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2013年5月30日 (木)

もしも超能力があったら~その4~

これまでは気持ちよく妄想の翼を羽ばたかせてきたけど、今回は、

 欲しくないヤツ

について少し触れてみる。何らかの事情で、ある日唐突に「超能力者」になってしまっても、なかなかそのことに気付きにくいのが現実だと思いつつ、、

 テレパシーはすぐ気付く。

他の人の考えていることが聞こえてきてしまう。自分の思ってることが伝わってしまう。

 想像しただけで恐ろしい。

意識を集中した時だけ聞こえてくるみんエス嘉郎のような状態であるならまだしも、無意識に流れ込んでくる同みゆきちゃんのような状態だったら、

 気が狂ってしまうかも、、、

どのくらいの距離まで近づくと聞こえてくるのか。そのボリュームは調整出来るモンなのか。っていうか、

 対象とする本人が考えていることと、本人すら意識してない深層心理が聞こえてくるのか。

前者なら「なんにも考えてない時」は聞こえてこないけど、後者なら常に何かしらの声が流れ出てる、吐き出されてる気がする。でもって、

 後者ならまだ人類の役に立ちそうな気がする。

犯罪捜査とかでも、心を閉ざすこと、別のことを考えること自体は結構出来ると思うんだよね。空腹やトイレとかでも、間断なく衝動に駆られ続けてるわけじゃない。やっぱりそこには波があって、「強く脳が訴えるときもあれば、それすら忘れてる時もある」わけで。

深層心理であれば、特にこちらが傷つくことを「見てしまう」ことは少ないと思う。漠然とだけど、短期的な衝動や欲求より、中長期的な、例えば将来のこととか、子供の進学、老後みたいなこと、殺人を犯してしまった人とかならその記憶はきっとそう簡単に消えるもんじゃないと思うから、そういうのを掘り起こすのは有益だろうとも思うけど、、、

 そんな重たいものを背負うこと自体、とってもツライ。

軽く考えてることがわかるのだって、周囲の人間が自分に対して、「ったくこいつマジウゼェ」とか「汚ねぇツラしてんな」とか「クセェんだよ」とか「死ね」とか思われてることがわかっちゃうのが、

 辛くないわけない

んだよな。ぶっちゃけ相手が何を考えているのか、

 わかった方が幸せな場面なんてあるの?

って感じ。ババ抜きやってるときくらいしか思い浮かばないよ。好きな子の気持ちがいくら知りたいからって、

 自分のことを嫌いだって事実が知りたいワケじゃないでしょ?

自分の気持ちが伝わっちゃうことに関しても同じ。考えてることが知られて幸せなことなんて何一つないと思う。

 お互いがテレパスでプライベートでの付き合いが一切なく、たとえばいつもチャットしてるような知り合いであれば、まぁ遠距離の通話をするように会話するのもありかもしれないけど、それでも「そろそろおしまいにしたいな、、、」とか「あ、ウンコしたくなってきた」とかまで聞こえちゃうのは絶対よろしくないと思う。

ある意味「独裁スイッチ」みたいなもんで、テレパシーが使えるようになって手に入るのは、

 孤独だけ

だと思うんだよな。ただ、

 ごくごくたまに、強い集中力を要するとか、一日1回だけとかの条件でのみ「読み取ることが出来る」のなら、何とか受け入れられるかも知れない、、けど、

 そんなレベルでの習得は、たぶん能力を持ったという事実に気づけない

結局気軽に効果を発揮してしまう「非人間性」にいいことなんてないんだろうなって話。
あと、、、

 プレコグニション<未来予知>もいらない。

これこそ恐ろしい。自分や自分に関わる人たちの「死期」がわかってしまうなんて、絶対勘弁して欲しい。かといって条件付けて「自分に関わることは何もわからない」「口に出したり紙に書いたりするとダメ」みたいなのは、

 リアリティがない。

そもそもリアリティのない話ではあるけどさ。

未来予知の利用法としてはギャンブルがまず頭に浮かぶと思うのだけど、結局のところ「当たり過ぎちゃう」のは絶対マズいと思うんだよね。で、それでも当てずにはいられない。結局身を滅ぼしちゃう気がする。

