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2014年8月18日 (月)

エージェントライアン

クリス・パイン主演、原作トム・クランシーの「ジャック・ライアンシリーズ」最新作。シャーロックの3rd1話と一緒に借りてきて、こっちのがリミット近いので先に視聴。

途中ケビン・コスナーが出てきてややテンションは上向いたものの、全体的に見るとアクション要素が薄く、扱ってる素材(証券会社を隠れ蓑にして他国のテロを探るとか)の分かりづらさが僕のキャパを超えていて、

 見ていて「子供には辛い」感じ。

中盤以降物語が動き出すも、基本はシリアスなので「楽しい要素」は皆無だし、
※緊張感を面白いと感じられるなら、それなりには面白いけど
脚本、声優、演技に不満がなくても、
※特にケビン・コスナーは「いいね!」なセリフもあるし。

 僕にトム・クランシー、ジャック・ライアンシリーズの「お約束」が通じないのがよろしくない。

シリーズ物であるが故に「普通知ってるでしょ」的な下地がほぼないので、この話が「何を見せようとしているのか」が全然わからなかった。アクションなのかサスペンスなのか、SFなのかミステリーなのか、はたまた人間ドラマなのか。

ジャック・ライアンのキャラクターが、僕みたいな子供に通じにくいのも痛い。マッチョではないにしても、特別な体術もなければ実績もなく、
※ただ海兵隊にいたというだけ。少なくともこの物語の中での説明は。
博士号を取った「お利口さん」であることは示唆されるも、それが特別秀でているという説明もない。つまり、彼はセガールでもなければホームズでもない、「ちょっとキレる元海兵隊員」というキャラで、もっと言えば特別冷酷でもなければ、愛国心の為に恋人を裏切れるほどでもないし、逆に暑苦しいほど熱血でもなければ、ジョークの分かるコブラでもない。

 一言で言えば僕には全く魅力を感じないキャラ。
※ルックスは嫌いじゃないけど。

トムの「アウトロー」も「それほどでもなかった」けど、こっちは輪を掛けてそんな感じで、ミッションインポッシブルばりの作戦にも唐突感ばかりが気になってしまったし、
※だってそんな凄腕として描かれてないんだもの。
ヒールはなかなかかっこよかったけど、それでも特に大それたことをやってる演出が薄くて、これまた「子供には理解しづらい」感じ。

人によっては楽しめるのかも知れないけど、これだったらついこないだ見た「007黄金銃を持つ男」の方がよっぽど子供向けで楽しめたって感じかな。クリス評価★。

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