名前がかっこいいゲームハード
こないだの「買わなかった」に続いて、(まぁ全然関係ないんだけど)適当な暇つぶしネタを。
ゲームハードの名前なんて、ぶっちゃけどんなクソみたいなのでも全く重要じゃない。「ソフトがなければただの箱」だが、言い換えればソフトさえ良ければ見た目も名前もそう大して重要じゃない。冷静に考えればメガドライブの「16BIT」とか、初代プレステのデコボコしたデザイン、あと初代ファミコンのデザインも、
※まぁあれはあれで機能美ではあったのだけど。
美しさやかっこよさとは無縁な感じだ。つか、どうせならPCエンジンスーパーグラフィックスのような「振り切れた感じ」の方がむしろ潔くて好きなくらいだ<ホントの話。あれが我が家に来たときのインパクトって相当だったからね。もちろんゲームが面白かったという大前提はあったけど。
ともかく、そんな「どうでもいい」要素から、ゲームハードの名前についてちょっと考えてみる。ざっと○×形式で振り返る。もちろん主観100%だ。
●据え置き機
○ファミリーコンピューター
シンプルにしてストレートなネーミングの中に、「ゲームセンターは不良の代名詞」というイメージを全く一切感じさせないクリーンなセンテンス。これが「ギガビジョン」とか「デススマイルズ」とかだったら、きっと今日までの歴史は築かれてない。「ファミコン」だからよかったのだ。
×SG1000
意味がわからない。型番フェチか!?当時は当然のように「セガ」という名前も知られてないし、子供相手の商品にアルファベットと数字というのも愚かとしか言いようがない。
○カセットビジョン
機能を名前に折り込むことで、そのゲーム機の先進性やオリジナリティをアピールするという意味で、「カセットタイプでいろんなゲームができるんだ!」というワクワク感を煽った。これが「エポックビジョン」だったらきっとピンと来なかったと思う。問題はその性能とソフトウェアを作る土台だったんだよな。
○セガマークIII
「マークII」という車があった頃、テレビではZガンダムで「黒いマークII」も登場し、比較的「Mark」というキーワードに新しさを感じた記憶。実際ファミコンよりも高性能を感じさせるグラフィックだったし、
※たとえそれが色数が多いだけだったとしても。
個人的には本体のスタイルも含め、かっこよく見えた。
○マスターシステム
マークIIIでも大概かっこよかったが、それに輪を掛けてスタイリッシュにしたのがコレ。実はゲーム機では最も古い黒いボディ=AV家電系のデザインだったと思う。黒と赤もかっこよく、名前負けしてない。ただ、マークIIIユーザーの僕が買う理由はなかったな。
×PCエンジン
いろいろダサい。まず「エンジン」って、、、。「PC」も「SG」同様「何の略なの?」って感じだったし、ゲームフリークにゲーム機としての「PC88」やPCというキーワードそのものが訴求したとも思えない。ただ、
本体の小ささとデザイン、そしてその重さはかっこよかった。
事実上ファミコンと比べるしかないわけだが、とにかくメディアも本体もスゲェ小さくシンプルで、感覚で言えば「高機能なのに小型化」という二重のパワーアップが為されてた感じだった。
○メガドライブ
先にも書いたが、これが「不良の代名詞」であったころなら、たぶん親御さんやPTAから全否定されたんじゃないかと思う。が、そこはちょっととんがったゲームや文化に触れたい年頃。黒いボディと相まって、
※見た目はマスターシステムのがずっとかっこよかったが。というかメガドラの見た目は無駄にデカイだけでかっこわるかったが。
他とは違うイメージをかなりアピールしてきた。
余談だが、「ファミコン」は別格として、「PCE」「メガドラ」「スーファミ」の3つの略称の中でも、メガドラが一番しっくり来てた記憶がある。PCEはイマイチPCエンジンを指すのがわかりづらいし、スーファミって、、、スカシッ屁みたいな気が抜けた感じがイヤだった。麻雀やってなかったから「ドラ」というキーワードでイメージするのはせいぜいドラえもんくらいのもんだったが、それでも結構素直に受け入れられた略称だったんだよな。
○スーパーファミコン
略称の善し悪しはともかく、「スーパーなファミコン」という直球極まりないネーミングに王者の風格と、「ファミリーコンピューター」ではなく「ファミコン」としたところに王者の余裕を感じた。実際本当にこのマシンはスーパーで、「旧世代と次世代機との落差」という点では、もっともインパクトが大きかったマシンだったと思う。
※56色しか出なかった機械の後継機が32000色だもん。ファミマガ読んでて一瞬リアクションが停止した覚えがあるよ。「え!?」って。ゲーセンのマシンですらそこまで出るゲームが少なかった時期だったしね。
もし今ある機種が「スーパー」という冠を付けてたとしたら、きっと「スーファミと比べたらそんなにスーパーじゃなかったよな」って思われた気がする。「スーパーPSP」「スーパーWii」「スーパーXBOX」。最後のはちょっとスーパーかな。
余談だけど、スーファミが発売されたのは1990年。ドラゴンボールでスーパーサイヤ人が出てきた頃と重なってるんだよね。やっぱ「スーパー」と冠するならこのくらいスーパーじゃないとな。
×CD-ROM2
「ロムロム」って、、。なんで「ロムロム」?意味がわかんねぇ。HuカードのロムとCD-ROMのロムでロムロムだっけ?