地震とか津波、あとウイルスや放射能や戦争なんかが予知出来たとしても、それを口にして広めてしまうことで、

 未来が変わる

ってことも十分ありうると思う。「全てが全て定まった唯一の未来」であることの条件の中に、「誰にも未来を予測できない」が入ってる気がする。パラドックスだけど、予知が絶対的効力を持つとしたら、

 自分は思い通りに動くことが出来ない(何者かに操られる感じになる)はず。

例えば自分の手に水の入ったコップがあるとする。これが「今からこぼれる」という未来を予知した場合、それに抗うこと=未来が否定されることになり、逆に「絶対こぼれる」としたら、いくら自分がこぼしたくないと思っていても、「こぼれる事態」に強制されるってことになる。逆もまたしかり。

だから、実際に本当に未来予知が出来るとしても、「変わりうるひとつの選択肢」が見えるに過ぎない。ダービーの一着馬を予知したとしても、自分が馬券を買った時点でその未来は変わってしまうかも知れない。バタフライ効果と切っても切れないと思うんだよな。

ただ、テレパシーと比べて予知にはメリットも少なからずある。凄くシンプルなところで、

 今日雨が降るかどうか

とか、

 今年の夏が暑くなるかどうか

みたいなことは、知ってても困らない。特に季節物を扱うウチみたいな人種は、「寒い夏」と「暑い夏」では、仕入れのスタンスが全然変わるもんね。売り出しの日を晴れの日にするとか。

あと、やっぱり(さっき触れたことのひとつだけど)地震が予知出来るのはスゲェ大きいと思う。漠然としたもので、例えば1年後とか、3年以内とかだけでも意味があるし、その規模や震源がわかるだけでも「やれること」がある気がする。つか、

 もしガチで1年後に東海大震災が起こるとしたら、それが「必ず起こる」としたら、今何をします?って話。

確かに引っ越し先を探すようなお金もツテもないし、誰に話しても誰も信じては貰えないだろうけど、

 とりあえず出来る限りのものを換金して、現金に変える。

全て自分の持っている物がゴミになってしまうとしたら、頼れるのは「人と金」だけだと思うんだよね。

当然「その日」の前には家族や知り合いと旅行なりなんなりを計画するし、震災後必要だけど手に入りにくかった物をリストアップしたり、準備したりする。携帯の予備バッテリーやポータブル発電機、大型のソーラー電池みたいなものも買うと思う。あと、

 保険にも入る。

ギャンブルの予知にも通じることではあるけど、「本当に起こる」自信があるのなら、やっぱりそういうことも考えると思う。というか、

 考えなきゃバカだと思う。

地震の規模にもよるけど、阪神や東北レベルのがもし住んでる地域に直撃するとしたら、

 たぶん自分の家は崩れる。

土手沿いに3、4mほどのちょっとした造成の上に建ててあるので、横に転がるように壊れる。

 そしてたぶん死ぬ。

逆に言えば「自分の死期があまりにも早いと予知出来てしまった場合」は、地震がその時に発生する事実を示唆するのかも知れない。あるいは交通事故や戦争かも知れないけど、、、。

でも、そんなヘビィなものばかりじゃなくて、たとえばミエリーノ柏木みたいに、手を触れた相手の恋の結末や未来が見える、というのだけでも、能力の顕れ方としてはなくはないかも。「当たりすぎる占い師」みたいな、、、でも結局はこの項の最初の方に書いた、「未来が変わる」に抵触しちゃうと思うんだよな。どうしても別れたくない人がいて、その理由が明確化され、その原因を自助努力で克服すれば、別れ話は切り出されないかも知れない。わかんないけど。

