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2014年3月19日 (水)

ホワイトハウスダウン

期待値が低ければ、面白さは増す。そんな当たり前のことは、作品が相応のクオリティであって初めて機能する。

 本作はまさにそんな作品だった。

見る前のイメージは、政治色の強い、ヒューマンドラマタッチの物語で、エメリッヒ監督らしいアクションシーン、CGシーンのウェイトが低い、ともすれば味気ない展開の続く、「緊張感が売り」の作品だった。

 が、

ふたを開けてビックリ。本作は、

 まんまダイハードだった。

本家が袋小路に入ってしまった分、その「ダイハードらしさ」はむしろ初期のダイハード1、2に匹敵する印象すら受けた。白いタンクトップは間違いなくそのオマージュであったし、飛び散るガラスの破片にも既視感が募る。主役として抜擢されたチャニング・テイタムは、ダブルネームでアナウンスされたジェイミー・フォックスと比べ、知名度は致命的に低い。が、それはブルース・ウィリスだって同じこと。彼もまたダイハードに出るまでは誰も知らないマイナー俳優だった。

開始当初のチャニングの印象は正直良くない。いつものハリウッド映画よろしく娘とかみさんに愛想を尽かされる冴えない父親で、表情だけじゃなく、挙動も不審。シークレットサービスになるための面接時など(マイナスの溜めだとわかってはいても)目を背けたくなるほど情けなく、ある意味そこで危うく見るのを止めてしまいそうなほどだった。

 が、

中盤以降、彼の行動力の高さ、無鉄砲過ぎてそれが逆にいい意味でヒヤヒヤ感を煽る娘の行動力
※ある意味親父譲り
ジェイミー演じる大統領も、ガッシリ体躯のクールな軍人だったステルスの頃とは大違いで、

 イイ感じに弱く、イイ感じに強い。

この作品が一段階良くなったのは、間違いなく彼のおかげ。

どこかで見たようなシーンが満載ではありつつも、使い方が良くダサい印象にならなかったのは、エメリッヒらしいCGのクオリティによるものだと思う。まぁヘリや戦闘機が街並みを抜けるシーンは、

 ちょっとあざとすぎやしねぇ?

と思ったりもしたけど、絵的なメリハリの為にはやっぱ必要だったのかな、とも。
※「エメリッヒらしさ」でもあるし。

最後の1シーケンス(黒幕うんぬん)は正直無くても良くない?って思ったりもしたけど、全体通して見れば十分な満足を与えてくれたと言える。クリス評価は★★★★。映画館で見てたらもう☆加点もあった、

 非常に僕好みのアクション映画だったです(^^。

つかnori君にも言われたけど、「全体的にはエメリッヒらしからぬ」作品ではあったけどね。むしろリチャード・ドナーみたいなさわやかな後味の映画でしたよ。
※ドナー作品:スーパーマン、グーニーズ、リーサル・ウェポン、マーヴェリックなど。いやいや面白かった。つかベタだけど、

 「こいつはダイハードを超えた!」

みたいなコピーでも良かったんじゃないの?ってちょっと思ったな。せっかくこれだけイイ感じの作品に主演したのに、チャニングが監督業にシフトしたってのは、ちょっともったいない感じだな。まぁダイハードと違ってホワイトハウスが舞台で、

 何度も大統領を危険にさらしまくるのは無理があるとは思うけどさ。

フタを開けてみれば、本作もワールドウォーZも、どちらも十分楽しめる傑作だったって感じ。両方借りて良かったな。

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コメント

こんにちは、クリスさん。
これ、映画館で観て面白かったので、星が多くついてよかったです。ヨカターヨ・゚・(ノД`)・゚・

投稿: KC | 2014年3月19日 (水) 14時22分

どもですKCさん、クリスです。

まぁ人の感想はそれぞれですから、合う合わないは
ありますよね。過去のレビューでもKCさんと真逆だった
ものもきっとあるでしょうし、、、。

でもまぁそうは言っても、自分がいいと思えるものを
評価して貰える喜びってのは、僕も強く共感します。

娘や娘の友人に紹介したDVDの受けがいいと、
心の中でガッツポーズですからね(^^。

投稿: クリス | 2014年3月21日 (金) 21時54分

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