ジャックと天空の巨人
いや~面白かった!正直中世ファンタジーものに飽きというか、テンションが上がらなくなってたりもしたのだけど、いやいやどうして、
ブライアン・シンガーさすが!
こないだのホワイトハウスダウンのローランド・エメリッヒにも言えることだけど、やっぱ巨匠は巨匠というか、腕があってお金を使った作品は違う。nori君には悪いけど、「ガーディアンズ」より面白かった。
始まって早々に主役のジャックに見覚えが、、、うーん絶対最近見たことがある、、、
ゾンビだった人やんけ!
つい先日見たばかりのウォームボディーズの主役だった。
まぁヘアスタイルがイマイチだった分、あの時ほどのイケメンさは感じなかったのだけど、まぁ悪くない。ヒロインはヒロインで特別かわいくはないけど、時代にマッチした美女という感じでこれまた悪くない。悪かったのは、
声優特に芸人声優。
南海キャンディーズ山里があまりにひどい。あと他にも数人芸人が出てて、
もうテンション大幅↓
思わず劇中なのに日本語→字幕に切り替えたほど。主役も全然ウォームボディーズの時の人のがよかったし、、、。
※見てみたらウエンツがやってたのな。声優ウエンツ自体は嫌いじゃないけど、彼には合わなかった感じだな。
ただ、それ以外の、特に中盤以降の展開は非常に僕好み。前半スロースターターだったのも、クライマックスへの「溜め」だったのだなぁという感じだったし、
※ちなみにいつも僕が言う「マイナスの溜め」ってほどじゃない。
何より痛快だったのは、
「これで終わりか・・・と思わせてからの急展開」※一応自主規制反転。
元は3D映画として作られてたっぽい演出がかなり何度も見られ、かつそれらが、
あ~3Dだったらもっと良かったんだろうな~
って感じ多数。僕は基本3D否定派というか、2Dで十分派なのだけど、本作の演出は正直3Dで見たかったな~というくらいだった。
そんな立体演出だけじゃなく、ディティールに関してもかなり丁寧に描き込まれていて、「あ~ブルーレイで見たかったな~」という感じ。期待してなかった分いい意味で裏切られた感というか、
中世ファンタジーなのに十分今風のハイテンポだった!
兵士長役のユアンも良い味出しまくりだったし、それほどギャラが高い俳優を使いまくったわけじゃないのに、キャストに関する不満は少なかった。
※嫌なヤツも出てくるけど、早々に退散してくれるし<地味にデカい。
ただ、僕が映画館に行かなかったように、世界的にもあまり制作費対興収比として芳しい成績は収められなかったようで、内容の割に評価が低くなってしまっているのがかなり残念。いかんせんお金を掛けまくった内容だから、「そこそこ」じゃダメなんだろうな~と。
でも、僕らが見る分にはそんなことは関係ないわけで、小さなお子様からいわゆる「冒険活劇」が好きな僕みたいな大人まで、必要十分に楽しめる佳作だったと思いますよ。
クリス評価は声優のマイナスを考慮しつつ字幕のみで★★★☆。吹き替えは★☆くらいとしておきます。そのくらいひどかった。「TIME」麻里子様みたいに「逆に楽しめる」ってレベルじゃなかったからな。つか僕はそもそもスリムクラブが大嫌いなんだよ。
・・・日本でコケたのは声優とか宣伝の仕方が悪かったからかも知れないな。
ライト層じゃなくて、インディやスターウォーズなどの大作SFや冒険物が好きな層にフックするようなプレゼンだったら、きっともっと売れただろうし、僕も映画館に足を運んだかも知れないのにな。
とりあえず見るならブルーレイと出来るだけ大きな画面推奨かな。あと字幕ね。いつもは日本語大好きな人でも、これは絶対字幕のがいいというか、
吹き替えで見るといろんな意味で損しますよ、と。
スタッフロールの後におまけはないので、ブラックアウトしたらそのまま止めて大丈夫です。
つかこないだのスタートレックと言い、まだまだ自分の知らない傑作が隠れてるもんだな~とシミジミ思ったよ。ホント見ていて思わず声が出たもんな。
ちなみに原題は「JACK THE GIANT SLAYER」巨人退治のジャック。さすがにこれは日本のタイトルとしてダサいと思うので、「天空の巨人」でよかったな、とは思いましたよ。
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