どっちも同じだろっ!
紛らわしい上にかっこわるくて、個人的には普通に「CD-ROM」って言ってた。時々「ロムロム」って言うヤツがいて、なんだか無性にウザかった気がする。
×メガCD
なんかダサい。まんまなんだけど、もともとメガドライブで「メガが付いてた」ところに、容量がスンゲェ増えてるのにそれを感じさせない「メガCD」。何が正解だったのかわからないし、コレ以外に選択肢はなかったのかも知れないけど、結構「かっこわりーなー」って思ってた。
×ネオジオ
これもダサいと思ってた。今だとかなり馴染みが出来て愛着もある名前だけど、当時は「デコボコ」みたいな。「ギクシャク」みたいな。「おっかなびっくり」みたいな<これは違う。かっこ悪さ、まさしくでこぼこ感があった。個人的には普通に「ジオ」でよかったんじゃねぇのって今だと思う。もしくは「ネオ」で。
○プレイステーション
ある種の刷り込みでもあるけど、スーファミの次世代機として騒がせていたネーミングそのままでありつつも、「悪くない」名前だと思ってた。略称の「プレステ」もしっくり感があり、「全てのゲームはここに集まる」というキャッチコピーも「ステーション」というハード名にフィットしてた。
ヒットしたのはFFやドラクエがあったからかも知れないが、継続ハードにそのままこの名前を使っているのは、やっぱりこの名前が、名前として良く出来てたからだと思うな。
×セガサターン
こっちはプレステとは真逆のマイナスイメージ。ずっと「サターン(仮称)」で来てたのに、土壇場で「セガサターン」って、、、。かっこ悪。そのままサターンで出せばよかったのに。「グリコキャラメル」とか「亀田のあられ」とかそういう感じだよ!?「セガのハードであること」なんてアピールする意味あったのかって思う。セガのゲームセンタータイトルが移植される可能性があるよ!とでも言いたかったのか。個人的には次の64と並んで「ダサいハード名2強」。
ちなみに前機種にあたる「マスターシステム」も、正しくは「セガマスターシステム」だったが、こちらは名前が長い&マスターシステムだけでその意味が特定されるということで、マスターシステムほ本稿でネタにした。
×ニンテンドウ64
発売前には「ウルトラファミコン」という名前でウワサされていたが、フタを開けたら、
「(メガドラの)16BITと同じかよっ」
って感じのダサい64表示。確かに他のマシンと差別化出来るのは「任天堂製」「64ビットCPU」だったのかも知れないが、それがキャッチーでクールかどうかは全く別の話。あと「3Dスティック」を「サンディスティック」って読ませるのもスゲェ違和感あった。既に「スリーディー」で市民権がある言葉だと思うし、特に使っちゃいけないわけでもなかったろうに・・。
個人的にはもしこれが「ウルトラファミコン」だったら、歴史はちょっとだけ変わってた気もするんだよな。つか「ウルトラ」は、任天堂の「ウルトラハンド」でも使ってる馴染みのある言葉。まぁ結果としてDSでまた覇権を握り、今日に至るわけだから、そう大した変化でもなかったのかも知れないけどさ。
×PC-FX
PCエンジンがダサいって思ってる人間にFXがかっこよく見えるわけもない。ソフトと合わせて「勝手にやってろ」って感じだったな。
○ドリームキャスト
「夢を伝える」というドリームブロードキャストというネーミングがそもそもかっこいい。「セガ」の名前がないのもいいし、見た目もそれまでのセガハードからはガラリとかわって、素材にも安っぽさはなくなったし、
※特に周辺機器。
まぁビジュアルメモリに関しては正直「ああ、、、」って感じはあったけど、
僕はかなり好きな名前だった。
個人的に「キャスト」という言葉も結構好きなんだよね。「役者」「キャスター」、自分がそのゲームの主人公を演じるって感じもあるし、「メイジ」より「スペルキャスター」の方がかっこいいと思うし。まぁ余談だけど。
×プレイステーション2、同3
安易さがどうもかっこよくない。わかりやすいけど。
×XBOX
「X」とか「Z」って文字にかっこよさを感じたのは小学生まで。Zガンダムの時にはもうなんかダサく見えてた。だからXBOXって言われても、、、って感じだったし、そもそも「×(バツ)」ってのが否定的に感じるんだよな。まぁ主観だけど。
○ゲームキューブ
正直コードネーム「ドルフィン」でもよかった気はするが、どう見ても「キューブ=立方体」にしか見えない見た目を鑑みると、「これしかなかった」とも思える。略称が「GC」になって口語では伝えにくいのが難と言えば難だが、ぶっちゃけそれほど(略称を頻繁に口にするほど)ハードが浸透しなかったってのが現実。
