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2012年12月 9日 (日)

WiiU導入

「!」を付けるか否か、2秒ほど思案したけど、まぁ付けるのはやめた。ブログの常連さんの中で、果たしてWiiUを購入された方がどの程度いらっしゃるのか、もっと言えば、

 WiiUに興味がある人が果たしているのか

という気もしますが、NO問題です。4万もする買い物をしたのですから、数回はネタになってもらわないとコストパフォーマンスが悪すぎます。

というわけで、まずは購入時から。

●「出会い、そして別れ」の巻※タイトルに深い意味はありません

いつものゲオに着いたのは開店25分前。僕の前には7人の人がいて、開店10分ほど前に整理券を配りに来た際、

 目の前のおばちゃんが「どうぶつの森」のチケットもらってた。

そか。さすがAMAZONでプレミアが付いてる出品しかないだけのことはある。

 何もWiiUの発売日に買いに来なくてもよくねぇか、とは思ったけど。

開店時には列が20人ほどになり、徐々に吸い込まれていく。ちなみに今日このゲオに入荷したのは、

黒が14台、白が2台、マリオ、ニンテンドーランドがそれぞれ30本強、マイクは7本、センサーバーが5本とのこと。

 なんでいきなり「マイク」の本数なんぞに触れたかと言えば、

 「僕もマイクを買ったから」

に他ならない。つか、クリスがマイク?意味わかんねぇ。これには有明海の干潟より深い訳があるのです。

 昨日社長が訊くを読んで、「WiiUのカラオケ」に興味が出たから。

WiiUのカラオケは、デフォルトアプリとして最初からインストールされている。
※が、実際に使うには、別途料金が必要。詳しく書くと、1時間100円、24時間300円、30日1000円、90日2000円のプリペイドか、本来9万曲から自由に選べる仕様が、「DVDに焼かれた状態でオフライン1万曲から50曲だけ1ヶ月歌い放題できる仕様」の1290円というコースもある。

 どっちにしても結構な曲数から選べるらしい。

僕が持ってるMP3が3万ほどだから、9万ともなれば相当なもんだ。案外僕が好きな、それでいてとてもニッチなアニメソングなんかも入っているかも知れない。それをあのゲームパッドで検索するだけでも案外楽しいのではないか、それだけで結構ワクれるのではないか。もしそうなったらやっぱりちょっぴり歌とか歌ったりしたくなっちゃうのではないか。ならばマイクとか欲しくなっちゃうかも知れないんじゃないか。ってそうなったときにわざわざ買いに行くのは面倒じゃないか。もしかして凄く高いモノだったら諦めるけど、案外1890円というマイクの値段は妥当なんじゃないか。

 買ってもいいんじゃないか、と思った次第。

まぁそんなこんなで、ベーシックセット、マリオU、ニンテンドーランド、マイク、センサーバーも購入。センサーバーは直前に聞いた時は在庫なしだったのだけど、当日入ってきたという。

 これで(望むと望まざるとに関わらず)リビングでWiiUをプレイ出来る体制を整えられる。

我が家では、主にゲームはPC部屋にてなされる。そこには、2台のPCと、3台のモニター(うち1台はテレビ兼用)、360、PS3、Wiiがあり、普通に遊べる環境が整えてあるのだが、一方リビングはあまり行かなくなった。先日購入しようかという話をした際、長男が、「リビングに置いてもいいんじゃね?」という発言をし、まぁそれほど僕がWiiUをやるとも思えないし、もしやる場合でもゲームパッドで遊べるかも知れないし、たまにはそういう「アクション」もいいかなと思って、センサーバー購入も視野には入っていたのだけど、

 直前に「ない」と聞いて、気持ちよくPC部屋に設置する気になっていた。

ないんなら仕方ないよな、と。それじゃあいつも通りこの散らかりまくりの汚い部屋でゲームをしようと。ここならセンサーバーを買うことなく接続を替えるだけでWiiUが出来ると。問題ないだろうと。

 でもあるってんなら買わざるを得ない。つかまぁそれは別にいい。1590円だったかな、許容範囲である。つかそもそもなぜ僕がWiiUを買う気になったのか。それはつまり、

 よく考えたら大きなイベントでもあるから。

せっかくのニューハードのロンチである。日々の暮らしの中で、コレに匹敵するイベントがいかほどあろうか。胸に手を当てて祈ってみた。「神様、世界が平和と笑顔に満たされますように。その中でも比較的上の方に僕が位置しますように」。神様は図々しい子にはシビアだと聞く。なのでこの願いは届けられまい。もちろんスベっているのは百も承知である。そもそも、クリスのブログなんざいつもこんなもんである。初めて訪れた方、ごめんなさい。

そうして我が家にWiiUが来た。歩いてきた。徒歩で来た。

●プレイまで

Wiiの時にも背後がガラスで太陽光が入る=センサーバーが誤動作するというトラブルに見舞われ、著しい苦労をしたセッティングだが、

 WiiUも負けず劣らず面倒だった。

とにかく、最初の更新が異常に長い。どのくらい長いかというと、

 説明書に「止まってしまったかと思うかも知れませんが、電源は切らないで下さい」と注意書きがあるほど。

ガチで。まさにその進捗バーの遅さたるや、

 亀でも昼寝するぜ!?

