ROGUE LEGACY~その5~
クリアしてしまった。というかキャラ的にはレベル220。いろんなパラメータが順調に成長しており、操作にもかなり慣れてきていたわけで、
クリアなんて、しようと思えばいつでも出来るんだよ!
的な状況ではあったのだが、まさかホントにクリア出来てしまうとは。
ラスボス前のエリアボス3体目は、とにかく炎ダメージがウザくて、正直倒せる気がしないレベルであったのだが、やっぱり地味なレベルアップ(スキル強化)が奏功したのか、結局ゴリ推しで倒せてしまった。4体目のスライムは3体目より簡単で、
※デカいスライムがどんどん分裂していくタイプ。
結局戦ってる最中に体力を回復出来るボスの方が弱い印象。
※炎ボスはそれが出来ない。
正直ラスボスにも一度は負けているのだけど、再戦時は当然レベルも上がりキャラが強くなっているわけで、こちらの体力あと17くらいのところでなんとか倒すことが出来た。
※ちなみに「体力17」は一度喰らったら死ぬ状況。
キャラは火影。特性は「デカイ体」。
クリア後はモンスター図鑑的演出とスタッフロール。次のタイトル画面にはロゴに王冠が付き、2周目スタート。
※1周目に戻ることは出来ない。
2周目の違いは、、、
・ベースとなるドロップ金額が10円から15円になり、「+100%」が付いてる僕だと25円手に入るようになる。金貨袋は250円。ダイヤはたぶん1250円。
・ベース金額が大きくなるだけでなく、宝箱からのお金もかなりインフレ。普通にダイヤが出たりする。
・敵は1周目のLAND OF DARKNESSで登場した連中が、体力強化(攻撃力も強化?)して、かつ数も多くなってる気がした。要するに、
最初のエリアである城の時点でスゲェ修羅場。
あっという間にお金は貯まるが、あっという間に体力もなくなる。未だにエリアボスの部屋にたどり着いたこともなければ、隣のエリアに行けたこともない。
だが悪くはない。
とにかくすぐ死んでしまう分、トータルで稼げる金額は少なくなってしまうが、
※クリア前には平均28000くらい稼げていたので。
短時間で多額を稼げるのはデカいし、プレイそのもののインフレ感も悪くない。
プレイが単調になってきた頃に入るテコ入れとしては、なかなかに考え抜かれたモノだと思う。
結局そう言うことなんだよね。オブジェを壊してお金が頻繁に出るのも、敵が強くなると倒した時にはじけ飛ぶお金が増えるのも、先へ進めば進むほど自分のキャラは強く、自分の腕は上達していくわけで、
それをいかに維持するか
楽しさが減っていかないようにするにはどうしたらいいかが練られてると思った。それはつまりはテラリアの2周目にも全く同じことが言えるのだけど、
実は初代ゼルダの伝説がやってること
なんだよね。でもそれをほとんどの作品が踏襲してこなかっただけで(生みの親である任天堂ですらも)。偉大な先人の知恵と努力を、今あらためて見つめ直し、出来る範囲で昇華する。このローグレガシーのソフトハウスには、たぶんそれほどビッグバジェットなタイトルを作るだけの予算もなければ、技術やグラフィッカーもいない。スタッフロールにメインで出てきたのはわずか6人ほどだったし、現時点での日本国内の認知度は極めて低いレベルだと思う。
でも、面白いと思えることは実践する。そして、それは(少なくとも僕にとっては)正しい。
ローグやディアブロのトレハンは、ともすれば永遠に遊び続けられると錯覚させるものであった。が、実際にはそんなことはない。友達との共闘で次から次へと現れる飛竜、ダウンロードクエストで数百時間、ヘタしたら1000時間以上遊べるモンハンでも、
必ず終わりは来る。
要はその「終わりまでの間」をいかに楽しませるか、充実させられるのかだ。
序盤は鉄ですら嬉しく見えるテラリア。中盤金ですらスルーし、終盤はコバルトだミスリルだアダマンタイトだと派手なインフレでたたみかけ、物語は一気に終わりを迎える。
それでいいじゃんと思う。
映画でもアニメでも、傑作と呼ばれる作品はどれもクライマックス「も」素晴らしい。あしたのジョー、エースをねらえ!、トップをねらえ!、、、ニルスの最終回でモルテンを抱きかかえたニルスの姿は忘れられない。
物語や演出で高揚させるのは、洋ゲーには向いてない。だが、「ゲームとして」楽しさを盛り上げていくことは出来る。
一瞬遠のきかけたローグレガシーへのモチベーションが、今また再燃している。
ローグの遺産。
まさにそのタイトルに相応しい、「古いが色褪せぬ魅力」を、本作は持っていると思う。
そしてたぶんこれは、あと10年後にプレイしてもきっと変わらず楽しませてくれるものなのだろうと思う。まぁ★★★☆だけどね。
※グラフィックと音楽がドラキュラレベルだったらあと2点加算される可能性があったほどの作品だったな。まだ終わってないけど。
| 固定リンク
« 悪魔城ドラキュラの話 | トップページ | 英語力 »
コメント