マジンガーZ
タイトルを見て「?」と思った人。普通の人です。つかそう大した話をするでもない。いつも通り短い話。なんで短くなっちゃったかと言えば、この2、3日ブログを書いていなくて、とりあえずなんか書いておかなくちゃ、という脅迫感によるため。なので、本当に大したことはない。
マジンガーZの話と言っても、僕はさほどマジンガーに興味もなければ愛着もない。主題歌に関しても、昨今あまりに水木一郎兄貴が、
ゼーーーッ!!!
って言い過ぎて、正直食傷気味ですらある。つか、
兄貴普通に歌えよ、
と思うほどだ。
だが、今回の話はそんな歌の話から始まる。
伊集院のラジオで、
※いつの物かは覚えてない。
以前後輩芸人が本屋をやっていて、そいつが子供の頃親が裕福で、マジンガーZのおもちゃを買ってくれただかなんだかの思い出が深く、「マジンガーZのコミックは、つい買い取り価格が甘くなっちゃうんですよね」なんて話と共に、
そいつが、カラオケでマジンガーZの歌を良く歌う
という話があった。
マジンガーZの歌と言えば、前述の兄貴の歌が何よりも有名ではあるが、僕的には「♪大空羽ばたく紅のつ~ばさ~」から始まる、ジェットスクランダーの歌が好きである。というか、
好きだと思い込んでいた。
要するに僕の中には、「♪空に、そびえる、くろがねの城~」で始まる歌と、そのジェットスクランダーの歌しか、マジンガーZの歌は「ない」ものだった。もしあったとしても、さして印象に残ってないED曲だろうと思っていた。
のだが、
伊集院が口にしたその曲は、まさに僕の記憶を揺り動かすものだった。
♪ひっとのいのちぃは~つぅきぃるとぉも~ ふぅめぇつぅぅのちか~ら~マジンガーゼットーー
そうなのだ。そうだったのだ。僕は、
ジェットスクランダーではなく、この歌が好きだったのだ。
調べてみると、この曲は、「曲調が弱い」という理由で主題歌候補だったのが外され、代わりに「マジンガーが登場する時に毎回掛かっていた」のだという。
好きになるに決まっているのである。
でも記憶からこのメロディがひっぱりだせず、Youtubeで検索するにもGoogleで検索するにも、「♪大空羽ばたく・・」からの曲ばかりを見つけてしまっていた。
何と情けないことか。
口惜しや、とはこのことである。
この曲の名は「Zのテーマ」という。ここも大きな落とし穴で、「曲名にマジンガーの文字がない」。だから検索するときに見落としてしまったんだよな。ラジオを聞いた後あらためてウィキペで検索するも、
・ぼくらのマジンガーZ
・わが友マジンガーZ
がそれっぽく名を連ねていて、またもお目当ての曲にたどり着けないかと思ったが、とにかく聞きたかったので、片っ端から調べて聞いてみた。そしたら、
マジンガーZ 子門真人
へ?子門真人?水木一郎じゃなくて?
マジンガーZ ささきいさお
は?ささきいさお?いつの間に改名したの?
当時は割と版権とかもルーズだったのか、メジャーなアニソン3大テノールが、それぞれにそれぞれの歌を歌うことがあったご様子。
※ささきいさお版は英語版マジンガーの主題歌だったようだけど。
で、なにげに子門真人版を聞いてみると、、、
正直兄貴版のがいい・・・
僕は子門真人が大好きなのだけど、何というか、「猿の軍団」のようなちょっと肩の力を抜いた歌い方が、あのコッテリとした兄貴とギャップがありすぎちゃって、
正直物足りない。
最後を「ゼェーーーーーッ!!」って歌わず、「ゼッ!」って切るのも、新鮮と言えば新鮮だけど、やっぱちょっと短すぎるというか、何というか。
そんな中、ついに見つけた「Zのテーマ」。
http://www.youtube.com/watch?v=B3N3GCbTClc
胸にしみこんでいく熱いメロディ。
ネットで昔のアニメソングが容易に聴けるようになった頃、記憶にある曲は大概聞き返したつもりだったが、
これは抜け落ちていた。
でも覚えていた。
以来集中して聴いてる次第なのだけど、なにげにマジンガーZのウィキペを読んでみると、これまた僕の知らなかった事実がいくつも出てきてちょっぴり愉快な気持ちに。以下抜粋してみる。アラフォーにしかフックしないとは思うけど。
※ところどころに僕の勝手なアレンジやコメントが入ってます。あと、適当なアレンジが間違ってる可能性も多々あります。
●マジンガーZ
・スペインやイタリアでは、視聴率80%!<ウソだろ。
・主人公が乗り込んで操作する初の巨大ロボット。その着想は、「ロボットに人が乗る」というものではなく、「車から手足が生えてロボットになる」というものだったのだそうな。
・黒目のない三白眼も本作が初!<これビックリ!言われて見ればアトムも鉄人も黒目があったよな!