ってほどで、最初の1mmが出るまでに10分くらい掛かった。でもって1時間以上余裕で掛かるという注釈もあったので、

 (長男に任せて)一旦昼寝。

起きてきたら、「途中でエラーが出てまた最初からになったみたいだけど、一応インストールが始まってる」とのこと。

 なんじゃそりゃーー!!

気持ち的には、

 「ナンジュワアアソリャァァァァァァ!!!ハァハァ」

くらいの憤りを感じたが、ともかく目の前では「視認出来るペースでバーが動いている」。これなら10分ほどで完了するだろう。

 つか10分ずっと見てることの辛さよ・・・。

ちなみに最初のダウンロードも、実は失敗したわけではなかったと僕的んは思った。なぜなら、もしそうだったらとてもじゃないけど1時間程度で終わってるわけがないと思ったから。つかこの下りは書く必要があったのか!?と思うが、まぁよい。そういうこともあるのだ。

そしてそしてついに起動!

 と言ってもMiiを登録するので3DSから画面の指示に従って受け渡しをする。

これも結構面倒くさい。もし買うつもりの人は、あらかじめ3DSをスタンバイモードにしてMiiの画面にしておくことをオススメします。

そして、さっそくカラオケを起動!

 ・・・またも更新スタート!

つか今後どのアプリを起動するにも更新が付きまとうみたいで、

 どんだけ更新したら気が済むんだ!オマエは更新するために生まれてきたのか。それが人生のゴールか。

と問いただしたくなるほど。冷静に考えると「更新するのは始めるため」なので、ゴールでは決してないのだが、まぁ仕方ない。そう思えるほどに更新地獄が続いたのだから。

カラオケが起動し、そのレスポンスが「まぁ許容範囲か!?」と思える手応えを感じる。ちなみにWiiUでは、本体とゲームパッドの両方から同じ音が出ることがままあるのだけど、

 遅延は、はっきり言って感じます。たぶん5~10フレームくらいだと思いますが、明らかに音声が「シンクロしてない」感じなので丸わかりです。

カラオケにあったジャンルで探すをタッチ。おもむろにボーカロイドを選択。「歌手名」というのが誰のことを指すのかと思ったが、とりあえず一通り見て、

 208曲の中に、RYOさん、もしくはSUPERCELLがないことに気付き、驚愕!

わけがわからない。ボーカロイドというカテゴリーの中に、メルトやワールドイズマインが存在しないこの事実。つか、

 9万曲、「歌いたい曲は大概あると思います」

って言ってたじゃんか。続いてアニメを選択。もうその瞬間に僕の期待は音を立てて瓦解する。ガラガラガシャーーーン。

 1485曲。

アニメソングの曲数が、9万曲中1500曲しかない。え、ちょっと待って。それって最近の戦隊ヒーローとか、僕の知らない深夜アニメの歌とかも普通に入りまくってるんだよね。

 それで1500曲って、、、

まぁ確かに、以前nori君と行ったカラオケで、全国ランキング「1/1位」みたいなのがなかったとは言わないよ?でもさ、それはあくまで「ニッチオブニッチ」の曲じゃないの?

 心を細く削った割り箸を中指人差し指薬指の間に挟んで「グッ」と力を入れるように折られて、僕はカラオケソフトを終了した。

ちなみにお金を払わなくても曲検索だけは出来ますので、興味があったらみんなもやってみよう!って買ってる人がひとりもいないところで叫ぶもの悲しさよ・・・。

●ニンテンドーランド

 僕の昼休憩2時間ほどの間での出来事であるが故に、時間はもう残り少ない。せっかくなのでゲームも体験してみることにした。ちなみにニンテンドーランドを買う気になったのは、これまた社長が訊くにて、

 ドンキーコングのミニゲームがとっても面白そうだったから。

以前僕がここで紹介した360の80MSPインディーズゲーム「プラットフォーマンス」のような、大きな1画面を舞台にした2Dサイドビューアクション。こちらはゲームパッドを傾けつつ進めていくのだが、

 開発の人も、一番これが面白いとやり込んでいたという。

もう見るからに面白そうであり、実際ちょっとやっただけで、

 悪くない手触り。

を感じたりもしたが、、、

 そうそう非常に重要なことを書き忘れていることに今まさに気付いた!

