世界侵略ロサンゼルス決戦
体調がイマイチなのについ見てしまった。というか以前借りて見た時も正直大した感想もなかったのだけど、HDDの容量が残り5%を切ってる現状、何となく見て何となく消したかった感じ。
宇宙からエイリアンが攻めてきて、それをアメリカ海軍、それも歩兵が戦う話。
※正確には生存者を救出しに向かう話。
当時の感想でも書いたけど、雰囲気はまさにFPSのそれで、実写であること以外は、非常にゲームライク。敵が人間とう同程度の大きさであったり、弱点が存在して
※ヘッドショットではないけど。
容易に倒すコトが出来たり、強力な飛び道具やら、無人の飛行兵器やら、、、。
主人公は退役間近のアーロン・エッカート。一番メジャーなのはダークナイトの悪役トゥーフェイスだと思うけど、善玉でも全然OKな顔立ち。ピープルの世界で最も美しい50人に選ばれたこともあるらしい<ウィキペより。
エイリアン側の情報はほとんどなく、ただ闇雲に地球を侵略しに来ただけ。武器もFPSレベルに小型チープで、「水が目的」みたいな話をしてる割には、特にそれを裏付ける描写もなく、アベンジャーズの時にも書いた気がするけど、
あまりにも規模が小さい侵略。
「ロサンゼルス決戦」なんて大仰なタイトルの割に、戦ってるのは10人ほどの歩兵で、結果として相手の無人飛行兵器を無効化するための司令塔を壊して人間の勝ち!みたいな展開に持って行くのも、
まぁゲームっぽい。
全ての兵器が全部無人なわけねぇだろというか、宇宙を超えて侵略するレベルの技術力があるのに、「飛行機がない」わけもねぇだろというか、いろんなつっこみも全て、
ゲームでもそうでしょ
と言わんばかり。ちなみに当時見た時もさして好意的な感想がなかったのに、なんでまた見て触れているかというと、
当時の感想を読んでも全然中身が思い出せなかったから。
今度はネタバレOKでしっかり書いておこうと。
隕石かと思ったら宇宙人だったってレベルの侵略スタート。とあるところに救難信号が出ているのでオマエ達助けてこいと。個々の兵士にはそれなりのバックボーンを用意しつつキャラを立て、死亡フラグ満載のミッションスタート。
まぁ適度なペースで死んでいき、5人ほどの一般人を救出。時間が来たら空爆されるというので、それまでにヘリが来るらしい場所へ避難。
ヘリは来るものの、人数分乗れず。今度は歩いたりバスを使ったりしながら移動。時間が来ても空爆はなく、「なんでかなー」と思いながら前線基地を目指す。とりあえず移動中はさほど襲われたりしない。飛行兵器にもあんま見つからない。
前線基地は全滅。指令機能はどうやら移転したらしいということでそっちを目指す。一般人のお父さんはこの辺りで死んじゃう。途中ヘリに拾ってもらうが、「あの辺りに敵の司令塔があるっぽいからオレひとり降ろしてくれ!」と二等軍曹の主人公がヘリから降下。一時は以前仲間を見殺しにした、というレッテルを付けて見ていた部下達も一緒に降下。仲良く司令塔破壊を目指す。
周囲一帯の飛行兵器の管理塔の割に警備は手薄で、5、6人の歩兵に簡単に接近を許す。レーザーポインターでミサイルを撃ち込む作戦を実行し、結果見事それが成功する。まぁオレが敵だったら打ち落とすなりなんなりしそうなもんだけど、そういうところは気が回らなかったらしい。
最後女性兵士も生き残る。この子ミシェル・ロドリゲスは、「動けるハリウッド女優」ということで、それほど華のない見た目の割に、バイオハザード、ワイルドスピード、SWAT、アバター、そして本作と、かなりのメジャー作品に出ている。もう顔も覚えたよ。名前は調べたけど。ちなみにバイセクシャルなんだそうな。
全く記憶になかったラストシーンは、無事に帰還したメンバーたちが、「ゆっくり休め」と言われ、水を飲んだり談笑するなか、主人公が早々にマガジンに弾を込め始め、部下達もそれに習って準備を始める。そしてヘリが映って終了という流れ。
7千万ドルで作って2億1千万ドルの興収。数字的には失敗作ではないが、内容的には☆くらいの作品だったな。
絵造りとしてはほぼ同時期に公開されたエイリアン征服物のスカイラインより、第9地区の方が近いけど、メカやエイリアンなどのディティール全てと、物語&脚本、オチに至るまで、全ての点で負けている。つかむしろこれを見て第9地区をまた借りて来たくなったほどだな。
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