・本作前にはロボットアニメのみならず、テレビアニメそのものが減少傾向で、ともすればそのまま死滅するかと言われていた。実際スポンサーも乗り気ではなかったが、あまりの高視聴率によって急遽商品化を開始し、放映開始半年後に販売されたジャンボマシンダーは大ヒットを記録する。
それまでお菓子メーカー主導だったアニメが、玩具メーカー手動になり、ひいてはそれがテレビアニメそのものを救うことになった。
マジンガーがなければ超合金もなかった。<スゲェなマジンガーZ
●グレートマジンガー
僕的にはマジンガーZの最終話で登場したグレートのインパクトは、
言葉に出来ないほど絶大で、
一瞬でZのことを忘れ去るほどだったのだけど、世間的な評価は低く、話数的にも打ち切りに近い形で3部作で最短になってしまっている。かっこよかったのにな~。
・永井豪も知らないうちに決まってた<玩具メーカーの意向らしい。つかそれは今でも根強くあるよね。ワンピースでもドラゴンボールでもあるくらいなんだもの。
・本作の低調を元に、「マジンガーZを超えるにはどうしたらいいか」という議論が生まれ、そこからライディーンやガイキング、コンバトラーVなどが生まれていったという。
マンガの原作者付あるなしに関わらず、玩具メーカーの意向は色濃く作品に反映されていった感じ。
・1974年のクリスマスで、グレートとゲッター2の超合金が売り切れ店続出。<スゲェわかる。記憶の奥底に眠るものが揺り動かされる感じ。僕は当時4歳で、たぶん凄くゲッター2のドリルに魅力を感じまくってきた気がする。というか、
アラフォーのドリル好きは、ここに始まっているはずだ(断言)。
ゲッターライガーのドリルにしても、破裏拳ポリマーのドリルにしても、もちろんジェットモグラのドリルにしても、「ゲッター2ありき」であったのだなぁと思うとなんだか誇らしいというか、うれしくなる。マジンガーとは関係ないけど。
●UFOロボグレンダイザー
・マジンガーZ→グレートマジンガーゲッターG→再編→鋼鉄ジーグ→ガキーン
というスタッフの流れで、水木一郎兄貴の主題歌や戦闘重視のハードな展開を維持していくが、
・ゲッターG→再編→グレンダイザー→ダンガードA→燃えろアーサー
再編後、グレンダイザーのスタッフは(もとのマジンガーシリーズから)大きく様変わりし、主題歌もささきいさお、キャラクターも荒木伸吾の「色気のあるキャラ」や、ロボットアニメでは初となるカタカナ主人公デューク・フリードなど、革新的な試みをいくつもしていく。
・本作は75年から77年に掛けて放映されたが、海外では83年と88年に、「日本国外からJASRACに支払われる著作権使用料が最も多い作品」として賞を受賞している。特にフランスでは、「時間帯別、年代別、3チャンネルしかない」という条件ではあるものの、
視聴率100%を記録!<冗談みたい。
その人気を受け、フランスでは敵の人形も発売された。<そりゃそうだわな
・イラクでは、「放送時間になると路地から子供達の姿が消える」というほどの人気を博し、国営放送で繰り返し放送。民族紛争の絶えないイラクで、国民が唯一共感出来る話題は、「サッカーとグレンダイザーしかない」とさえ言われたという。
2012年の国際見本市でも、グレンダイザーのビッグエアフィギュアが、高い人気を博したって言うんだから、相当なもんだ。日本で言えば「ガンダムクラス」の超越コンテンツってことだもんな。
・バンプレストの縦シュー「マジンガーZ」内に登場するデュークの声優が、「ゲーム作品では唯一富山敬のオリジナルキャスト」なんだとか。プレイした記憶はあるけど、グレンダイザーが出てきた記憶がないな~。
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ま、大した話のないブログだったかな。
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