« 怪盗グルーの月泥棒 | トップページ | つれづれに・・ »

2014年2月18日 (火)

税抜シール作り

ぶっちゃけ仕事の備忘録みたいなもの。でも世の中にはこういう話に興味がある人が、もしかしてもしかしたらいるかも知れないので、書いておく。いなくても問題ない。興味がない人はスルー推奨。

ウチみたいな小規模な小売店では、4月1日からの増税に際し、個々の商品に新たに、「税抜」もしくは「本体価格」はたまた「8%税込価格」の値札を付けなければならない。プライスカードやバーコードだけで対応できるトコロと違って、結構なお手間を取らせられる次第。

一応、「貼り札」と呼ばれる、ハンドラベラー(<これすら専門用語っぽいけど)に使う値札に関しては、「税抜」を印字した物をオーダーしてあり、在庫やら元から貼り札で付ける品やらはそちらで対応する予定となっている。

貼り札と対になるものとして「吊り札」というものもある。糸とかプラスチックのH型のパーツで、Tシャツとかの首にブッスリ刺されたり、ロックスと呼ばれるこれまたプラスチック製の輪っかでボタンホールとかに吊り下げられたりする値札。

ホントはこちらにも「税抜」や「本体価格」等の印字をする手立てを講じるべきではあるのだけど、そのちょっとした仕様変更でも普通に1台6万とか取られてしまう。3店3台なら18万だ。

 出来たら抑えたいかな~とも思う。

それに、その業者は現在当然のように大忙しであり、依頼してもいつ仕上がってくるかわからない。となれば、

 第二案として、吊り札に貼る「税抜シール」を用意することも考える。

まず一番最初に考えたのは、楽天やヤフオクで、そういう既製品がないかという話。ネットで「本体価格シール」「税抜シール」などで検索したところ、
※今現在ではありません念のため。

 「本体価格」20斤×10枚 2500円送料振り込み料別

というのがヒット。一枚当たり1.4円ほどか。正直価格的にもそうだけど、大きさ的にも自分がイメージしていた物より大きすぎた。ウチの吊り札のプライスの左に貼るとしたら、

 せいぜい1.5×1cm

印字も2文字か、行っても3文字まで。4文字は多すぎ&長すぎる。

しかし、コレ以外には見つからず、大手は大手で独自に、小さなお店は小さなお店でそれなりの方法を模索していると思われた。

一応チラシを作ってもらってる印刷会社にも相談したけど、なかなかイメージに合う物が作れそうにないという。つか、

 A4一枚にバラバラに剥がせるように破線というかシール側だけカットして、ズシャーーっと印刷は出来ないもんかと思ったのだけど、

 どうやら出来ないらしい。

もし出来ても、A4 1枚 420斤が、100円や200円で出来るとも思えない。一応自分の目指すラインは、

 1斤50銭以下

 やっぱ自分で作るしかないか。

次のステップは存外すぐに目処が立った。取引先の店舗用品部門に訊いたら、

 8mm×15mm ×64斤(8段×8列) ×10枚 ×10袋 1260円税込

6400斤で1260円ということは、1斤辺り約20銭だ。まぁ真っ白で何にも印刷されてないタカのラベルシールであり、本来の使い方は、フロッピーディスクとか、ファイルの上にはみ出すように貼る感じのものだ。

ちなみに、この「シール作戦」に移行する前の段階では、

 「シャチハタを作ってポンポン押していく作戦」

もあった。が、シャチハタは、その特性上、

 水性インクしか使えない&乾くのに時間が掛かる。

値札は当然湿気の高いところでの使用や、ともすれば雨に濡れることもある。水性は絶対に飲めない条件だった。乾くのに時間が掛かるのも、商品を汚す恐れがあり、NGだ。まぁ最後の手段として、

 押した後にセロテープでコーティングする

という選択肢もあったが、これこそ最後の手段という感じだった。ちなみに油性インクでのスタンプも出来なくはなかったが、シャチハタではなく、旧来のスタンプ台を使って行う方法になってしまう。スタンプ台との併用は、これまた汚す恐れが高く、乗り気にはなれなかった。

とりあえず1260円のコストなら、失敗してもまぁ諦めが付く。これが6万ではそうも言えない。

次に直面したのは、この小さなシールが、プリンタの中で剥がれてしまう恐れだ。ウチのモノクロレーザーはキヤノン製のA3で、給紙口から排紙口に急カーブを描いている。シールは当然急カーブで台紙から剥がれやすいわけで、もし自分で取り除けない箇所で剥がれてしまったら、

 いくらくらい修理代が掛かるのか

これはは知っておく必要があった。

直接サポセンに電話をしてみたところ、

 技術料だけで25000円。パーツで20000円くらい掛かるかも。

うーむ冒険出来る額ではない。ただ、この電話は別ルートからのアプローチの光明となった。

今のプリンタの前に使っていた同じくキャノンのA4モノクロレーザーが、その構造上、「カーブが緩やかな正面排紙」が出来るものであり、現在使っていないこと、もう随分前の機種で減価償却も終わっており、「やってみる価値がある」ことがわかった。ほぼ180度カーブして排出されるのと比べたら、約30度は、いかにも「剥がれにくそう」だ。

