アリ
最近PC部屋にアリが出る。最初は畳の上を1、2匹移動してるのを見つける程度だったのだけど、
昨日はまさにホラーかというほど大量発生。
この表現はいささかオーバーかとも思うが、黒いカーペット(冬用。ここ数年一度も干してないし外してもない。がんばれば今年もそのままで行けそうと判断)を凝視しつづけることで数匹発見。即潰す、を繰り返しても、
テレビ見てるとチクッって痛みが。
即座に指で潰すが、これが結構高頻度。つか、カーペットを凝視しまくって全てせん滅したと思っても、
テレビ見始めるとチクッ。
マジキレる。気付けばカーペット脇の畳の上には10数匹が「列を成さずに」散開して獲物を探してる感じ。
・・・
調べるとどうやらそいつは「イエヒメアリ」らしい。屋内の快適な環境、例えばPCの中などに巣を作り、駆除するのも難しいらしい。
※でも「アリの巣コロリ」で駆除できた報告もアリ。
今までは文字通り「ありんこ」のような小ささなわけで、大して危険視はしてなかったのだが、
調べてみるとコレが結構怖い。
以下僕の曲解もあります。
アリは実は食物連鎖のかなり上の方に位置する生き物で、一匹一匹は小さいながらも、集団で覆い尽くすように襲うことで、昆虫どころかネズミやトカゲなどの小動物すらも捕食するという。
僕のイメージからはシロアリの方がずっと「怖い」害虫だと思っていたが、言ってもシロアリは「草食」で、どちらかというとゴキブリの仲間。前述のイエヒメアリを含むアリの多くは「肉食」で、
※砂糖に集まる印象が拭えないが、糖分が主食なわけではない。
スズメバチの近縁
だという。アリの多くは毒針も持ち、
※毒性そのものはスズメバチより小さいし、針も細いが。
何よりその気性が、非常に攻撃的。
※ちなみにミツバチよりスズメバチに近いというんだからよっぽど怖い性格&構造設計。
オレをチクチクしていたのは、アゴで咬んできたわけじゃなく、針で刺してきていたのか。つかオレを食おうとしてたのか!?
ティッシュ片手に次々と潰していくのは容易だが、気付けばまた同じくらい散開している。凝視すればカーペットの上にもいるし、ボーッとしてればまたチクッとやられる。
マジ切れる。
ただ、ハエカ用のアースジェットが取り急ぎ有効で、それを撒いたらある程度は収まった感じ。
でも当然巣はあるんだろうから、早急にアリの巣コロリを買って来なきゃな、と思った次第だ。
話はそれるが、
今年の夏はマジで暑い。流行語大賞に「暑い」が決まるくらい暑いわけだが、実はこの暑さが結構怖い。
それはつまり「虫に異常」を来してる気がする。例年ならこの季節毎日のように店頭の灯りに発生するクモの巣を取ったり、クモを殺したりしていたのに、今年は季節の始めに数回やったきり、ほとんどクモが巣を作らない。
また、クモの巣がないということで他の虫が大量に舞っているのかというとそうでもなく、ある年は羽アリが、ある年はカメムシが大量発生してウンザリするのに、それもない。驚くほど夜間の虫が少ない。
少ないのは夜間だけじゃない。日中のセミの声も、例年よりかなり少ない気がする。セミは32度を超えると鳴かなくなるという話を聞いたこともあるが、それにつけても早朝夕方にもそれほど耳にしない。8月終わりともなれば夏休みの終了を告げるツクツクボーシの声が聞こえてきてもいい季節だが、10日ほど前に一度グッと涼しくなった夜の次の日の朝に聞いたきりで、最近はまた鳴いてない。セミって「今年暑いから羽化するの来年にし~よぉ!」とか出来るんだろうか。
いないと言えばハチもあまり見かけない。僕自身超苦手なので、いなきゃいないでむしろありがたいのだけど、
でもそれはあくまで僕個人の話であって、地球規模の生態系にとっては、結構マズくねぇの?って思う。
一方でアリが屋内、それも冷房が効いている部屋だけに侵入してきてるってのも怖くなるし。特に食べかすなどのエサがなくても、「生きていく上で快適な温度」であるなら、そこに家を構え、そこから出稼ぎに行くスタイルも十分あり得る。
昆虫の生態系が壊れたら、当然植物の生態系にも影響がすぐに出ると思うし、そうなったら人間のような大型の動物にも絶対被害が出て来るはず。果たしてこれが愛知県東三河地方だけのものなのか、はたまた全宇宙規模のものなのかはわからないが、
杞憂ならいいけどって素直に思うよ。
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