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2013年10月25日 (金)

絵が綺麗になって、、、

毎度書いてるファミコン→スーファミの話ではなく、今回はもう少し後の話。

プレステ&サターンの時ってのは、正直絵が綺麗になったウンヌンのインパクトより、

 ポリゴンスゲー!!

が全面に出ていて、例えばアークザラッドとかの戦闘中のボイスだとか、一部高解像度(スーファミよりは)の恩恵を受けたディティールなどに「やや進化」を感じたりもしたけど、スーファミのR-TYPEIIIやグラディウスIII、パロディウスシリーズが、プレステの極パロになって大きく様変わりしたかと言えば、まぁさにあらず。

プレステ2のリリース前、11PMで流れたグランツーリスモの映像はまさに「実写か!?」と見まごうばかりの衝撃ではあったけど、いざリリースされていくと、まぁそれほどでもない。確かにプレステのFF7と、プレステ2のFF10には、大きな違いを感じるのだけど、じゃあFF10が今見て綺麗かって言うと、それはそうでもない。特にポリゴンモデル(プレイ中の)の出来は、所詮プレステ2という感じ。ちょっと前にプレイしていたFF12でも、

 雰囲気は凄くイイけど、綺麗なのとはまた違う基準という感じ。

「現行機」というのがどのラインをして言うのかわからないけど、やはりXBOX360以降、プレステ3、WiiUの3機種に関して言うと、

 とりあえずこれで一段落したかな

と思わせる。その昔プレステ2が出た当初は、「グラフィックはこれ以上綺麗にならなくてもいい」みたいな論調があったりもしたけど、正直僕はその時そうは思わなかった。なぜなら、

 実写じゃねぇじゃん・・・

って思ってたから。

ただ、前も書いたけど、360のプロジェクトゴッサムレーシング3を見た時は、ホントに「明確な段差」を感じたんだよね。

 ホントに実写みたいになったんだな~、と。

事実、それ以降のタイトルで、例えばPCのハイスペックグラボによって構築された、「360以上のスペック」を備えたタイトルであっても、その差はさほど強くは感じない。DirectXの9と10と11の違いが、あんましよくわからない。1080pと720pの違いもさほど感じない。それよりも、例えばスーファミ時代のFF6と、プレステ時代の駄メーカーのRPGの差のように、「ソフトウェア側のポテンシャル」の方がずっと重要な気がした。

ただ、テラリアや僕が傾注していたローグレガシーのように、「ハイスペックの恩恵があって初めて実現するレトロテイスト」のタイトルもあったりするので、見た目だけがジャッジの基準でもなかったりはするんだけど。

・・・

XBOX360が発売されてから既に8年が経とうとしている。その前のXBOXが発売されたのが360のわずか4年前だと考えると、360のポテンシャルの高さ、そしてその、

 グラフィック向上の袋小路

は推して知るべきなのかも知れないが、
※実際ONEでもその面(グラフィック)の素晴らしさはさして謳われてなかったし。

言い換えれば、今後しばらくは、、、例えば4K2Kやそれ以上の高解像度、1000MB/Sを超える通信速度や、1TBを超えるような容量を必要とするタイトルなどが登場するまでは、

 この「360水準」で十分

だと言えるかも知れない。論調としてウンヌンではなく、単純に歴史が語るものとして。

となれば、今例えばグラフィックの依存度が高いゲームを遊ぼうと思ったとき、

 8年前のものでも昨日発売されたものでも、さして大きな差はないかも知れない。

昔々のゲームでも、「十分綺麗」なのだ。値段は安くなってるだろうに。

今自分が貧乏だってのもあるけど、そんな「360、PS3初期」のタイトルを今一度チェックして、楽しめそうなものを探してみるのもいいかも知れないな、とちょっと思った。スーファミ晩期に普通に中古屋で「スーファミ全体から」楽しめそうなタイトルを探して買っていた頃のように、、、

 外面はそんなに違いがない

からね。

・・・

そんなことを思いつつ、急に「デッドライジング」が遊びたくなったり。十分に綺麗なグラフィックと、それなりのゲーム性。パッと思い出せないだけで、途中で投げっぱなしにしていた「そこそこのタイトル」が結構あったりするんじゃないか。当時は厳しかったけど、今やってみたら存外「ブルードラゴン」とか楽しめちゃったりはしないんだろうか。

ポケモン遊んでいてふと「ゲームの進化ってなんだろ」って思ったので書いてみた。

-----------もう少し加筆する。

映画とか最近行ってないけど、未だに僕の中の印象では、

 CGの人間ってまだまだ「CG臭さ」が抜けないよな

と思う。黎明期のCG(アビスとか)のクオリティは、既に現状(もしかしたらプリレンダリングのムービーシーンのみかも知れないけど)ゲーム上で登場する。リアルを徹底志向した結果、「むしろ醜い」人間が出来上がってしまう可能性は捨てきれないけど、やっぱホントにリアルな松田優作が出来上がる日もきっと来ると思う。でも、

 CGってその先まで行けるんだよな。

リアルにはそこから先の進化や向上はないけど、例えば電子顕微鏡みたいに、デジタルで超超高解像度化していけば、(その必要性とかはともかく)肉眼で視認不可能なレベルまでデジタル表現することは出来るようになるはず。

というか書いてみて思ったけど、

 たかが6帖一間のワンルームでも、そのディティールを顕微鏡レベルにまで突き詰めていけば、その世界はGTAとかに負けず劣らず「広大な」世界になる気がした。つかちょっと面白そうだな、とも思った。アリエッティとかピクミンとかの小人レベルじゃなくて、もうワンランク小さい、アリくらいの大きさで冒険するワンルーム。

3DCGがまださほどポピュラーではなかった頃は、エロとかでも2D全盛だったのに、今じゃ結構氾濫してる。これは技術的な問題がロースキルでもクリア可能なところまで落とし込まれた結果だと思う。ということは、

技術が凄く進化して、本物の人間以上にリアルな人間を、よりイージーに作り上げることが出来る世界がきっと来る。

 ヘタしたらアダルトから。

その頃には立体表現とかももうワンランク進むかも知れないし、触感とかニオイとかもデジタルで再現する技術が生まれるかも知れない。

まだしばらくは「360レベル」で十分だと思ってるけど、スーファミがプレステになったときみたいなブレイクスルーが将来起こりうるとしたら、それはつまりは、

 CGが(リアルな)人間を超える日

なのかも知れないな。

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