しいかなそういう描写が結構多い。毎回のことのように血なまぐさいシーンが顔を出し、こちらのモチベを削ってくる。
※というか「僕の」というべきか。こういうシーンが好きな人もいるだろうし。

 でもそれだけじゃないのが、西尾維新のズル賢いところである。

いい感じに「中二マインド」を刺激する場面が折り込まれる。

終始シリアスに行こうと思えば十分行けるだけのプロットなのに、あえてそうせずに、もはや「無茶か!?」と思うような濡れ場を差し込んでくる。

 この安っぽさが「ライトノベル」だと思うし、僕がページをめくる原動力になっていると言ってもなんら過言ではない。

要するに僕が言いたいことはひとつ。

 囮物語にも、偽物語に負けない、、、は言い過ぎか。匹敵するほど「イイシーン」がありますよ、

ということだ。思わずページをめくる手が「赤くぼんやり光を放ち始める」ほどの熱量を帯びたシーンがあるよ、ということだ(ちょっとまえのコタツみたいだな)。

 つか撫子(&月火)が好きな人には十分過ぎる価値があるよ、

ということなのだ。

というか、クリスは「撫子も好き」であるので、なんら問題ない。というか、暦くんもひたぎさんも今回名前出てないけどバサ姉も忍も真宵もFシスも好きである。神原はやや落ちるが、それでも好きだし、忍野メメも結構嫌いじゃない。

 まぁ貝木は嫌いだが。

ともかく、囮物語において、何が微妙だったかと言えば、

 なんで「囮」なの?

ってことくらいだ。最終章に向けてテンションは大幅UP↑。ああん?世間の話題と大幅に乖離していたとしてもNO問題だ。囮物語★★★☆。

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