そして今度は、そのラベルシールの台紙の大きさ、シールの位置を特定し、原稿を作ることだ。

これはもう完全にイレギュラーな使い方になるので、やってる人も少ないだろうとは思うが、要はあらかじめ設定されている用紙にないサイズに印字する場合、紙の大きさをそのまま入力すると、左右に無駄に広い余白を設定されてしまう。これを避ける為に、

 A4の用紙に、台紙を重ねる感じで印字位置を決める。

差し込む台紙は9cm×15cmだが、プリンタにはA4を挿してますよ、とウソを付くわけである。封書とかハガキとかで、「印字可能範囲」を広げる為の裏技みたいなものだ。

当たり前だがここでラベルシールをそのまま使ってトライ&エラーはもったいないので、A4の普通のコピー用紙を何度も使いながら位置を特定していく。こういう計算とか微調整は、

 プリンタの印字位置精度が低い場合、なかなかに手強いのだが、

まぁしょうがない。プロの設備があるわけじゃないんだから。

そしていよいよ位置も定まり、「これで行けるだろう!」と決断&ラベルシールをセットし、印刷開始!

 ・・・当然のように給紙しない・・・

つまり給紙ローラーが滑って「紙を咬んでくれない」。

でもこんなトラブルは日常茶飯事である。ちょっと厚めのPOP用紙に印字するときも、

 給紙を強引に押し込んでやるだけのことだ。

まぁ用紙自体が小さかった分、上手く押し込めなかったりもしたのだけど、何度かやってたら何とかなった。で、

 出てきたシールが、、、

 ・
 ・
 ・

 斜めになってるぅーーー!

ギャフン。ここまで来てコレかよ、って感じである。斜めと言っても角度にして3度とか5度とかのレベルだとは思うが、とにかくシールから結構はみ出してしまっている。
※角度さえあっていれば、それ以外の位置はまぁまぁだったみたいだけど。

 うーむ。

やっぱり無理なのか、、、。

軽く凹みつつ今度は角度を直す方法を考えてみる。

 台紙が小さすぎて斜めになるとしたら、台紙をA4の紙に貼ってみてはどうか。

A4ならばスロットのガイドと給紙ローラーのバランスで、より真っ直ぐになるのではないか。

しかし毎回紙に貼るのでは剥がすのも大変だし、もったいない。

 クリアファイルを使おう!

クリアファイルなら、セロテープを剥がすのも簡単だし、厚みがある分安定感も高いに違いない!そうだきっとそうだそうに違いないったら違いない!

また、クリアファイルにはもう一つの利点もあった。中に「貼る位置」を印字した用紙を入れることで、台紙を貼る場所を特定しやすくできた。ただ、ラベルの台紙は当然滑りやすく、これまたやってみるまでは何とも言えない。

 給紙が思ったより堅かったが、印字は、、、

 なぜか薄かった。

理由は全くわからない。ただ、位置はイメージ通りで、斜めにもなっていない。これなら行けるか!?

と思ったのもつかの間、数回後、

 セロテープをケチった回に見事にテープが剥がれ、かなり切ない印字結果に・・・

クリアファイルも、本来プリンタに通すように作られていないため、回を重ねるごとによれていく。5回10回なら何とかなっても、100回となれば難しいだろう。

 ダメ元でもう一回直接給紙してみるか。

クリアファイル作戦を取りやめ、前回斜めになってしまった「直接入れる作戦」を再度試すことにした。

 上手く給紙させることが出来れば、原稿も斜めにならないかも知れない。

結果だけ言えば、これが現時点で一番正解に近かった。中には斜めになることもなくはないし、重ねて入れて過給紙になり、「わや」になってしまうこともあったが、

 広い方の給紙口に入れ、人差し指と中指で用紙を板側に抑えることで、

かなり給紙が安定し、角度もシール内になんとか収まるレベルのズレで済んだ。

100シート6400斤を印刷するのに、全てトラブルがない状況で1時間強。僕の人件費とインク代、多少のトラブルは不可避だとしても、

 1斤40銭くらいか。

暇なときにやれば人件費はあまり重要じゃないし、慣れてくればもう少し早く出来るようになりそう。
※原稿をA4ではなくA5にすることで、1枚当たりの印字時間も短縮出来るだろうし。
精度にバラつきがある以上、印字したシールを売り物にするのは難しいかなぁとは思うけど、
※ちょっと考えてたりもしたんだよね。
自店で使う分には、十分かな、と。

案外今探せば普通に1斤50銭くらいで売ってるトコロがあるのかも知れないけどさ。つか、僕も(この精度で妥協してもらう必要はあるけど)10万斤くらいオーダーしてもらえたら、がんばるのにな~1斤50銭で。
→15時間3万円の内職?。

|

« 怪盗グルーの月泥棒 | トップページ | つれづれに・・ »

コメント

インデックス(見出し)印刷が自由度があっていいかも。テンプレートもあるし。。。

投稿: しゃら | 2014年2月19日 (水) 00時06分

シールのサイズがかなり小さいので、最初からテンプレは諦めて掛かっていました。フィットするものもあったのかも知れませんね。

投稿: クリス | 2014年2月19日 (水) 20時19分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/119981/59131731

この記事へのトラックバック一覧です: 税抜シール作り:

« 怪盗グルーの月泥棒 | トップページ | つれづれに・・ »