アンブレード戦記
クリスアワードを書く課程で、昔のネタをつまみ食いしてたら、
「冒険野郎」というゲームが凄く面白い
と書いてあった。冒険野郎・・・全く思い出せない。でもフリーウェアで面白かったとそこまで書いているのなら、
それから5年以上経ってるし、もしかしたら続編的なものが作られていたりするんちゃうん?
期待に胸をふくらませ、覗いてみましたそのサイト
●ヒコシマブレイクLITE
http://uepomhiko.blog119.fc2.com/blog-category-1.html
そしたら一本だけ新しいタイトルが追加されてた。それがタイトルの「アンブレード戦記」というわけ。
冒険野郎とはガラリと趣を変え、サイドビューのジャンプアクションになった本作。相変わらずスーファミライクなグラフィックと、フリーウェアとしてはかなり高レベルのサウンド。ポーズも含め十字キーと3ボタンしかないシンプルなインターフェイスは、コンパクトなアクションゲームを遊びたい、というニーズにしっかり応えてくれる、、、のだが、
かなり難しい。
自機の挙動にクセがあり、、、具体的に言うと、
・ジャンプボタンが長押しで「連続ジャンプ」になってしまう。
→着地時にしっかり離してないとすぐ「ぴょーんぴょん」ってなってしまう
・移動が徐々に加速するタイプで、かつすべりが良いため、ちょっとした位置調整が非常にしづらい。加速も、「1.2.3.4・・・」って感じんで早くなっていくのではなく、
「0、0.1、0.2、2、3、5、10・・・」って感じに極端に変わる
ので、そぉっと過ぎてもダメだし、当然がつんと入れすぎてもダメって感じ。
・ジャンプと攻撃ボタンが、自分の手に馴染むのとは逆
→設定で変えることは出来るのだけど、設定画面に進むには一旦ゲームを終了しなければならない→でもセーブはマップ画面でしか出来ないので、一度セーブし忘れてプレイに入っちゃうと、ボタンを替えるのも事実上ムリって感じに・・・。
まぁ、やってるウチに慣れては行くのだけど。
意外と言うのは失礼かも知れないけど、ボスの攻略法やマップの進め方などもかなりしっかりと練られていて、シンプルながら達成感がある。というか、
途中からメキメキ難しくなってきて、4面の時点で既に泣きが入る様相。
残機は遊べば遊ぶほど増えていくので、その点ではかなり救済措置が取られているとも言えるのだけど、先に書いた通り、3つのボタンしかない=メニューに戻ることも出来ないので、
※ゲームを終えるにはESCで終了するしかない。
残機が凄く増えてきた場合で直前にセーブをしてなかったときの対処がツライ。
正直「フリーとしては」良くできてるという印象から抜け切れてないところ
※主人公を含めたグラフィックとか
も多く、個人的には前作である冒険野郎の方が遥かに面白かった記憶。
・・・ここまで書いて翌日に・・・
ボタンは攻撃兼防御兼移動サポートになる「傘」の出し入れと、、、
※単押しでヤリのように攻撃し(リーチは1キャラ程度)、押しっぱなしで傘を開くように展開する。レバーを上に入れたまま押しっぱなしにすることで頭上からの攻撃を「完全に」防ぐことが出来るほか、その状態でジャンプすることで滞空時間を延ばす、緩やかなジャンプを可能にする。展開は左右にも使うことが出来、その際もその傘の判定内は完全な防御を可能にする。
、、ジャンプ。ジャンプは、ジャンプ中に下を押しながら再度押すことで直下へ瞬間着地することも出来る。左右への慣性が強いゲームなので、このテクニックが必要になる場面は少なくない。
まとめると、、、
クセのある挙動にリーチの短い攻撃、そして完全に防御できる装備を使って進めていくサイドビュージャンプアクションだ。
残機がどんどん増えていく仕様ではあるものの、マップもどんどん長く難しくなっていくので、プレイがぞんざいになることはない。
※全てのチェックポイントでセーブが出来るわけじゃない→1マップの最初に戻されるか、マップ内に複数あるチェックポイントから再スタートになるかの違いが大きい。
アイテムには一見して「こんなの取れるの?」と思われる物も少なくないが、消費アイテム
※レバー下攻撃ボタンで使う。壁を壊す爆弾や衝撃波を出すもの、HPを多少回復するものなど。ゲーム中でアイテムの説明は一切ないが、公式サイトにはしっかり書かれているのでそちらを見ろってことかな。まぁそう言う点でもレトレゲーっぽいと言えなくもない。
以外にもキープされるアイテム枠があるので、それらを手に入れてから再度訪れてゲットする、と言うことなのかも知れない。
※単純にテクニックで何とかなるものもあるようだけど。
とにかくクセのある操作が難度を高めていて、手に汗びっしょりかきながら遊ぶ、シビアなゲーム、という趣きは、前作冒険野郎とは全く違った印象だが、残機やセーブなどの救済もあるし、達成感もそこそこで、なによりフリーウェアなので、
サイドビューアクションが嫌いじゃないなら、やってみるのも有りかな、って感じかな。
★★ってとこで。
| 固定リンク
コメント