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2014年3月25日 (火)

Project Morpheus

4GAMERに載ってた、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の話。
http://www.4gamer.net/games/251/G025118/20140319098/

僕はこれまで一度しかHMDを付けたことがないのだけど、それすらも随分前のグラストロンかアイトレックで、付けたときの感想は、

 随分遠くにモニターがあるんだな。でもってかなり小さいな

という印象だった。現状でも32インチまで60cmほどの距離でPCを使っている僕だが、当時からCRTまで30cmとかで見ていたので、

 とにかく「遠くに小さく見える」ことが、全く気に入らなかった。

そもそも「10m先に200インチ」みたいな表現ですら僕にはあまりピンと来ない。映画館でも、「スクリーンが視野いっぱいになるくらいの距離」に座るのを好む人間として、「小さいこと」はそのまま魅力がないことに直結するからだ。

しかし、このプロジェクトモーフィアスと、以前発表されたらしい「RIFT」と呼ばれるHMDに関しては、どうやら視界全体をフォローするレベルの作りになっているという。「視界全体」というとこれまた僕の経験の古さが出てしまうが、まず思い当たるのは「スターブレード」である。ぶっちゃけガンダムの戦場の絆などの経験が一切ない自分には、今の「現状」がどうなっているのかわからないのだが、

 視界全体が映像という世界そのものには、相応に魅力を感じる。

ただ、これもコストとのバランスで、当然ながら全方位型のドームスクリーンがご家庭に導入出来るとは思っていないわけで、

 見た目だけでもそれを実現する可能性があるHMD

というのは、やっぱりちょっと魅力的な気がする。まぁ今の僕のお財布事情では、当然まだまだな部分もあるけれど。

話はちょっとそれるけど、こういうのってやっぱり右目と左目それぞれに別の映像を映して、立体的に見えるような仕組みになってたりするんですかね。もちろん全てのコンテンツがそうだとは言わないけど、「そうやって作られているもの」もあったりするんでしょうか。

 それって、実際のリアルな映像とはたぶん違うんだろうなって思ったり。

映画館で3Dメガネを掛けてみるような「立体感」。双眼鏡で覗いた感じに近いと言えば近いかも知れないけど、こうした「視界をカバーする」タイプで、「過度な立体感」は、結果没入感を下げてしまうことになったりはしないか、と思ったりする。もちろんそのコンテンツが、戦闘機とか、ロボットであれば、距離感も違うし、「リアルを経験したことがない」分逆に仮想世界に入って行きやすいのかも知れないけど、そうじゃなく等身大の映像であるなら、

 現実の立体感に近づける努力

みたいなのは、(次のステップになるかも知れないとは言え)研究の対象になり得る気がしたな。

閑話休題。

本題としたいのは、そのHMDでどんな世界がどう実現するのかをちょっと考えたら、割とワクワクしたって話。

このモーフィアスはSONY製なので、当然PS4とカメラやMOVEと連携してその仮想世界を構築するわけだけど、ぶっちゃけどう考えても、

 キネクトの(デバイスを持たない)方が相性は良い。

記事にも書かれていたけど、完全に視界を覆うデバイスの場合は、外界の情報はモニターからしか得られない。「HMDそのものに外界を見るためのカメラを付ける」ことは、本末転倒になりかねないと思いつつも、実は案外重要なことのような気がした。コントローラーの場所すら見つけられないってのは、少なくとも娯楽嗜好品としては、

 あまりに美しくない。

話を続ける。

いざモニターを付けて仮想世界に入ったとして、じゃあそこで何をするのか。剣を振りドラゴンを倒すのか、いろんな場所に冒険に行くのか。エアーズロックを命綱なしで登ったり、月世界旅行に行ったり、深海8000mの世界を散歩したり、、、

 実際に歩いたり、物を持ったりするのかって話。

立ち上がって遊ばなきゃならないなら、もうそれはそれで何か違う気がする。HMDは当然ながらモニターが一緒になっているから、「テレビの方を向く必要がない」。つまり、部屋の中で「1080度回転」しても、
※AC電源ではなく充電式であれば
コードが絡むことはないが、

 その楽しさが面倒を超越出来るかどうかは微妙だと思う。

少なくとも最初は新鮮で楽しいだろうが、Wiiがそうであったように、そんなのはものの1ヶ月もすれば面倒になるというのが僕の感覚。結局コントローラーで剣を振り、歩き、登った方が、実際「遊ぶ」となったら楽だし、楽しい気がする。

 だから、視界を覆うHMDの魅力の方向性は、むしろ今までの一人称視点のゲームとは別にある気がする。

・・・まぁそれがズバリ何かを言えるようなら、僕はこんなところでひとりキーボードを叩いていないわけだけど。

でも根拠無く担保なく考えることは出来る。

まずパッと思い浮かんだのは、「映像ソフト」だ。自分が「振り向く」という動作は、正直「大きすぎる」ので煩わしく感じたりするが、「ちょっと右を向く、でもその時の視界の右隅もしっかり見える」というのであれば、そのリアリティの体感度はかなりのものだと思う。

