続編が遊びたいゲーム~最近の嗜好~
思えば一旦は幻滅したシリーズ、モンハン、ポケモン、ゼルダなどが、私的に復活し、「遊びやすく楽しめる今風の」チューンになったことは、誠に喜ばしい限り。自分が好きなバランスがマスとして支持されるとは思わないが、最先端のバランスが自分の好みに仕上がっていることは素直に嬉しい。まだ自分がゲームやってもいいって言ってくれてる気がする。
ポケモンやっていてしみじみ思ったのは、やはり人間はわがままで、どんどん楽に、どんどん気持ちよく遊べるバランスを求めるのだなぁということ。以前の作品にあった煩わしい要素のほとんどが今作で改善、消滅していて、唯一にして最大の欠点である「大きな街」は、もはやネットや友達同士で情報を交換しあい、攻略する、
難関
となっていたのだなぁと今なら思う。つかだったら最初から「そう」振ってくれればいいのに、とも思うけど。あとそれでもやっぱいらないとも思うけど。大きめのビルがひとつあればいいじゃん、と思うけど。
昔は技術的、性能的な枷により実現不可能だったことが、今は何でもというほど作れてしまう。キャラクターの大きさや数、スクロール枚数、エフェクト、色数、実際のリアルな人間の再現はまだまだだけど、普通にアニメ絵レベルの再現なら全然出来る、3DSやVitaという携帯ゲーム機レベルで出来てしまう世の中になった。
だから、例えば移動速度を速くするとキャラクターがチラつくとか、マップを広くするとメモリが足りないとか、色替えのモンスターを出さないと作るのが大変とか、、、まぁこれは作業環境が改善向上したことで、より容易に「コンピュータキャラ」を作れるようになったことによる「枷外し」かも知れないけど。
昨日本屋に行ったら、「ファミコン30周年」みたいなコラム本が出ていた。ビニールに閉じられていたので中を見ることが出来なかったが、帯には「今でも面白い」の文字が見えた。
軽く疑念が沸かなくもない・・・
ホントに今やってもファミコンのゲームが楽しめるものなのかな、、、。確かにドラクエやゼルダのように、当時からトップクラスのクオリティで作られた作品は、今遊んでも普通以上に楽しめたりもするけど、やっぱり「枷」の部分が鼻につくというか、気になっちゃうタイトルも多いんじゃないかと思う。
そんな枷を外していけば、話は別なのでは?とも思ったり。
タイトル「続編が遊びたい」だけで言えば、それはつまりは僕が最近遊んで面白かった、、、テラリアであったりダークソウルであったりということになるのだけど、意外と言うか何というか、その系譜DNAは、結構昔からあったということにも気付いた。後者はキングスフィールドを祖と思われるかも知れないが、いやいやどうして、元々の祖はたぶんLDゲームの「ドラゴンズレア」とか、ヘタしたらクソゲーとして名高いファミコンの「ミシシッピー殺人事件」、カプコンの「スイートホーム」まで遡るのかも知れない。
シビアだけど、納得出来れば、人間はがんばれる。
まぁミシシッピーは納得もクソもなかったかも知れないが。
テラリアはつまりはコンストラクションの面白さ、「作る楽しさ」。レゴやダイヤブロックから、ロードランナーのエディット機能。そして、サイドビューという情報の少なさによるメリットだ。
サイドビューアクションに関しては、アーケードゲームの歴史を振り返るとよりわかりやすいかも知れないが、忍者くん、シティコネクション、マッピー、エレベーターアクション、、、普通に「落ちて死ぬ」「触っただけで死ぬ」「簡単に死ぬ」ゲームが、つまりはサイドビューアクションだった。だから、
1ゲームが簡単に終わってしまう。
今でこそシューティングは高難度ゲームの代名詞のように受け取られているが、僕の子供の頃の記憶では、
避けて、ただボタンを連打してるだけで、どんどん先へ進める「簡単な」ゲーム
という印象を持っていた時期が確実に存在する。エグゼドエグゼスとかジャイロダインとか。
スーパーマリオが爆発的にヒットしたのは、つまりは家庭用だからで、「簡単に死んでも許される」からだ。カービィは「死ななくても許される」ことでヒットし、メトロイドや探索ドラキュラは「探す楽しさ」を見つけた。
要は「自分を殺しちゃダメ」ってことなんだと思う。
※それにいち早く気付いた桜井さんはホント天才だと思う。
しばらく前に僕がハマっていたアプリの「弾幕バラッド」。これもつまりは「死を否定する」ゲームだった。地味な稼ぎを死なずに積み重ねることで、どんどん強くなって、より難しい面も死なずにクリア出来るようになる。僕は特に「死にたくないタイプ」だと思っていたが、何のことはないみんなそうなのだ。好き好んでやり直したいわけじゃないのだ。それがダークソウルだろうと怒首領蜂だろうと、
無駄な時間が生まれるのは、楽しくないのだ。
つまりは何が言いたいのかというと、
いかにやり直しという無駄をなくして、モチベーションを維持させるのか
を煮詰めたゲームが流行るのではないか、そして僕がやりたいのではないか、という話だ。
