宇宙兄弟
※ぽつぽつネタバレがあるかも、です。
「に、似てる・・・」
子供版ムッタと大人の小栗旬の「そっくりさ」にまず驚愕。
最初CGかと思ったわ。
そのくらい似てる。つか、
本人の子供時代より似てるだろ
ってくらいで、いい子役見つけて来たなぁというのが第一印象。つか宇宙兄弟を知ってる人ならわかると思うけど、この作品には基本悪い奴は出てこない。誰もが誰もの立場でがんばるだけだ。
他の出演者も、かなり似てる。
ぐりしゅんも必要十分だし、真壁もセリカも上手くチューニングしてきたなぁというか、
これだけのことだが地味にドラマ入って行きやすい。
・・・見ながら忘れないようにコメント書いていこうと思ったけど、
予想以上に面白そうなので、一旦筆を置いて映画に集中することに。
結果、
スゲェ良かった!
泣けた!笑った!面白かった!
でもどうなんだろ、この面白さって、原作を知ってたからこそなのか、はたまた知らなくても、知らない方がより楽しめたのかどうかはわからない。ただ、
よくこれだけの内容
※コミックでは9巻までかな
を2時間に押し込めたなぁって感じ。でも逆に言えば、
相応の盛り上がりがあるシーンをクライマックスにするために、無駄なシーンを極力シェイプするであろうことが想像でき、かつ実際そうだったのが良かった
とも言えるんだよね。全体通してかなりテンポがよくて、
※と言っても長尺のシーンがない訳じゃ無い
前述の通り嫌なヤツもいなくて、、、
あと思っていた以上にびっくりしたのは、
お金掛かってるな
ってこと。月のシーンだけじゃなく、宇宙服絡みのクオリティがすこぶる高く、
邦画なのにがんばったなぁ
ってスゲェ思った。でも逆に言えば、今作1本に集中して金策をしたからこそ、結末をアレンジして「収める」必要が出てきたのかなぁとも。
ラストはかなり駆け足で、強引にまとめた感が出まくってしまった。
まぁそれを差し引いても十分楽しかったですけどね。
あ、一カ所気になったのは、最初にひびとが宇宙に打ち上げられるロケットのシーン。ムッタがジジイと遠くから見るじゃないですか?
アレ、スタジオだよな。
ムッタの目に複数の光源が見えたり、肌を照らす光がどうみても蛍光灯っぽい。もしかしたら違うのかも知れないけど、僕にはどうにもそれが「アンリアル」に見えてしまって、、、正直ちょっと興が冷めた。
でもまぁそれ以外は、アポの愛らしさもヨシ、グリーンカード絡みのアレンジもヨシ、あ、でも「握手しよう」の下りは最後全く拾わず、残念。あれは原作を知ってる人向けのコメントで、映画だけ見た人には凄く違和感が残る「張るだけ張った伏線」って感じに見えたと思う。
麻生久美子もよかったけど、この人、ホントオッパイないのな。最初にルームランナーで走ってるシーンでも、
まったく揺れない。
まぁその方がむしろ「宇宙飛行士向き」という気もしないでもないけどさ。
そんなこんなで、「原作を知ってる」という前提ではあるけど、クリスの評価は★★★☆。思った以上に面白かったし、これなら映画館に行ってもよかったかなぁって感じでしたね。ムッタも熱くて、、、まぁ堤真一は原作より全然若作りだったけど、ココは美味しい役だから仕方ないかな。
主題歌、、というかOPもEDも英語の歌で、雰囲気はよく出てた。というか、別段日本語の歌にするべきだったとは言わないけど、なんかちょっと「そういう作りにするんだ」って感じはしたかも。個人的にはちょっとかっこよすぎる気がしたかな。
とにかく絵作りが良く、キャストのクオリティも高く、もし問題があるとするなら、原作がそもそもマンガで、派手なシーンより妙味のある人間ドラマで楽しませる作品だったことが、全体的な派手さを抑えてしまった感があるかなってことくらい。
そう、あとぐりしゅんって、
ジェームズ・フランコみたいなヤツかもな。
ジェームズ・フランコは、スパイダーマンで親友:2代目ゴブリンだった役者バカ。
※この表現が個人的に凄く気に入ってるのでつい使ってしまう。「127時間」がホント好きな映画だし、ジェネシス猿の惑星もよかったし。
映画に対してすごく真面目な印象が強く、見ていて安心できる。最初は「花男F4」のひとりとして、ただのイケメンというイメージだったけど、いやいやどうして、
かなり好きになってます。
次は「テルマエロマエ」か「逆転裁判」辺りを見ようかと思ってたけど、「岳」にしようかなって感じですよ。
つかみんなは見たのかしら。
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