でも、ゲームは良作が凄く多かったと思う。
余談だけど、僕が過去に買った任天堂ハードで、普通に使っていて壊してしまったのはこのゲームキューブだけ。まぁPSOでポータルを使いまくる使い方を「普通」と言うには語弊があるかも知れないけど。
○XBOX360
上手いこと言うつもりはないが、まさに「一周まわって嫌いじゃない」名前。もしかしたら「R-360」という大人の悪ふざけなハードに心のどこかで感銘していた自分がいたからなのかも知れないが、一見ありきたりな言葉、「360度」として「普通に目にする言葉」なのに、「サンロクマル」と呼ぶことでこのハードに特定される感じ。
少なくともONEより好き。
×Wii
「レボリューション」よりはいいかも知れないけど、決して好きになれない感じ。「ウィー」。カタカナ表記のダサいことダサいこと。見た目は確かに「人が二人並んでる」みたいな感じにはなってるけど、、、
好きではない。
×WiiU
大した変化がないと自ら認めてるような名前が凄くイヤ。あとゲームパッドが基本ひとり用のガジェットなわけで、「人と人が並んでる」Wiiという名前に凄く不似合いだとも思う。「何でウィーユー?」って感じ。意味わかんない。
●携帯機
×ゲームボーイ
既に「ボーイ=少年」と呼ぶには抵抗のある年齢になっていた自分としては、あからさまに子供用をアピールするこの名前には違和感があった。幼稚さみたいなものを感じた記憶がある。あとなんか性差別というか、「女の子に訴求しづらくねぇか?」みたいなことも今なら思う。気にするほど女子が遊んでた時代じゃなかったからよかったのかな。
○ゲームギア
名前はそんなに嫌いじゃない。「GG」という略称もかっこいいと思うし、今で言う「ガジェット」をイメージする「G」も悪くない。
ただあくまで名前だけは、だが。
見た目は丸っこくてかっこわるく、ゲームも魅力がなかった。テレビチューナーは取って付けたような感じでアンテナもかっこわるくて、、、なんか残念だったな。
×ネオジオポケット
「ネオポケ」という略称はそんなに嫌いじゃないのだけど、
※ちょっとカワイイ感じだし。
ネオジオという「ゲーセンレベルのスゲェマシン」と「ポケット」というコンパクトな響に、「どっちなんだよ!」って印象は拭えない。もっとスゲェハードだったらいろいろ変わってたとは思うけどな。
○ワンダースワン
実はこの名前は凄く素敵なんじゃないかと思ったのが、このネタを書こうと思ったそもそものきっかけ。「ワンダー」な「スワン」。一見相反する言葉なんだけど、そこに強さとエレガントな感じの両面をイメージさせ、男性にも女性にも訴求出来る魅力を感じさせるとってもいいネーミングだったと思う。実際ハードは左右どちらでも、縦横どちらでも使える「ワンダー」な感じと、軽くて電池の持ちがいいスワンな感じの両方を兼ね備えていて、そっちの面でも違和感がなかった。
今読んでる伊集院のファミ通コラム本でもたびたび出て来るんだけど、ホント「志はよかった」って思うんだよな。ワンダースワン。「ワンスワ」の略称は微妙だとは思うけど。
○バーチャルボーイ
今でもさほど実用化されてない「仮想現実空間を感じさせるモニターおよびガジェット」だけど、まさにそのエッジを顕すのにこの名以外はなかったのだろうという感じ。「バーチャル=仮想現実」。正直現行の3DSクラスのスペックであったなら、もっとずっと面白いことが出来たと思うし、ワクワクさせてくれたんじゃないかって思うんだよな。
×ゲームボーイカラー
普通過ぎ。
○ゲームボーイアドバンス
「ゲームボーイ」という冠は外してもいいだろと思ったが、「アドバンス」のロゴがなかなかかっこよくて、買った直後、車の中で開けたパッケージから出てきた時の輝きは、なかなかのものがあった。
×ゲームボーイアドバンスSP
まぁ興味のないハードだったからね。余談だけど、僕はこの「開く形」が基本好きじゃない。ホコリやキズが付きにくいとか、表示領域が広くなるとかあるとは思うけど、あの「開く」という手間がまず嫌いだし、ヒンジの部分がへたれる、壊れそうという感覚も好きじゃない。特に(これらゲームハードではないが)携帯電話の「カチャッ」という音が嫌い。うるせぇって思う。
×ニンテンドーDS
自社の名前が入ってる時点でかっこ悪いというか、DSという略称だかなんだかよくわからないのも気に入らない。なんでDSなの?ってかなり強く思った記憶がある。「デュアルスクリーン」じゃだめなの?とか。
