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2012年12月 2日 (日)

ウォッチメン

当時はアンジーの超能力者映画「ウォンテッド」と軽くごっちゃになってた、DCコミックの超人映画。それ以外のことを何も知らずに見たのだけど、

 いやはや何と言っていいやら。

面白かったかどうか問われても、その返答に窮してしまうというか、じゃあつまらなかったかと言われてもそうじゃない気がする。評価をするなら★★☆くらいで、クリスの採点の中では決して悪くないのだけど、手放しで褒められないというか、

 これはもう見ないとなんとも言いようがない映画だった。

少なくとも、スパイダーマンやバットマンのような「100%悪者」が出るわけではなく、かと言ってスパイダーマンみたいな人情劇でもない。登場人物たちは確かに普通の人間にはないスーパーな力を持ってはいるものの、本気で凄いのはひとりだけで、他はせいぜいキャプテンアメリカクラス。

既に結構前の映画なのだけど、興味が沸いた人には見て欲しい気もするので、ネタバレを避けつつまずざっと感想を書くと、

 これはいわゆるアメコミスーパーヒーロー物とは違う

爽快感は極めて希薄で、全体的なトーンが非常にミステリアス。暗いと言えば暗いし、おっぱいも出るし、
※このシーンは非常にジラされた後なのでもの凄く盛り上がる。
残虐な死に方殺し方も非常に多いので、「R指定」なのはまぁ間違いないところなのだけど、ところどころに「妙にスーパーヒーロー物」を意識させる演出や小物があったり、最後はそれなりにハッピーエンド(あくまでそれなり)だったりして、体裁を整えている分露骨に大人向きでございという感じでもない。
※その点がダークナイトとは違う感じ。

これはたぶん作り方がヒーロー物ではなく、サスペンスやミステリーのようなベースに、スーパーヒーローのエッセンスを混ぜたからなんじゃないかと思った。滑稽に見える役にも、ヒールに見える役にも、みんながみんな物語の歯車としての役割で動いていて、最後に収束する、みたいな。

もちろん人によっては凄くツッコミどころ満載に見えるだろうし、どこもハッピーエンドじゃないという人もいるだろうけど、3時間弱(2時間40分という長尺。全然終わらないなぁって思いながら見てた。90分のヱヴァQの後だとなおのこと)という時間の中で、ホントにいろんな見せ場があり、
※中には単純にかっこいい場面もあったり、思いっきり残虐で、、、まぁ目を背けたくなる人もいるだろうなって場面もあったり<つかさっき書いたけど。
マスターベーションかと思うようなBGMのチョイスにイラっとするところもあれば、「なるほどねぇ、、、」とシミジミするところもある。

日本語で見たけど、声優、特に覆面の「ロールシャッハ」のキャラがとってもかっこよく、
※見知らぬ俳優だったけど、お金があればダニエル・クレイグが合いそうな役だった。
ヒロインは結構エロい。
※ちょっとエロすぎてむしろ途中で裏切るんじゃないかと思ったほど。
悪役もそれなりに強いし、

 話の筋が全然見えない最初の1時間。

 キャラが立ち始める次の1時間。

 話がまとまっていくラスト30分

という感じで、まぁなんというか監督が「やりたかったこと、見せたかったこと」を全部いれちゃいましたって感じだったかな。

ちなみに僕なりにあらすじを書こうかとも思ったのだけど、あまりにも難度が高すぎて、ちょっと無理だった。検索してヒットしたものも、

 あらすじなのに結構な行数が割かれていて、

この作品がどれほど「わかりにくいか」を物語ってたりもした。

とりあえず、何にも知らずに「アメコミヒーロー物」だと思って見ると、結構裏切られる。でも徐々にキャラに愛着が湧いてきて、最後はなんだか納得させられちゃったって感じ。

ネタバレらしいことは書かなかったつもりだけど、彼の、
※反転しました。

 「決して妥協しない

というセリフにはなかなかグッと来た。ヒーローはかくあるべきだと僕は思ったな。nori君とか見たのかな。

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