エネミーオブアメリカ
録画してあったのを休みの暇つぶしに見てみた。主演はウィル・スミスとジーン・ハックマン。ついこないだスーパーマンを見直したばかりだったので、ジーン・ハックマンの印象がそれなりに残っていたのだけど、
こんなかっこいいジジイになりゃがって・・・
まるでザ・ロックの時のショーンコネリーのような渋さ。
話は、、、あらすじを書くのがちと難しいのだけど、要は国家がカメラとか衛星とかで個人情報を把握しよう法案を進める連中が、否定派のトップみたいな人を「殺っちまって」、たまたまそれを撮っていたカメラおよびその映像を納めたメディアを、ウィル・スミスが本人のあずかり知らぬ間に押しつけられ、まぁいろんな連中から狙われる、みたいな話。ちなみにハックマンはウィルの商売相手だけど、当然のように過去があり、基本人前には出てこないという体。
僕は正直小説を読まないからか、理解力に難があると常々思っているのだけど、この映画も序盤から中盤までイマイチわけがわからず進行していった。ハックマンがウィルとどういう間柄なのかもよくわからなかったし、
※追われる身になって彼を頼る下りもピンと来なかったし。
悪玉が部下たちに「訓練」と偽って指示する割にはあまりにも状況がシリアス過ぎる。訓練で事故死とか、暗殺とかしないでしょいくらなんでも。
なので、見ていてどうもスッキリしないまま前半を折り返した感じだったのだけど、
ジーン・ハックマンが出てきてから空気は一変。
なんつか、
かっこええ!
最初に彼が出演しているのを知っていて見始めたのだけど、前半パートでスッカリそのことを忘れ去っていて、登場したとき、
なんだこのかっこええオッサンは!?あ、ジーン・ハックマンか!
みたいな。コンピューターや衛星関連の盗聴やら傍受やらのエキスパートで、なぜか爆弾にも精通してるという設定。地味にネコ好きというエッセンスも「粋」だったし、終盤のたたみかける展開の心地よさは、
それまでのモヤモヤを一気に吹き飛ばすレベル。
個人的には「エネミーオブアメリカ」とか「ハンガーゲーム」「パトリオットゲーム」みたいなタイトルは、タイトルだけでイマイチフックしないのだけど、いやいやどうして、
結構面白かった。
クリス評価は★★★。イラっとする場面はほとんどなかったし、
※ちょっぴり衛星からのシーンが「出過ぎ」って思ったくらい。
この手の映画にありがちなカーチェイスや屋根の上の追いかけっこが少なかったのも好印象。今回のウィルは基本武闘派ではないので殺陣や銃撃戦もほぼなかったのだけど、そんなものなくても、
かっこいい男のかっこいい演技だけで、十分絵が持つ
ということを感じさせてくれた映画だったな。
のっぽの黒人とのペアってことで、「クリムゾンタイド」をまた借りてきたくなったくらいだよ。っていうか今軽く調べてみたら、
同じ監督なのな!
なんだかいろいろと納得って感じだな。つか、
この人、トップガンの監督でもあったんだな。
道理で途中いくつかのカットが「トム・クルーズっぽいな」って思ったわけだよ。68歳で他界されてるけど、アンストッパブルや、ビバリーヒルズコップ2など、意外なほど見たことがある作品を監督してたな。まだ死んでから1年経ってないのか、、、ご冥福を祈ります。
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コメント
どもです、クリスさん。全然映画通じゃないデスバです。エネミーっぽいテイストの映画だとつい録画しておきます。同じ監督のデジャヴは観ました?テレビでも何度か放送していて、なかなか良かったです。クールなセリフがあって痺れました。ジーン・ハックマンだとアンダー・サスピションがぶったまげました。
投稿: デスバ | 2013年6月19日 (水) 05時42分
どもですデスバさん、クリスです。デジャヴもアンダーサスピションも見てないですねぇ。今度「どうしても絶対借りたい映画」が出たら、チェックしてきます。
ただ、僕は特にこういう映画が好きってわけでもないんですよね。基本安っぽい人間なので、
お金を掛けている映画が好き
が基本にあります。その上で、サスペンスであったり、アクションであったりに踏み込んでいく感じ。ただ、最近は以前より俳優の持つ力にウェイトが高まってるかな、とは思います。ジーン・ハックマンもそうですが、監督だけじゃない、俳優の力ってのはやっぱスゲェなぁと、こないだのハリソンにも思いました。
まぁだからこそ有名どころを揃えつつお金を掛けて、かつ監督もメジャーって作品が、
ミーハーではありつつも僕の好み
ってことになっちゃうんですけどね(^^;。つかそれ言い出したらなんで、オーシャンズ12とか見てないんだよって話になっちゃいますけど。
※「11」しか見てないんですよね~。
投稿: クリス | 2013年6月23日 (日) 01時08分