GoogleやWiiのストリートビューが強烈に進化したと思えばわかりやすいが、たとえばアンコールワットや自由の女神が仮想空間に構築されたとして、「後ろが見てみたい」「横から見たい」と思ったとき、それを実現可能なら、たぶんかなり魅力的な気がする。

 映像のクオリティも、片眼960×1080ドットであれば、特に現実世界から乖離しまくることもない気がするし。

まぁ「相応にリアルな世界」を構築しないとあんまし意味がないというか、たとえばそれは「ルーブル美術館」だったり、「万博会場」みたいな物だったりするのかも知れないけど。

 ・・・興味がないわけじゃないけど、面白みはないわな。

だったらゲームならどうかって話になるけど、これは逆に、

 今あるゲームをHMD用にリチューンする、それを繰り返していく

みたいなことでしか、本当に面白く、楽しめるものはできあがらない気がする。つまり、HMD用のモンハンは、「モンハンならざる何か」をゼロから作るのではなく、「本家モンハンをHMDにインターフェイスから何から全て調整していった先にある」気がする。MOVEを振って剣を操作する「べきなのか否か」。「ボタンで振り向くのか頭を動かして振り向くのか否か」。

 面白いこと楽しいことは正義。正義は正しい。何が正しいのかって話。

立体視が使えるから立体的な演出が不可欠ってことはない。タッチペンが使えるからタッチペン操作にしなきゃ行けないわけじゃない。重要なのはドラクエIXみたいに、

 ボタンでもペンでも最高の操作フィールで遊べる仕様を作り出すこと。

HMDだから「連動しなきゃいけない」なんてことは絶対にないと思うし、それで得られる快感や衝撃は、やっぱり一時的な物だと思う。もっと言うと、

 そう言った研究機関を過ぎてなおコンテンツが開発され続けていくだけの市場を構築できるかどうか、、、

ニワトリと卵の話になってしまうけど、売れなきゃバーチャルボーイだし、売れたらニンテンドーDSなわけなんだよな。DSがなかったらタッチオペレーションのスマホはここまで世界を席巻しなかった気がするし。

でもそう考えると、正直HMDってまだ「バーチャルボーイ寄り」な気がしてしまうのも事実・・・。

新しい方の「トータルリコール」の中で、密室の中の状況を把握するため、警察が特殊な弾丸を撃ち込むシーンがある。その弾丸は、部屋の中で小さなボール状のカメラを大量に拡散させ、その中の状況を立体構造ともども一気に把握、視聴出来るようにする。

ボールを拡散させるのは現実的に無理があるとしても、何らかのデバイスで、
※たとえば超音波とかレーザーとかの測定器などで
短時間により広範囲の状態をサーチ、構築出来るようになれば、また新しいHMDの使い方、みたいなのが生まれてくるかも知れない。

何を言ってるかというと、たとえばその「スキャナー」を使って自分の部屋をスキャンし、それをネットを通じて他の人に提供したり出来るとしても、それはつまりは「テレビ電話」のようなもんで実際に魅力はない。でも、

 そのスキャン対象が女体だったり、前人未踏の場所、遺跡、

 縮尺が違ってたりすると、

それはそれでかなり愉快なものになる気がする。自分の部屋であっても、その縮尺が10倍であれば、
※自分の身長が10分の1になるのであれば、

 その世界を冒険するリアリティは、なかなかに新鮮で、痛快な気がする。リアルな「ミクロキッズ」だ。

女体は、、、まぁともかく、前人未踏というか、たとえば以前僕がブログで紹介した、「大谷資料館」。地下の採石場だが、あそこは本当に行かなきゃ迫力が伝わらない。でも、スキャンしてHMDに映せば、それはつまり、

 行かなきゃ伝わらないことが行かずに伝わる(かも知れない)。

一歩進んで、そのスキャニングがリアルタイムであれば、たとえば「川口博探検隊」のように、「今目の前で探検しているような映像」を視界全体で見ることが出来れば、
※出来たらスキャン済みで、移動速度を任意に変えられる方がよりエンターテイメントとしては完成度が上だとは思うけど。
やっぱりそれはワクワク出来ると思うし、

 ワールドカップの選手全員にスキャナを付け、誰の視点でもその場所にいるかのような視界が堪能出来たりすれば、

 ニーズも意外と爆発するかもって思う。

「視界が100%操作出来る」ってことは、そういう意味で凄くワクワクできるし、もっと言うと、

 ゲーム中心に考えることがそもそも過小評価というか、なんか違う気すらしてくる。

リュージュとかスキーのジャンプとか、視界100%だったらどうなんだろうって思う。つか、

 かなり見てみたい。

F1のドライバーの視点、ラプターのパイロットの視点、「ミサイルの弾頭の視点」とか、想像でフォロー出来ない世界が、見られたりするとしたら、、、

 夢の未来か、単なる妄想かって話だけどさ。

ちょっとワクワク出来たので▲▲付けておこう。

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