ガリレオ最終章&内海薫最後の事件
2日掛けて全部見た。が、まぁ旬は過ぎているので簡単な感想にとどめる。
●内海薫 最後の事件
第一印象は「そこまで稼ぐのか」って感じ。ガリレオは優れたコンテンツだとは思うけど、何でもかんでもガリレオに関連づける必要があんのか!?みたいな。
まぁ普通に面白かったからいいけど。
娘と二人で見ていて、もうしゃべるしゃべる<僕が。
僕は基本静かに見ていられないタイプで、それこそ大阪のおばちゃんのごとく画面にしゃべりかける。「コイツ絶対悪い奴!」「あ、こいつのが悪い奴かも」「やっぱコイツだったか<前二人とは別の人」みたいな。あと、「かっこいーー!!」「この○○超カワイイ。代表作だな!」「ウットリ。マジウットリ」みたいな。
だから一緒に見る人も、そこそこ「そういう見方」に耐性がないとキツかろうと思うのだけど、
幸い娘も理解があるタイプ。
「この曲ってガリレオっぽくなくない?」「超悪そーー」「この人は最初からいい人だと思ってたんだよねぇ~<実行犯」みたいな。
意気投合。二人とも同じコトを言ってます。
だからか、普通より3割増しくらいで楽しめた。序盤はとにかく出向先の部長だかの「こいつ死ねばいいのに感」が爆発していて、
どうやってこいつを犯人にしてやろうか<僕がいくら考えても答えは出ない。
とか、間抜けで無能な部下を与えられ、
ゆとり。
ポツリ。みたいな。
でも中盤から物語は加速していき、ラストのどんでん返しで見事にこちらの意図をひっくり返しつつ、しっかりスッキリさせてくれてホントホッとした。もうラスト直前でユースケサンタマリアに関する「モヤモヤ」を、
まさかこのまま放置するつもりじゃないだろうな内海!<上司かっ!
みたいな心境になったのを、ズババッとシュビビッと片を付けてくれて、
何だかんだ言って柴コウいいよな。
みたいな。みんなが結構、「吉高由里子でも悪くねぇんじゃね?」って思ってたところに、ちゃんとフォローするこの局側のいやらしさっていうの?
もし次のシーズンを「柴コウで!」ってなっても、わだかまり無く始められるような布石
を打ってるようにも見えたな。
でも東野圭吾っぽくはなかったし、どこか「テレビ局主導の2時間サスペンス」のニオイは拭えなかった。出てるキャストに安心感があったから見終わることが出来たけど、やっぱこれが「ガリレオの肩書き無し」だったら、と思うと、僕は見なかったかも知れないなって<もう手のひら返しかクリス。
評価は★★★。ただ、唯一最後までスッキリしなかったのは、ユースケサンタマリアが、3年間ずっとまじめに介護してたってこと。3年って短くないと思うし、そもそも短気なキャラで最後を締めた割には、どこか納得しきれない気がしないでもないなって感じだったかな。まぁそれ以外はOKです。湯川先生の実験も「へ~!!」って感じでよかったし。まぁ「ちょい出し」がほとんどCM直前ってのはイヤらしいなぁとは思いましたけど。
●ガリレオ最終章「聖母の救済」
うーん。悪くはなかったと思うけど、正直前シーズンの最終話が良すぎたというか、
クライマックスにふさわしい展開だった
のを思うと、もう一つひねりが足りなかったというか、規模が小さかったという感じが否めない。最後が北海道というのも、微妙にこれみよがしなアピールをしてたからそう感じただけで、
実際は近所で撮ってたのかな
って思わせてしまったりもしたし、
※廃校寸前なのにあそこまで理科室の設備が調ったままというのもなんだか違和感があったし。
天海祐希自体は嫌いじゃないんだけど、もう一人くらい華のある大物がいても、
※2回に分けるほどの大作なわけだし
良かったんじゃないかなぁという気はした。トリックも、
「証明できないという異質感」だけで最終回にふさわしいと判断されたのかな
と思うと、ちょっとというかかなり物足りなかったし。つかそもそも、
1年の間に、どこでどうあの蛇口がひねられるかわかったもんじゃないし、だったら最初から1年たってから仕掛ければよくね?って思ったし、旦那さんが「水を買いに行く可能性」とか、「なんで出かける時にセキュリティをONにしたのか」もよくわからない。なんだかいろいろスッキリしない。1年掛けて完成させたというタペストリーも、「子供が出来たら進捗が滞る」であろうに、1年掛かるプロジェクトをスタートさせるのか!?って気もしたし、旦那が「子供が超欲しい」という気持ちに対して、なぜ「まず自分(奥さん)だけでも満足してもらえるか」をジャッジさせようとする意図がわからない。ホントに好きだったら、二人の子供を作るためにまず努力するんじゃないの?みたいな。そもそも奥さんである天海祐希も子供自体は嫌いどころか好きなくらいなのに。
なので、個人的な評価は、★★と低めになってしまう。トリックにも派手さがなかったし、笑いどころもほとんどなかったし、色っぽいシーンもドキドキするような緊張感もなかった。
※ガリレオ0のが緊張感があった気がする。
とは言ってもこれで一旦終了。あとは29日からの映画を見に行くか否か。どうしようかな~。
ちなみに、過去のエピソード(セカンドシーズンの)がエンディングで流れたけど、中では最初の大沢たかおのヤツと、ダウジングで見つけたヤツ、ペンションで色っぽい流れになったヤツなんかが好きだったかな。吉高由里子は柴コウと比べて色気があると思うから、それを活かしたエピソードがもう少し頻繁に差し込まれてても良かった気がしたかな。
今日は休みでDVDを借りてきた。オススメされたもの(ディセント、デジャヴ)、もう一度見たいと思ってたもの(ヒックとドラゴン、タイムライン)、全然知らなかったけど好みの映画の続編(アナコンダ3)。何から見ようかなって感じかな。
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