あと、凄くミニマムだけど、

 雷の槍にするのか、氷の槍にするのか

みたいな、二者択一のゲーム内の選択も、「どっちがよかったか」が見える。ただそれは、

 どっちが本当の意味で得なのかはわからない。

刹那的な効率は上がるかも知れないけど、中長期的に見たら、回り道こそが正解ということは普通にありそうだ。結局、

 未来なんて見えない方が幸せ

ってことになりそうな気がする。ああでも、

 もし隕石で地球そのものが丸ごと爆発しちゃう、みたいな未来だった場合はどうだろう。

1、2年程度の先なら、偉い先生たちが「予測」してたりもするんだろうけど、もう少し先、例えば100年とか先の未来を自分が予知出来た場合、誰かに言うんだろうか。

当然予知が「それだけ」の場合は、絶対言わないと思う。自分自身すら生きてない未来の話で、かつその予知が本物であることなんて可能性としてむしろゼロに近い。あくまで自分が、常日頃から「100%現実化する予知が出来る」という下地があって初めて、「事実として誰かに伝える」ことが出来る。

なんだか「1億円もらったらどうする」に近い話になってきたな。

「100年後に地球が滅亡することがわかったら」。100年と言えばもはや僕どころか僕の子供達、もっと言えば今地球上にいるほぼ全ての人にとって「他人事」になる。他人のために、未来の地球のことをどれだけの人が親身になって考えられるのか。例えば僕の言葉が真実であると誰もが、何十億という地球上の全ての人が信じてくれる日が来たとしても、果たして自分とは無関係な未来を憂うのか。

ただ、科学や天文の専門家たちは、研究の温度を上げると思う。当たり前だけど、

 もしかしたら100年が10年になるかも知れないと思うだろうから。

僕の予知が市民権を得ていたとしても、可能性は別問題だ。ノストラダムスだって全く誰からも信じて貰えてなかったら、全てが世迷い言の狂言師として、簡単に歴史の闇に消えていったはずだ。

 100年で地球から脱出できるのか?

 100年で地球を「動かす」ことができるのか?

 100年で地球を「とんでもなく堅く」すること、100年後に飛来する隕石を破壊もしくは軌道修正させることが出来るのか?

「爆発する」という予知が100%であるなら、出来る出来ないは別として努力するべきは「脱出一択」ということになる。でも、

 たとえばその努力をした場合、危機が回避出来るという未来を予知できるのか

努力が結果に結実する前に、「今のままなら回避出来る」としても、その後、例えば僕が死んでしまったあと「そのやり方では無理になった」ってこともなくはないのでは、、、。

学もなく経験も知識もない僕が考えるようなことは、過去のSF作家さんや科学者さんたちがもうこれでもかと考え尽くしてきたことだと思うから、何を今さらって思うんだろうけど、やっぱりごくごく単純に、

 未来は予知できないんだろうなって思った。

タイムマシンが作られないのと同様に。

・・・

でももし仮に地球を脱出することが出来て、ウォーリーのようにその宇宙船だけで完全な自給自足が可能になったとしても、

 僕はその時いないんだよな。

そういうのもひっくるめて予知出来るとしたら、

 結構未来、未来の科学力を予知するのは悪くないかも。

発想しなかったけど、プレイステーション5や、WiiUや、Vitaの後継機も、どんなものになるのかわかるというのはちょっと楽しい。未来の携帯電話、未来のテレビ、未来の車が空を飛ぶのか、ロボットが召使いになるのか、ガソリン以外の燃料で車が動くようになるのか。

 生きている間に実現しなくても、それを見たり知ったり出来るというのは愉快。

金儲けでなくとも、未来の新聞の株式欄とかが予知できたら、どんな企業が成功し、支持されてるのかわかる。効果100%の毛生え薬や水虫の薬、ガンの特効薬やダイエット方法が発明されるかも知れない。青色ダイオードが発明される前に、青色ダイオードが発明される未来を知ることが出来たら、それを想像するだけで「世界が違って見える」気がする。

 ブームを先取り出来るかも知れない。

ささやかというなかれ。そういう小さな未来こそ自分の幸せにはとても大きく影響すると僕は思う。誰より早くパズドラを極めていった人は、きっと結構楽しんだと思うよ!?まぁ代わりに何か失ったかも知れないけど。

人の生き死にに関わることじゃなければ、案外予知できるってのは悪くないかも知れないな。まぁ、

 何の驚きもない人生がどうかって話にもなるけどね。

映画とかドラマとかで、最初から犯人がわかっちゃうとか、、、やっぱイヤだな。

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