 WiiUゲームパッド、意外と軽い<コレはマジで。

どのくらい意外だったかというと、

 箱から出して持ったとき、「あれ?バッテリーが抜けてるのかな?」と思うほど軽い。必死に箱の中を探しまくって、「やっぱりない!」となるほど軽い。思わず隣の部屋から3DSとVitaを持ってきて重さを比べてみたくなるほど軽い。でもって、

 比べた結果495gの3DS&Vitaの方が、重く感じるほど軽い。

色が白だからかな、という何とも安直にして真実みのある結論に至ったが、表面のプラスチックが結構ザラついていて、指先にフィットする、滑りにくい、安定する=軽く感じるというのもあったかも。

また、ボタン関係のフィールも、

 これまでのクソボタンとは雲泥の差。

具体的には、十字キーがとってもいい感じだし、スティックは64のスティックヘッドのバーの部分を太くして、押し込み可能にした感じ。各ボタンもかなり押しやすく、
※強いて言えばスタートとセレクトが「押し込みが深い」のが気になったくらい。
画面の大きさもVitaより大きく、発色もいい。

 意外と言うか何というか、

 「とっても良く出来たガジェット」だと思った。

ちなみに初期設定時には、結構いろんな煩わしさを伴ったりもするのだが、もうこの辺りは仕方ないと諦めるしかないと思う。ちなみに、8GBのベーシック版は、基本OS関連で5GBの容量を食う。空き容量は3GB。

 ニンテンドーランドのダウンロード版は3.2GB

なので、実質ベーシックセットではダウンロードソフトは遊べないと思って間違いないと思う。

・・・

ニンテンドーランドは、主にテレビ画面とゲームパッド画面の両方が同じ画面を表示する仕様になっているが、リビングのテレビは安物のレグザなので、

 720pしか表示出来ない。

これも手伝って、結果、

 ゲームパッドとテレビ画面の違いがほとんどわからない。

というレベルの再現度になっていた。というか、

 ゲームパッドの画面が非常に綺麗。

当たり前と言えばそれまでだが、WiiUはたぶんPS3とかより高性能なんじゃないかと思われる。そしてその画面をほぼそのまま(解像度だけ落として)大きな画面で表示するわけだから、

 見た目の印象が悪いわけがないのである。

これはタイトルによっては(例えばゾンビUとかはゲームパッドのみのプレイは出来ない)叶わない仕様ではあるのだけど、

 ともかく、ゲームパッドだけでも十分なプレイアビリティを確立出来ている、と言っていいと思う。

ちなみにゲームパッドのケーブルは結構長いが、途中にACアダプターらしいボックスが挟まっていて、見た目の印象は決して良くはない。3DSのアダプターの方が取り回しはしやすいだろうし、実際本体から離れたら使えなくなるともっぱら評判のWiiUであるからして、ACアダプターがゴツイのは、制作時から織り込み済みだったのかも知れない。

・・・

そんなこんなでWiiUのファーストインプレッションだが、印象的には、

 思ったより遙かによかった。

というのが正直なところ。まださわりのさわりしかやってないけど、手触りもよかったし、面倒ではあるけど、起動は出来た。画面はさすがにHDMI接続で綺麗だし、
※Wiiのタイトルをあらためて遊びたくなったほど。
現時点での評価は★★★☆とかなり高い。

ただ、当たり前の話これから少しずつゲームや内蔵ソフトを試していってみて、その印象がどうなるか、というところ。「意外に軽かった」ゲームパッドだけど、使い続けていってもそのままとは思えないし、500gはどこまで行っても500gだ。

 問題はそれを補ってあまりある楽しさがそこに構築されるか否か。

他に買った人の話とか、ちょっと聞いてみたい気もするけど、ロンチに買う人なんて、転売ヤーか任天堂ファンとかだろうから、なかなかニュートラルな話は聞けないかも知れないな。

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コメント

パッドには重さや遅延の点でほとんど期待していなかったのですが、意外な出来の良さにビックリしました。
YouTubeとか同時に見てみるとむしろうちのヘッポコテレビの方が若干遅延してるくらいでしたw
ただ、あまりにも多い更新やもたつく総合メニューはちょっとなんとかしてほしかったですね…

投稿: | 2012年12月 9日 (日) 03時05分

どもです名無しさん、クリスです。

確かにゲームパッドの完成度の高さは、Vita、3DSどころか、個人的に凄く評価の高い初代DS(ライトじゃないもの)も凌駕している気がします。スーファミクラスの「かちっとした感じ」が好感触ですね。単体で13800円でしたっけ?さすがに壊れたらシャレになんないとは思いますが。

youtubeやニコ動はほとんど見てないのですが、
※起動確認したくらいで。
昨日はまだ遅延関係が散見されたようです。今日はカラオケでも全然クリアになっていて、対応の早さはさすがだなぁと思いましたね。

これでWiiメニューへの戻りの早さも何とかして欲しいと思いつつ、個々のソフトを腰を据えてやり始めたら、あまり気にならなくなっていくのかな、とも思ったりですね。

投稿: クリス | 2012年12月10日 (月) 00時52分

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