ウォームボディーズ
面白かったーーー!!!面白かった!!
予告を見た段階で、「これは僕好みだっ」って確信した映画はそれほど多くない。でも、そう確信した映画で外した作品は、
ほぼない。というか記憶にない。
ズバリクリス評価★★★★!。思い当たる不満点が一切ない、極めて満足度の高い作品だった。
骨子としては、何らかのウイルスだか兵器だかでゾンビ化してしまった人類と、生き残った人類の戦いという、言ってしまえばありきたりな物語なのだけど、
その二つが恋仲になるという無茶な設定をよくもまぁここまで綺麗にまとめたな
って感じ。主人公の男の子はスペシャルなイケメン
※ニコラス・ホルト。最近作だとX-MENのビースト(足が獣みたいだった子)
で、ヒロイン役の女の子も、アイアムナンバー4、魔法使いの弟子で、
初見時から魅力爆発!のカワイコちゃんテレサ・パーマー。
とにかくふたりが絵的に最高なので、見ているだけでも満足感があり、どう考えても「叶わぬ恋」ゆえに結末が全然見えない。
※これは僕の先読み能力が低いためでもあるけど。
まるで中学生の女子のように、「この二人の恋の行方が気になるぅ~」って感じに手に汗握り、一ミリもダレることなく最後まで突っ走ってくれた。
VFXやCGがそれほど凄いわけでもメチャお金が掛かってるわけでもないのに、キャストと脚本で十分過ぎるほど楽しめる作品になるという好例。ヒロインのパパ、ジョン・マルコビッチもなかなかに緊張感のあるいい演技を見せてくれたし、
ラブストーリーが嫌いじゃない多くの人にオススメ出来る。
途中いきなり大きな音が出る場面もなくはないけど(一応ゾンビ映画だし)ごくわずかだし、ゾンビ映画の割にグロいシーンはほとんどないので、ソレ系の映画が苦手な人にもオススメ出来る。とりあえず、
ゾンビランドをコメディ:ラブ=8:2とするなら、
ウォームボディーズはコメディ:ラブ=2:8って感じで、
ちょっとしたコメディエッセンスもあるし、ちょっとしたお色気シーンもあるし。
うーん面白かったっ!
大満足しつつ、以下ちょっとだけネタバレ。みんな借りて欲しいのでこっから先は見てから読んでよね。
あ、もしこのブログ読んで見たくなったって人は、「予告を見ずに」借りてくる方がいいかも。もし予告を見て借りてくるなら、ある程度インターバルを(3ヶ月とか)開けて、多少なり忘れかけてからの方が楽しめるかも。予告の出来は凄くいいんだけど、やっぱり美味しい場面もたくさん見せちゃってるからね。
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見た?見てない?
つか娘にも絶対オススメ出来る内容っていうか、
女子中高生くらいが一番ジャストミートなんじゃないの?
って思った。
とにかく主人公がイケメンで、彼を見ているだけでもウットリ出来るし、女の子の方は、ちょっと気が強いけど、キュートで共感できるキャラに仕上がってると思う。ゾンビがとにかく100%ダメって子以外は、合格点を貰える気がするな。っていうか、恋人同士で見るタイプの映画だったって気も凄くしてきた。
つまり、この二人はロミオとジュリエットだった。
途中明らかにそれを示唆する場面もあって、
そのわかりやすさがまた女子中高生向き。
主人公の男の子の名前が「R(アール)」で、ヒロインの名前が「ジュリー」というのも確実に確信犯で、「彼氏が死んでる」って設定も、どこかロミジュリっぽい。というか、
ゾンビ×ロミオとジュリエット×ハッピーエンド=ウォームボディーズ
なんだよね。とにかく最後気持ちよく終わってくれる様は「マネキン」にも通じる爽快感があるし、言っちゃなんだけど、
既に今年見た(そしてこれから見る)映画の中でもトップ3に入りそうな勢い
だもんな。ちょっとDVD欲しくなるくらい。でもって知り合いに貸したくなるくらいよかった。
逆に、
この映画見て超つまんなかった、って人とは、僕は価値観の共有が難しいだろうなって思うよ。
追記:今日気付いたけど、主人公「R」のRは、人間に戻る、リターンのRでもあったんだな。ロミオとリターンのダブルミーニング的な。こういうのは好き。渚くんみたいで。
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