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2013年10月14日 (月)

パンティ&ストッキングwithガーターベルトほか

今期始まるアニメの中に、キルラキル以外にも面白いのがないか探索。友人Tが「東京レイヴン」を予約してみたとか、言ったので見てみたが微妙。
※キャラも世界観も雰囲気も僕が求めるのと違う感じ。

ネットでキルラキルを評価してた人が、「パンストが好きなら」みたいなコメントをいくつも発見し、かつ同じトリガー製ということで、まずそちらを見てみた。
※実は他にもいくつかチェックしてみたけど、フックしたのがこの2作だったという話。

●パンティ&ストッキングwithガーターベルト

今石監督とずしお作画という点で、まんまキルラと同じ気配を感じさせつつも、まだガイナックスにいた頃の作品ということで、

 ある意味大塚社長の「なぜトリガーを立ち上げたのか」が見え隠れする作品。
http://www.excite.co.jp/News/reviewmov/20131003/E1380729604652.html?_p=1

作品は下ネタ満載でホントに振り切れてるというか、

 ガイナックスの自由度の高さを強く感じさせてくれる仕上がり

でも同時にその自由さに怖さも感じる。

 ここまでやらない方が、結果として良いということはあるだろう。

みたいな。

事実「パンスト」もキルラ同様カット数が多く、はっちゃけてはいる。が、全体的な絵は海外アニメっぽいというか、いわゆる日本のオタクが好むテイストとは乖離があり、
※ごく一部だけ、萌えに仕上げた二人の主人公が登場したりもしてお茶を濁してはいるが。
本当の意味で名を残す作品にはなり得てなかった気がする。

 少なくとも、ヱヴァはもちろん、グレンラガンの足下にも及んでない。

原画も動画も描いてる人が次々に倒れているような(気にさせた)キルラとは全く別の、悪く言えば「手抜きさ」を感じさせてしまう作品。

 面白くなくはないのだが、「ヤバさ」は感じない。

キルラの良さに関して散見されるコメントの中には「懐かしいアニメ」的なものも見かけるのだが、実際先日見ていた「悟空の大冒険」との共通点も非常に多く感じた。

 ・少ないコマ割りで派手な動きを見せる

 ・起承転結をしっかり見せる

 ・かなり難しいアングルとパースのカットが多い

 ・「手描き感」に溢れている

 ・背景にも手を抜かない※世界観もあるけどね。

つまり、「アニメ=動画」であることのパワーを、「パンストは極めすぎている」気がした。「動かせばいいんでしょ?」という声が、内からわき出ていて、でもそれが自分でも正解じゃないんじゃないかという葛藤が見える感じ。

 だからキルラが作られたのだろうな、と。

パンストの世界は薄く、ガーターベルトを含めた3人以外の登場人物の印象も希薄。ご都合主義であることは悪くないと思うが、やはりアノ絵は人を選ぶだろう。

 動きはいいけど、この絵では、、、

という感じになってしまっている。極端な話、オネアミスを作って受け入れられず、エロとロボに走ったガイナックスの黎明期を見るよう。

 正直「日常」に差しこまれた超ハイテンションのパートの方が面白い。

あっちのが世界観に親しみがあるし、絵的にも「表と裏があることによる良さ」がある気がする。
※パンストの「萌え絵」は表裏というにはバランスが違いすぎる。タッチも尺も。

正直1回分(15分単位で2話入って1回分)見ておなかいっぱいになっちゃった感じかな。クリス評価は★★。

●革命機ヴァルヴレイヴ

正直な話、「やや劣化マクロスフロンティア」。「著しく劣化」や「大幅に劣化」でないところがミソだが、

 ・メカ
 ・三角関係
 ・歌
 ・美男美女
 ・学園モノ
 ・戦争モノ
 ・政治っぽいシーン
 ・ブレラみたいなキャラがいる

共通点が多すぎて、どうにも釈明のしようがない感じ。
※ただ、キーになりそうな三角関係は結構先になって表面化するけど。

それでもついつい何話も見てしまったのは、

 ・メカの作画が、というか主人公メカのみ作画がキレまくり

 ・話が面白い

設定や雰囲気がいくら似ていても、話が面白くなければ先が見たいとはなかなか思えないもの。その点このヴァルヴレイヴ(通称VVV)は、

 アムロのようにいきなりロボットに乗って自由自在に動かせてしまう不思議を、そのオカルティックな設定で強引に吸収し、今後の展開に予測出来ない楽しさを絡ませている。

いきなり胸を刺され、2発撃たれて主人公はあっさり死ぬ。だが死なない。

 もうその時点でこの話にのめり込んでしまっているのだよ。

ただ、手放しで褒められない点も多い。特にキルラキルを見たあとだと、、、

・口だけアニメや、スライド(作画ではなく、絵をそのまま動かして移動するヤツ)、全体的な作画の手抜きが非常に多い。ヴァルヴレイヴ以外のメカデザインも正直魅力ゼロだし、