そう言う意味では「R-TYPEファイナル」なんかは、凄く「今風の」仕様だった気がする。プレイでどんどん自機が増えて、一方では難度を自由に変えて挑戦できる。
地球防衛軍(EDF)と酷似している。
逆にEDFの「今風じゃないところ」はどこかと言えば、
贅沢じゃないところ。
元がシンプルシリーズの出だけあって、キャラやマップ、雰囲気に似通った使い回しが凄く多く、ゲームとしては面白いのに、満足感が薄い。もし仮にEDFのビジュアルがロストプラネットレベルにまで引き上げられていたとしたなら、
充実度は飛躍的に向上したと思う。
まぁあのレベルのグラフィックにすることで、ロード時間とか画面のスクロール速度とかのプレイアビリティが、これまた激的に低下してしまう可能性は否めないけども。
何度も出してしまって恐縮だけど、テラリアはああ見えてかなり贅沢な「見た目」のゲームだったんだよね。特にPCからやっているとわかるけど、
フルHD表示にしたときの情報量の多さは、紛れもない最先端タイトルのそれだった。
一見スーファミレベルに見えても、大量のキャラ、半透明なエフェクト、高精細に対応した画面表示と、「軽い死」「加速していくプレイフィール」「でもシンプルな2Dサイドビュー」。
ポケモンXの3Dパート、三人称視点時の遊びにくさが際立っていたように、今はたぶん5年前、10年前とは、「優先すべきポイント」が違うのだと思う。今度出る2Dゼルダがどうなのかわからないけど、例えば僕が大好きだったローグレガシーのように、「あれをやったあとダンジョンドラキュラを遊ぶと、凄く遊びにくく感じた」みたいな、「今普通に遊べる2Dゼルダ」になっていたらいいなぁって思う。ホント思う。
・・・ここから本題(短いけど)
●ウィザードリィ
要は一作目の楽しさを今味わう、より強化して今味わいたいということなのだけど、これがなかなか難しい。育成とトレハンだけがウィザードリィの面白さだったのか。あの黒い画面はプラスかマイナスか。オートマッピングさせるんなら最初から2D俯瞰でもいいのでは?でもそうすると密度が変わってくる?いやむしろマップそのものがいらないのでは?構成する職業や種族は多い方がいいのか。いや、徐々に増えるのはどうか。スーパーキャラを作るのは楽しいけど、それを活かす場所が欲しい。同時に今の自分の格好も見てみたい。でもゴチャゴチャしすぎてるのはどうかと思う・・・。
二律背反の塊みたいなゲーム。
シンプルを極めたウィザードリィが遊びたいと思う一方で、大事な部分は無くして欲しくない、みたいな。
思えばどっぷり頭の先から足の先までハマれたウィザードリィシリーズは、ディンギルか外伝IIIかIVか。今ならきっと面白く作れる人がいると思うんだけどな~。
●マインクラフト
要はテラリア化して欲しい。自動育成なんだけど、もっと高密度にして、マップを狭く、日本人向けにイベントを多くして欲しい。
※イベントと言っても見るだけのやつじゃないよ?
つっても今現在のマイクラがどうなってるのかよく知らないんだけどさ。でもあのブロックで超巨大なドラゴンとかを、いろんな武器や防具を用意して立ち向かう、その為にフィールドを自分で作って、ワナとか用意して、
絶対楽しいと思う。
テラリア、モンハン、マイクラ、ポケモン、ダークソウル、、、これらのゲームのいいとこ取りみたいなゲームを遊びたい。当時、「ゼルダとFFとドラクエとウィザードリィのいいとこ取り」って言われた(気がする)エストポリス伝記IIみたいなのがやりたい。
●ドラクエ
綺麗なドラクエがやりたい。ドラクエXのオープニングムービーみたいなレベルでドラクエがやりたい。というかこれも、
中身はダークソウルでもいい。
キャラと世界がスクエニのFFリアルタイムデモみたいなレベルで構築された、「スゲェ綺麗なドラクエ世界」で遊びたい。Vみたいにモンスターを仲間にして、それらで遊べるのでもいい。ドラクエこそ、今HD化されるべきタイトルな気がする。バトルロードビクトリーも見た目綺麗でよかったし。
●テラリア
逆に全然綺麗にならなくてもいいよ、というのがこちら。こっちはむしろ、
Vitaで出て欲しい
でも直球無しのひねりとかはやっぱりツライので、是非とも「テラリア2」で。背面タッチでその部分が明るくなるとかのアイテムとか左右のスティックを使ったPS3ライクな操作とか、いつでもどこでもテラリたい。画面写真が撮れるのもVitaの大きなメリットだし、是非に!
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まぁいろんなこと書いたけど、何だかんだ言って今一番やりたいのは
「ダークソウルII」
これに関してはもう疑いの余地がないというか、迷いようがないというか。あの無駄のないマップ、無駄のない戦闘、無駄のない育成システム。
早く遊びたい。
まぁそれだけですな。
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