夏の休日
パートさんのお盆休みシフトの最中、僕にも休みがやってきた。別段特に目的があったわけではなかったが、朝10時には起きて、PCを起動する。以前借りた映画でも見ようか、でもその為には雨戸を締めなきゃならない。そんな重労働は今の僕にはムリだ。気を取り直してamazonで検索する。
モンスターハンター4、、、価格8800円<うろ覚え
前日友人Tが「モンハンの予約出来ねぇかもよ?」と脅してきたので、調べてみたわけだが、ホントにホントである。ついでにポケモンも検索したが、
ポケットモンスターX、、、価格4億6千万円<うろ覚え
いくらなんでも高い。それじゃあさすがに手が出ない。最近あまりゲームを買わなくなったが、本当に買うべきタイトルを買い損ねるのはツライ。モンハン4も実際どれほどプレイするのかあやしいものだが、
※デモムービーを見る限りなんにも変わってるようには見えないし。
そうは言ってもモンハンのナンバリングタイトルである。さすがにスルーは出来ない。
軽く焦りつつも、ゲオなら予約出来るかな、もし予約出来なくても当日並べば買えるかな、などと考える。逆に言えばそれ以上のことは考えないで、のらりくらりとローグレガシーをプレイ開始。
まぁ普通に面白い。
大概のことは既に触れているが、ちょっとだけ書き損じていた点に触れておく。
・HPバーが伸びていく
昨今のタイトルのほとんどが、「ダメージをパーセントで顕す」ものばかりだと思う。100のHPでも5000のHPでも、バーの長さは同じで、被ダメージによるドットの減りが少なくなるだけだ。
が、実際はそれじゃああまり強くなってる気はしないのである。
やはりHPが38しかないときと、HPが1000を超えてるときには、明確な差、ビジュアルによる差が欲しい。特に装備によってマックスHPが著しく低くなってしまったとき、特性によってHPとMPが逆転してしまったときなどは、
目で見て心細くなれることがとても重要。
余談だけど、ビジュアルでHPが増えていくシステムの記憶があるのは、イースくらいしか思い出せない。あ、あと「ワルキューレの冒険時の鍵伝説」もそうだったか。つかゼルダや「カエルの為に鐘は鳴る」とかもそうだけど、あっちはどっちかって言うとRPGじゃないもんな。昔はむしろビジュアルでHPの大きさを示すのがメインだった気がしてきた。
・時間で回復する要素がない
ふと気付いたこと。MPにしてもHPにしても、どんなスキルを使おうとも「待つことで回復するパラメータ」が皆無だということ。もちろんトラップでも何十秒に一回開く、みたいなものもない。
テンポを悪くする要素は極力除外されている。
この点ははっきり言ってとんでもなく大きく評価していいところだと思う。「待つ楽しさ」なんて今の時代には不要なのだ。不可欠なロードやセーブであるならいざ知らず、
※ちなみにローグレガシーにはそれすら非常に短いが。
抑揚があるからこそハイテンポが気持ちいいなんてのは、作り手のエゴでしかない。
必要なのは、「速い」と「凄く速い」でいいと思う。なんならコンフィグで遅くさせてくれれば十分だ。
正直「よく気付いたな」と感心した。マジで。
・「孔明のワナ」がない
ジャンプの着地地点や、通常通るだろうと思われるところに、これ見よがしのワナを張るケースがある、というか多いが、ローグレガシーにはそれがほとんどない。一見絵画に見えるが、実は触るとダメージを受け、ポルターガイストのように攻撃してくる敵も、近づけばブルブル震えることで判別が付くし、そいつの配置場所も、「まず無意識で当たるところにはない」。
快適ってどういうことなのかを、(水面下で)構築している。
でも当然喰らうときは喰らうし、「このダメージはしょうがないよ」と誰にでもなく言い訳したりする。避けづらいトラップもあるし、泣きたくなる猛攻もしょっちゅうある。重要なのは、
無駄にイライラさせないこと
正直言って、このソフトハウスの過去の作品すらも買いたくなってきた。派手さはないが、気配りと愛がある。まるで昔の任天堂みたい<超褒め言葉。
そんなことに気付きつつ、クリアしたのでセーブデータのバックアップを取り、受験生である長男に少しプレイさせたりしてみる。普通に絶賛であり楽しくプレイしているが、
やはり若いだけあってプレイヤースキルの上達速度が速い。
僕がHPや防御を磨く分、彼はガンガンにバンパイア(敵を倒すとHPが増える。でも代わりにマックスHPがガツンと下がる)に振り、2回喰らったら死ぬ、みたいなHPで敵を屠っていく。ハイリスクハイリターン。
だがそれも、「そういう遊び方を許容する作り」であることがポイントだ。スーマリもそうだった。
そんな風に過ごしつつ日が傾いてきたと思ったら、かみさんが、
「夜の動物園に行く」