○PSP
略称なのになんで○なんだよって話だけど、ぶっちゃけ、
ロゴがかっこいい。
「プレイステーションポータブル」という名前じゃなく、「PSP」という「意匠(デザイン)」になってる感覚。上から読んでもPSP。下から読んでもってのも嫌いじゃないし、、、ただ、「プレイステーションポータブル」という名前が好きな訳じゃないので注意。好きなのはPSP。意味もなくかっこよさげ。
×ニンテンドー3DS
「3D」が売りだから仕方ないと思う。ただ、字面はかっこいいとは言えない。たださすがに「3Dスクリーン=スリーディメンションスクリーン」を略す前の名前とするには抵抗がある気はする。今ふと気付いたけど、「ディメンション」ってどこかレトロな響きがあるよな。昔そんな名前を冠したゲーム機があったんじゃないか、って気になるニュアンスというか、雰囲気がある。
スベるのを覚悟で書くけど、ニンテンドーMR!(マジ立体!)とかはあり得なかったんですかね。個人的には初めて見た時のインパクトがまさにそんな感じで、「MR」って略称も
※その昔PC8801ファミリーにはあったけど
そんなに使い古されてるわけでもなく、結構しっくりした気もするんだけど。・・・失敬。
○PS Vita
正直NGP(ネクストジェネレーションポータブル≒ネオジオポケット)にならなくてよかったとは思うけど、VitaはVitaでよくわからない。なんでVita?「ヴィータ」って書いた方がちょっとかっこいい気がしたりもするんだけど、
誰ひとりそう書いてないよな?
僕の思い込みというか、実はちっともかっこよくないんだろうか。
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あーでも最近「ゲーム分」が不足してる。FF14も売れすぎでなんだかダウンロードがしづらいとか聞くし、
※そもそもあんまりやる気になれないし。なぜか。
毎日ちょっとずつ下がっていくドラゴンズクラウンを今買うのもどうかって感じだし、
※あと1ヶ月でもう1000円は下がりそうだし。
かといってあと2週間もすればモンハンだと思うと、それほど高いゲームを買う気にもなれないし、、、。
結果DVDを借りて見てるって感じなんだよな。なんか「来る」ヤツないかな~。
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コメント
僕は携帯機は折りたたみ賛成派だったりします。
ストレート型なら、折りたたみ式カバーを付けるほどに。
ちなみに携帯電話も折りたたみ賛成派。
今、持ってるのはBlackberry9900なんで、ストレート端末なんですけどね。
P.S.3DSLLと拡張パッドを買い足しました。これは『有り』ですね。
投稿: じあんとー | 2013年9月 4日 (水) 13時45分
たびたびどもですクリスです。
折りたたみタイプの携帯電話が全盛の頃、電車とかで「カチャッ」って音を聞く度に「イラッ」としていました。折りが嫌いになったのはそれが直接のトリガーですが、実際開かないと通話出来ないのも煩わしく感じましたし、
※実際は開くだけで通話状態になるため、ボタンを押すのとさして変わらない手間だったりはするんですが。
厚くなるのがイヤだったというのもあったかも知れません。ポケットが無駄に膨らむというか。
DSに関してはさして嫌悪する点があったわけでもないのですが、3DSになって「画面にタッチパッドのあとが付く」問題に直面。またも折りたたみ型に対する嫌悪が募ることとなりました。まぁ単純に相性みたいなモンかも知れないですけどね。
拡張パッドってモンハン用の右スティックのことかな。あれも実はあんましというか好きではありません。便利かどうかと言えば便利なんですが、犠牲にすることが多すぎる気がします。
・電池が充電じゃなく、すぐに切れる
・電池カバーにドライバーが必要で煩わしい<記憶違いだったらごめんなさい
・厚くてごつくて重くなる
・一部の操作がしづらくなる<既に忘れてしまいましたが当時感じたことです。
ただこれも、僕がヘビーにモンハンをプレイしていない=モンハンヘビーユーザーにはメリットの方が大きく感じられることのような気もします。
やっぱり人は自分を中心にしか物事を見ることができないんですよ(^^;。
※じあんとーさんを否定してるわけじゃないですよ?
投稿: クリス | 2013年9月 9日 (月) 01時04分