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2013年7月 7日 (日)

ハリーポッターと死の秘宝

何をいまさら、と思った人。ごもっとも。さして知りたいコトなんてないよ、と思った人。僕も同じく。

 でもまぁ見てしまった以上感想を書きたくなるのも人情。

ひとりごとだと思って読んでいただくのもよし、気楽にスルーするもよしです。

思えばハリーポッターも結構なシリーズ作品だったなぁという感じ。最初の2作くらいは好きだったけど、3作目くらいから、

 ファンタジーというよりホラーじゃね?

って感じになってきて、どうにもこうにも明るさや楽しさがない。もう息が詰まりそうというか、緊張感がありすぎるというか、

 楽しくない。

とは言ったものの、VFXのクオリティは高く、お金のかけ方もハンパない。腐っても大人気シリーズであり、さして興味がないながらも全作(DVDだけど)見てきた。

 まぁどの作品もリリースからかなり経ってから、だけど。

そんなスタンスの視聴者にしてみれば、この死の秘宝のパート1というのは、まさに、

 普通スルー

という内容。最終回への序章は、どこもクライマックス直前って感じだし、話はどんより真っ暗視界ゼロって感じ。家で見るにしても日中は雨戸を閉めないことにはろくに何やってるのかわかんないほど。

 つか続けて見たのでどっちが1でどっちが2の話だったのかも良く覚えてなかったりもするのだけど。

ハリーポッターというのは、もの凄くシンプルに僕なりのさじ加減であらすじを書くとするなら、

 「悪の大魔法使いを倒す話」

である。あまりにも強大で、あまりにも恐ろしいヤツの名はヴォルデモート。序盤ではその名前を口にすることすら禁忌とされていたほどで、中盤でもその恐ろしさは世界中に知れ渡るほどであったのだが、

 終盤どんどん小者化していく感じ。

まぁ仕方ないのかも知れないけど、

 正直僕的にはもう少し「凄さ」をアピールした上で倒して欲しかった

というのが本音。ぶっちゃけにぶっちゃけちゃうと、彼の為した悪行というのは、

 大したことない。

何人かはそりゃ殺してるけど、それはハリー側も同じだし、
※むしろ殺した人数で言えばこちらのが多いくらいだし。マジな話。
その魔力に関しても、

 最強の杖を持っている(という体)の最強の魔法使いなのに、「そこら辺にある駄杖」を持っている若造(ハリー)と良い勝負

というのも滑稽。印象ではピッコロ大魔王とタメ張れるくらいのアピールなのに、その実やってることはマイティソー(およびアヴェンジャーズ)のロキと同程度で、

 これまでの蓄積を蔑ろにするかのごとく「弱い」。

最終part2は、序盤のドラゴン、中盤の炎のケルベロス(みたいなヤツ)と、なかなか派手でかっこいい見せ場があっただけに、ファイナルバトルでそれをなんら超えられない展開というのは、、、

 軽いため息。

ペットのヘビに関しても、「自分の命と同等」というとんでもないウィークポイントでありながらも、大して大事にするでもなく、シリーズ序盤で出てきたでっかいヘビと比べるて迫力も乏しい。つか、

 セブルスを殺すとき、何回かみつくつもりだよって思った。

最強最悪の魔法使いのペットが、「やれ!」みたいにけしかけた、言うなれば最強の側近であろうはずのヘビが、数回かみついた挙げ句まだ死んでないという。

 人によっては全然問題視しないかも知れないけど、自分的には結構気になった。

というか、

 「強さに序列が欲しい」

んだよね。スカウターがないから数値化することは当然無理なんだけど、セルとか魔神ブゥとかと戦おうって話なのに、その攻撃力は初代ピッコロどころかレッドリボン軍やタオパイパイレベル、みたいな。

ハーマイオニーがロンとくっつくという点は、まぁ話の流れで仕方ないのだろうなぁと思いつつ、もう少しハリー側のラブストーリーも盛り上げて欲しかった気もするし、

 相変わらずの固有名詞の多さに、やっぱりジジイは辟易しちゃう。

もう少し、、というか、まぁファンタジーだからしょうがないのかな。ぶっちゃけひとつひとつの個人名に注釈が欲しかったよ。セブルスのいまわの際で「ジミーによく似た目をしている」なんて言うじゃん?「ジミーって誰よ!?」って感じだったからね。
※ジェームズ・ポッター。ハリーの親父のことなんだけども。
そんなんばっかだった。

まるで文句ばっかしみたいに見えるかも知れないけど、最終話はそれなり以上に楽しめた。クリス評価で言えばpart1が★☆。part2が★★★。ヴォルデがどんどん弱体化してることを除けば、
※まぁシナリオ上でも分霊箱がどんどん壊れてるから確かに弱体化してはいるのだけど。
絵的にも派手だったし、マクゴナガル先生やセブルスにも見せ場があり、
※マルフォイに見せ場がなかったのが残念。最後は気持ちよく(ヴォルデ側を)裏切るかと思ったのに。
オチのネヴィルも良かった。思えばネヴィルはシリーズずっと出てるレギュラーなんだけど、ハリーたち以上に変貌著しく、見た目も含めてラストが映えた感じだったな。
※あとダンブルドア校長は、古い方の人(途中で他界された方)のがいいなって思った。

ただ、そうは言ってもハリーたち3人のルックスは、初期の頃の方がかわいくて好き。キュートという表現が一番しっくりくると思うけど、あのルックスがあったからこそハリポタは人気が出たと思うし、シリアスになりがちなファンタジーの間口を広げたのだと思う。今回のロンなんて、

 一歩間違えたら浮浪者か!?

みたいだったし、まぁ、

 ハーマイオニーの谷間に関しては、何も言うことはないけども。

「何も」言うことはないけども。

途中一回だけ初期の頃のハリーが出たところでは、その違いに驚きを禁じ得なかったな。「大人になったんだなぁ」という気持ちと、「こんなに時間が経ったのか」という寂寥感。光陰矢のごとし。時が経つのはホント早いと思った。

映画を見る前の知識(というか噂)では、

 「ラストはほとんど全員(ハリーたち3人を含め)死ぬ」

と聞いていたので、正直ラストシーンはちょっと拍子抜けというか、肩すかしみたいな感じにはなったけど、まぁあれで良かったと思う。ある意味年相応に近づいた3人のルックスと、しっかりしたビジュアルの子供達。

 ちょっとハリーから「こんなカワイイ子が生まれるの?」とは思ったけど。

ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリント。物覚えが悪い僕だけど、3人の俳優の名前は意外と早く覚えたし、忘れてない。何だかんだ言って大作だったと思うし、歴史に名を残すシリーズだったのかなぁと今更ながら思いましたです。

半分余談だけど、音楽がイマイチ良くないなぁと思いながら見てたのだけど、
※ホントにこれジョン・ウィリアムズなの!?みたいな感じで。
調べたらやっぱしメインテーマ以外は違う人だった。やっぱそうだよな~と。

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