トータルリコール
ついこないだ「借りて来なきゃよかった」みたいなことをほざいていたが、いざ見てみたら、
普通にスゲェ面白れーでやんの!
評価で言えば★★★かもうひとつ☆付けようか迷うレベル。いやはや申し訳なかった。というか映画館に行けば良かったと後悔。
ぶっちゃけ足が向かなかった理由は、シュワ氏の旧作にさほど良い印象がなかったのと、主役の顔があまりにも好みから乖離してる、、、ぶっちゃけ僕のセンスで言うとかっこ悪かったからなのだが、
それらのマイナスイメージを補ってあまりある作り込み&SFX!
監督がブレードランナーやスターウォーズが好きで好きで仕方なかったのを強く感じるスラム側の町並みや小物、そして何より兵隊のデザイン。
ストーリーは、未来の地球が戦争だかウイルスだかの影響で、ヨーロッパ(支配階級)とオーストラリア(スラム。劇中ではコロニーと呼称)に人類は集中。その間を「THE FALL」と呼ばれる直通エレベーターで結び、毎日コロニー側からヨーロッパ側に出勤する。主人公ダグラスもその一人だったが、コロニーにある記憶を操作する娯楽施設「リコール社」に、出向いた際、機械を操作する直前で「スパイだ!」と叫ばれ、その直後に警察が押し入ってくる。しかしダグはその警官数名を無意識のうちに倒してしまい、もう何が何だか、みたいな。
うーむあらすじを説明するのが特に難しい感じ。ただ、とにかく映像美は本当に素晴らしく、SF映画が好きなら絶対見ておいて損はないレベル。特にコロニー側の小物が凄く良くできていて、
正直エピソードI~IIIの小物にはちょっと物足りなさを感じていたところさ!
って方には、手放しでオススメしたいところ。もういちいちウットリしてしまったよ(^^。
シュワ氏の旧作でもっとも有名な変装シーンも一応アレンジして存在するが、正直他のパーツが凄すぎてその部分の印象は薄い。また、それと匹敵するほど「良いな!」と思わせたのは、二人のヒロインの存在。
ひとりはオープニング、主人公の夢の中で登場したかわいこちゃんジェシカ・ビール。
※ステルス、NEXT、セルラーの端役。
そしてもう一人が、かりそめの記憶と共にコロニーで一緒に暮らしていた奥さんローリー。
今から見る人もいるかも知れないので、ネタバレは極力抑えるけど、この奥さんローリーが、
かなり良い!
これが文章の面白さかとも思うんだけど、「かなり良い」だけだと、この子が「ルックス的に良い」のか「おっぱいが良い」のか「性格や脚本が良い」のか全く伝わらないと思うのだが、、、うーむ言いたい!でもネタバレ!でも言いたいので反転して書いちゃう!もう一回言うよ、
ブレードランナーやスターウォーズ、ザスーラや銀河ヒッチハイクガイドなどのSFが好きな、いや、嫌いじゃない人は、普通にオススメだからぜひ見て欲しい。というか、
スゲェ面白いというのは言い過ぎかも知れないけど、ソソられるディティールなのはホント!
以下反転
ローリーは、「まさにダースベイダー」。
もう「登場シーンに専用のBGMがないことが口惜しい」ほど。
カーチェイスもエアカーなのでそこそこ新鮮みがありつつ出来は悪くないし、
※エピソードIIIのカーチェイスより好印象。
多少のツッコミどころはありつつもラストも綺麗にまとまっていて、
なるほどメジャーな俳優が使えなかったわけだよ
と言いたくなる「世界造り」への金のかけ方。さっきも書いたけど兵隊のデザインもストームトルーパーほどでないにしてもかなりかっこいいし、
※特に汚れてるヤツとか。黒いヤツとか。
むしろあまりにも世界が良くできていすぎてて、たまに普通の階段とか出てくると、妙に現実に引き戻されちゃったりして。
※ある意味欠点だったのかも知れないけど、まぁそのくらい許してやれよ、という気もしないでもない。
「見たくない」とか言っちゃってごめんなさいって感じ。つか近いうちにもう一回見直してしまいそうなくらいよかったです。つかやっぱ評価は★★★☆だな。もし映画館で見てたら9点もあったかもって感じ。傑作は言い過ぎかも知れないけど、良作でしたよ!
否定されるかもしれないけど、バブシカさんとかにも見て欲しいです。正直ブレードランナーは話や絵作り暗すぎてさほど好きではなかったんだけど、本作ほど明るく明確に作り上げて貰えれば、「未来のスラム」も十分美味しくいただけるなと思いましたね(^^。
上記のような理由なので、出来たらブルーレイで、それも出来るだけ大画面で見て欲しいです。noriくんとかもイケると思うよ。
追記:主人公コリン・ファレルは他にフォーンブースくらいしか見た記憶がなかったのだけど、本作を見てる間には何度か、「メル・ギブソンを頼りなくした感じ」に見えたりもしたな。体つきは悪くなかったけど、やっぱりどこか「頼りなさげ」だったのが僕的にはマイナスかな~。
あと一番最初の方のシーンで画面がメチャ明滅するんだけど、正直「てんかん」とかになっちゃうタイプの人は辛いかも。あのせいで、序盤の印象がすこぶる悪かったんだよな。まぁ中盤以降楽しかったんで忘れてたけど。
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コメント
バッチリ映画館で見ました。(自慢)
『やっぱ映画は映画館で見ないと』と思わせてくれる作品でした。
実を言うと、映画を見始めたのが、ここ10年ほどなので旧作等は見たことが無いのですが。
9日封切りの『パシフィック・リム』も見に行くつもりです。
投稿: じあんとー | 2013年8月 5日 (月) 12時44分
どもですじあんとーさん、トータルリコール映画館で見るとは、さすがです(^^。
>映画を見始めたのがここ10年ほど
10年前というと2003年。マイノリティリポートが2002年、マトリックスリローデッド、レボリューションが2003年ですから、その頃からというわけですね。
そりゃあ随分たくさん名作をスルーしてきてますね!(^^
DVDやブルーレイであるとは言え、今後の人生でまだ見てない傑作がたくさんあるのはむしろ幸せなことかも知れません(^^。今見ても楽しめる作品もたくさんありますので、また「まだ見てないんだよね~」な映画の話をお聞かせ下さいませ。
ちなみに、旧トータルリコールは全く内容を覚えていませんが、シュワルツネッガーの作品で言えば、「ターミネーター」が個人的にですが頭ひとつ抜けて(見直した際)楽しかったです。「2」は確かに贅沢だし派手だし、傑作だとは思いますが、一作目はシュワ氏がブレイクした理由がタップリ封じ込められています。もし見てないようなら、まずこれをオススメしたいですね。一応おっぱいもありますし<重要。
投稿: クリス | 2013年8月 9日 (金) 02時20分