と言い出した。「みんエス」のロケ現場にもなった「のんほいパーク(豊橋動物園)」の夜の部が、夏休みということでやっているらしい。正直何があるのかよくわからなかったが、
別に特にやることもなく、かつ拒否権もないので一緒に行く。
こういう時思うのは、長男高三、長女中二という年齢で、親と一緒に動物園に「よく行く気になるよな」ということだ。自分ではちょっと考えられなかった。ただ、それは大半においてその時代背景というのもある。今の子供達は案外そうした親とのコミュニケーションを「取るのが普通」なのかも知れない。
時間があったので先にゲオに寄ってもらい、前述2作品の予約をする。ポンタカードがあれば問題なく予約可能。価格はわからないが、まぁamazonのamazon価格よりは高いだろう。
※amazonの「amazonじゃない価格」よりは安いけど。
その後動物園に着くと、
そのニオイに一瞬意識がマクー空間へ誘われる。
ああそうか、夏の動物園って、「そうなのか」と思うが、家族でせっかく来たわけだから、そこで必要以上に駄々をこねたりはしない。なぜなら大人だから。コーヒー?飲めません。お酒?飲めません。オクラに納豆に梅干し?食べられません。大人だから。
チケットを買ったものの、入園時間18時までにはまだ時間があるということで、近所のラウンドワンへ行く。今時のゲーセンってどんなもんだろうとちょっぴり興味も増すが、
正直僕の居場所はない感じ。
あとから聞いたら「別フロア」にあったのかも知れないが、シューティングやアクションゲームはおろか、対戦格闘すら置いてない。あるのは、
・音ゲー
・プライズ系(UFOキャッチャー)
・レースゲー
・ガンダムゲー
・ガンシューティング
面積の半分以上がプライズ系で、残りの6割くらいが音ゲー。
そんななのか。
と思うが、まぁそんななのである。
そこそこ混雑していたが、早速長男が「ダンスエボリューション」というキネクトを使ったボタンのないダンスゲーをやるというので見てみる。
普通にノリノリに踊っていてある意味凄いなぁと思う。
が、正直コンボや点数がわかりにくく、ヘタではないにしても上手いのか凄く上手いのかはわからない。難度的にもそこそこ上のレベルのものであることはわかったが、
ダンレボやビーマニや太鼓の達人の最高難度のモノと比べると、その凄みは伝わりにくい。
ただ、長男のあとにやった女子(足太め)のプレイを見て、
ああ長男は十分上手かったんだな、そしてキレてたな
ということに気付かされた。ふむ。
まぁギャラリーがいてこそのものかな、とも思ったけど。ちょっと拍手もらってた長男が誇らしい。が、同時に受験生でこんなに上手くていいのかとは思った。
そんなゲーセンのあと、いよいよ動物園開園。リミット3000人というのがどの程度のキャパなのかとは思ったが、
かなり近いレベル(ヘタしたら超えてるかも。もっと言うと、超えてても入れてただろうな、とも)の大賑わい。
ただ、正直「動物園」の方の魅力は極めて希薄。見たのはサイとマングース、カバ、フラミンゴ、なんとかカンムリ鶴くらいで、ライオンもトラもゾウも見なかった。つかどこら辺が「夜の」なのかもよくわからなかったし、
※冷静に考えると動物たちは日中から寝てるし、夜行性の動物のエリアというのがそもそも無かった気がしたし。
むしろ遊園地部分がフリーになる
※代わりに入場料がちょっとだけ高いのだが(大人600円→700円。子供300円→500円)。
のを目当てに来てるお客さんが多い気がした。まぁメチャメチャ並んでた上にジェットコースターは運休だったけど。
順路通りに移動しつつ「食虫植物展」がやっていたのでそれを見る。
リアルなハエトリグサ、ウツボカズラ、トリモチミタイナヤーツ
を見ることが出来てちょっと満足。特にここは屋内なのでそんなに臭くないのもヨロシ。
そのまま植物園を軽く通過し、展望台のエレベーターの涼しさに感動し、連なる屋台で「見た目は大きいがタコは小さいたこ焼き」を食し、自然史博物館で恐竜やらなんやらの化石っぽいものを見つつグルッと一周。
まぁそこそこ楽しめた感じ。
ほぼ一番最初に見たマングースに、「これが一番良かったってことになりかねないな、、、」が現実のものになったりはしたが。
帰りに「どうしても食べたい」とマクドのビーフサルサバーガーを買ってもらって食う。
ケンタッキーの新バーガーのが美味かった。が、悪くはない。
帰宅後猛烈に眠くなったので、倒れるように眠る。時刻は10時頃。起きたのは3時。軽くネットを覗きつつ就寝。夏の休日なんてそんなもんかと思いつつ、実はここまで充実して過ごしたのは著しく久しぶり。つか家族で出かけるのはこれが最後なんじゃねぇの?とちょっとだけ思ったりもしたな。いや、別に他意はなく。
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