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2014年7月25日 (金)

スピード2とポセイドン

テレビ録画とDVDレンタル。前者が1997年。後者が2006年。その差約10年なのだけど、たまたま短いスパンで両作品を見ることとなった。

スピード2は既に過去見たことがあったが、それすらも15年くらい前の話で、内容は全くと言って良いほど覚えてない。主演のサンドラ・ブロックが続投したことと、キアヌが降りたことくらい。

後者はポセイドンアドベンチャーのリメイクであることくらいで、他に何も覚えてなかった。強いて言えば以前もDVDを借りたが、結局見ずに返してしまった「ような」記憶。

後者はともかく、前者は見るまでこれが「豪華客船物」であることは忘れていて、図らずも似たシーン、展開が多くて、まぁある意味続けて見るのもよかったかなぁという感じ。

ザックリ言えばスピード2は悪役が居て、豪華客船を沈没させようとする話。ポセイドンは、津波にひっくりかえされた客船から脱出する話。正直古さがある分、スピード2に不利な点は否めなかったとは思うが、その点を差し引いても、

 それほど面白いとも言えなかった感じ。

ウィレム・デフォーはスパイダーマンの悪役で印象深い「ヒールの似合う男」。今回も半ば狂人じみた役をイイ感じに演じていて、そんな悪い印象はなかったのだが、

 いかんせんご都合主義が目に付く。

船長が死んじゃうとこも、みんなが煙幕レベルの爆弾に踊らされるところも、なんつか見ていてちょっぴり白けてしまうというか、

 ああ古い映画になってしまったのだなぁ

という感じ。前作スピードが意外と年を経てもそれなりに見える一方で、「2」の方はどうにもこうにも「スピード感がない」。ラストこそなかなかの迫力でまくし立ててくれてはいたけど、ヒールのやられ方も含めてどこか昭和っぽいというか、
※昭和の作品ではないのだけど。

 そうなんだな~って感じ。

評価は★☆。

一方ポセイドンは、悪役がいないサバイバルアクションの文法通りの作りで、見ていてイライラさせられる場面は少なく、オリジナルが表現出来なかった部分をCGでかなりがんばってサポートしていたのがよくわかる映像。

こちらは「ご都合主義」というより「ハリウッド主義」的な場面が多く、いちいち展開が派手で、見ていてつまらないということはなかったのだけど、

 キャラの掘り下げがイマイチ、、、というかイマサンくらい微妙。

主役のジョシュ・ルーカスは、ステルスで主役だったイケメン。柔和な顔立ちは明らかに善玉なのだけど、序盤で中途半端にギャンブラーなんかを擦りつけちゃったもんだから、途中で「軍にいた」設定がかすんでしまって、最後まで「素直に信じれない」居心地の悪さを伴ってしまったし、

もうひとりのメインであるカート・ラッセルのこれまた中途半端な「ニューヨーク市長だったけどなんかよくわからない不祥事で退職してる」的な、「奥さんにも逃げられたけど、理由は明かされない」みたいな感じで、最後娘と和解する場面もおざなりで、

 うーん・・・

って感じ。

娘役は僕の大好きなデイアフタートゥモローでヒロインだった、エミー・ロッサム。
※調べたらドラゴンボールの実写映画でブルマやってんだな。変な感じ。
さして奥行きのある役所ではないまでも、

 これでもかと胸の谷間を強調して見せてくれて、なかなかに眼福。

他にも何人かの生存者がいるのだけど、どこもイマイチスッキリしないキャラ立てというか、

 映像と展開はイイ感じに迫力があるのに、人間模様があまりにも雑

という、いつもなら僕が軽視してる側面がマイナス点になってしまった珍しいケース。

年度的にはデイアフタートゥモローの翌々年の作品で、ある意味方向性も近いサバイバル物ではあるのだけど、今一歩満足しきれない作品だったなぁというのが正直なところかな。監督のウォルフガング・ペーターゼンは、僕が大好きなエアフォース・ワンの監督で、他にもパーフェクトストームやアウトブレイク、ネバーエンディングストーリー、Uボートなど、メジャー大作をいくつも撮ってるのに、イマイチCGに力を入れ過ぎちゃったのかなって感じだったな。クリスの評価は★★というところ。映像的には悪くなかったと思うんだけど、なんだろ、見終わった後の「満足感の低さ」が妙に引っかかる感じなんだよな。

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ゲームがイマイチ盛り上がらない分、何か映画でも見ようという感じで見たわけだけど、そう言えば同じ「サバイバル」物で、「ゴジラ」が公開になるね。正直ちょっと見たいけど、値上がりしてる&貧乏でちょっと及び腰。最低限の面白さは(映画館で見れば)約束してくれていそうだけど、それだけだと物足りないんだよな。こないだのX-MENみたいなレベルじゃ納得出来ないというか。

エンダーのゲームでも借りてこようかしら。

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コメント

こんにちはクリスさん。
ゲームがいまいちということですが、
私は戦国炎舞というスマホゲームに
かなりはまっています。
カードのバラマキイベントが結構あるので、
無課金でも十分育成が楽しめます。
ハレとケをうまく作ることで、課金欲を
そそる魅力的なゲームだと思います。
定時にある合戦が発表の場のようになっていて、
育成意欲が湧きます。
好き嫌いあると思いますが気が向いたら
ちょっとやってみてください。
招待ID ggr4Uie8 です。

投稿: トミー | 2014年7月25日 (金) 12時58分

トミーさん、最初に謝ってしまいますが、

 スミマセン、戦国炎舞、ケチョンケチョンに酷評してしまいました・・・。

クリスそういうところ気配り出来ないというか、ウソが付けないというか。

ただ、招待IDは入れましたので、それで勘弁してください。というか、

 僕が好きなところがどこをどう探してもない。

 僕が嫌いなところが全てのパーツにある。

そんなゲームでしたねぇ。

投稿: クリス | 2014年7月27日 (日) 00時04分

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