 まさにサンライズという感じ。

 商業アニメのニオイがプンプンする。

キルラが「作品」を命を削って作っていると感じさせるのと対局の、「売れ線仕上げ」。だからこそそのウリとなるパートにだけ注力しているわけで、

 まるでユニコーンを見ているよう。

あれを見た時の印象に凄く近い感じ。
※ただあれほど政治色は強くないし、ラブ要素がかなり大きなマグネットになってはいるけど。

キャラのデザインと作画レベルはマクロスFに近い感じ。

 ぶっちゃけこれは褒め言葉ではない。

メカ作画はマクロスFを10とするなら頂点のヴァルヴレヴパートで8点。その他は1点。
※ちなみにインフィニットストラトスのメカ作画は、主人公機で2点くらい。

 思わずウットリ出来るシーンもいくつかある。

もうすぐシーズン2というか、後半が始まるので、それまでに一気にファーストシーズンを見終えてしまいたいという気持ちにさせる作品ではあった。

 が、

 正直言って、歌のシーンだけは勘弁して欲しい・・・

なんであんなことになっちゃったんだろうって思った>校歌を歌い出すシーン。1秒でカットして欲しいくらいの痛さで、こういうところで尺を稼ぐ辺りも、「サンライズ的」。今石監督や庵野監督だったら絶対許さなかったと思う。
※と、言いつつ「Q」のピアノは長尺過ぎたとは思うけど。

主人公機の派手な設定と、話の面白さというプラスが、マイナス要素をぬぐい去って、結果として先が見たくなる★★★の作品になってる感じかな。ブレラみたいな「L-ELF(エルエルフ)」なるキャラが、ホームズみたいな洞察力を発揮するのも地味な魅力。つかこいつのこのパートこそもっと尺をとって欲しいと思ったわ。

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余談だけど、テレビ録画用のHDDが手狭になってきてかなり経つので、思い立って何かを消そうということで、

 牙狼 闇を照らす者

がその矢面に。

ほぼ全話録画してあって、決断が難しい部分もあったのだけど、序盤もさして面白くないし、
※ヒロインがかわいくてエロいことを除けば、大友康平もいびつだったし、主人公も全くこれっぽっちもかっこよくなくて、テンションが下がりまくりだった。ただしヒロインはかわいい。

 最終話を見て面白かったら残そうと思ったら、、、

「最終話、まさかの回想(ダイジェストではなく、事の発端的昔話みたいなヤツ)」

 スンゲェつまんねぇーの!!!

久々マイナス2000点くらい付けたくなる出来で、CGもなく、雨宮さん(本作では原作のみ)よくこんな作品に許可だしたな、って感じ。で、いくら何でもという気になったので、その前の話を見たら、

 クライマックスなのに、なんだこの盛り上がりの希薄さは!!

「CGなのか実物なのかわからない」というのは、ともすれば「リアルなCGを称える表現」として使われがちだが、

 本作のそれは、真逆。「CGのクオリティが低すぎて、かつ実写で撮ってる際のハリボテのクオリティも低すぎて」

 どこもかしこも低クオリティに見えてしまう。

まるで戦隊モノの特にお金のなかったシリーズを見ているかのごとく。「贅沢度」という言い方を使うとするなら、

 初代牙狼の最終話を100として、1話を50としたら、

 この話、贅沢度2くらい。

おーい、、ぉーぃ、、、

わけもわからず遠くを見ながら叫びたくなるレベル。評価は0点。事実上の最終話なのに。エロもなし。主人公、最後までダサいまま。主人公の仲間でメガネのイケメンだけはそこそこかっこよかったけど、

 そのかっこよさが活きない演出に萎え萎え。

通りで僕が見続けられなかったわけだ。とひとりで納得して、

 闇を照らす者、全部消しました。

やっぱ鋼牙じゃなきゃダメだったな。マーク武蔵さんも当然出てなかったし。

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グラビ亜種を倒した後、2つほどイベントクエストをやって、なんだかテンションが急に下がってしまったので、今日(10/10)はアニメ&特撮デーとなった。明後日にはポケモンが発売されるので、モンハンは一旦休止の様相かもな~。11日にはVVVも始まるしな!まぁアップしてるのはもっと後なんだけど。

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