娘とダラダラ一日
かみさんが仕事でいない夏の休日。と言っても何かをしたりどこかへ行ったりという予定があるわけでもなく、何となく娘が、
「ヒマ」
と言ってきたので、満を持してスタートレックを見せる。
ブルーレイの映像はほぼ経験がないらしく、何度も「キレイ!」を連発。そうじゃろうそうじゃろうて。っていうか、
僕がキレイと感じるポイントと別のとこで反応してるのがちょっと愉快。
僕はとにかく細かな破片が出るところにフックするのに対し、娘は宇宙や土星のような、文字通り「綺麗なもの」に反応してた。それってDVDでもキレイなんじゃね?
見終わったあと僕が、
「スポックかっこよかったでしょ!」
とやや前のめりに言うと、
「ウチはカークのが好き」
うーむ。やや空振りか。
勢い余って「イントゥダークネス」も視聴。こちらはDVDで借りた物だったので、画質は大幅に落ちてしまい、何カ所かで「ああブルーレイならキレイだっただろうね」というところも。
ただ、娘はシャーロック絡みからのベネディクト・カンバーバッチが大好きなので、
「かっこいいわーーー」連発。
確かにかっこいい。つかかっこいい役だったし超強かったしな。絶対面白いから、と勧めた2本に対し、娘の感想は「面白かったよ」。軽くほっとしつつも、「10点満点で何点?」との問いの答えは、
「7点」
辛いっ!辛すぎだ娘よ。っていうかやっぱ多少のツボの違いというか、目算の甘さみたいなものを感じたり。
ちなみに娘の映画の評価は、
「めちゃ面白かった!」
「面白かった」
「普通」
「微妙」
の4段階。
※クリス調べ
中三女子の好み、それもややオタク寄りの好みを標準化する気はサラサラないが、自分とは全く世代が違う人の、それもそれなりに親しい距離にいる人の感想というのは、いつもながらとても興味深く、楽しい。テレビやネットに出る感想が全てじゃないわけで、もちろん自分のが正義だとも思わないけど、
「アナと雪の女王、微妙」
に、ちょっぴりほくそ笑む僕だったりはするのだ。
その後、晩飯まで時間があったので、暇つぶしがてら岡崎のビレバン(:ビレッジバンガード)に行く。前回行ってからそれほど間が開いてるわけでもなかったが、行けば行ったでそれなりに楽しい。フックした物を少々。
※買ってないけど。
・コーラの本 税別1800円
正直かなり欲しくなってしまった世界中のコーラを集めた本。各国のコカコーラはもとより、ビンのものや紙パックのものまでフォロー。紙パックのコーラはなんと、
無炭酸&乳酸菌飲料!
なんだそれ!?って感じ。炭酸がない時点でどうかと思う上に乳酸菌の重ね掛け。正直かなり飲みたいと思ったが当然今は絶版。ただ、その当時はそこそこの訴求力を得たらしく、
無炭酸&乳酸菌に加え、レモン風味!
もはやコーラである必然がない。というか冷静に考えると、
レモン味乳酸菌飲料
というものがそもそも非常に希有であることに気付く。レモンって牛乳に入れるとスゲェ勢いで分裂というか、「混ざらない」気がしたけど、、、僕の思い過ごしだったのかしら。
他にも「レッドイビルコーラ」とか、
※とうがらし、高麗人参入り
興味をそそるアイテム目白押しで、ホント惹かれまくったのだけど、、、
たぶん買ったら読まないだろうな、と思いスルー。そゆとこ至って冷静なクリスなのだ。
・コスモスの本
「コスモス」とは僕らが子供の頃駄菓子屋の店頭を中心に世界を牛耳っていた「ガチャガチャ」の総本山。つかそのアイテムは「機動戦士ダンガム」みたいな、結構いい加減なものも多かったのだが、
見た瞬間はかなり電気が走った。
とにかくクリス少年はガチャが大好きで、いろんなものを集めていたから。
ただ、非常に著しく極めて猛烈かつ強烈に残念だったのが、
僕がフックした頃のコスモスではなかったこと。
一部その頃の「残骸」も載ってはいたものの、メインはキン消し世代以降。大半が消しゴム人形で埋め尽くされ、
こんなのはオレの好きだったコスモスじゃねぇ!
って感じ。
僕が好きだったコスモスは、、、
・デフォルメ怪獣消し
※ライト台座でクリアタイプが光るヤツ。超絶惚れてた。
・スーパーカー消し
※全種類載っていて欲しかったほど。小学一年のころ。
・手にはめるビニール製の手袋
※半漁人やカッパ、怪獣などのプリントがされた「水かき部分がある」白いもの。とにかくこれが見たくてページをめくったが、全くカスリもしない。
これらが載っていたら間違いなく買っていたのに。っていうかページをめくる前はその懐かしいロゴに胸が躍ったのになぁ。残念。
・「じわじわくる」 1000円
ネコの写真集。もう単純にかわいくてかわいくてヤバイって感じで、値段も許容範囲、パートさんに貸しても受けがよさそうと思いつつ、
何とか思いとどまった。
今思えば買っても良かったとも思うのだけど、逆に言えば「買っても良かった程度のもの」とも思う。その程度のものはつまりは「買わなくても良かった」物であり、結果買わなかった事に後悔の念は沸いてこない。
ならばいらないだろうと。
本当に欲しい物は、買わずに店を後にしたあと、折り返してでも買いに行くはず。
※これは本当。
僕は「買わずに後悔する」のが大嫌いなので、こういう時大抵は買ってしまっていたのだけど、最近は「買わなくても後悔しない」ことが増えてきている。そういうもんなのかも、とも思う。
・・・
帰路の途中で晩飯をマクドに決めたら、猛烈に腹が減ってきて、
今まで生きてきた中で一番ビッグマックが食いたい衝動に。
「今までで一番」というのは本当に凄いレベル。44年で一番である。それほどまでに食いたいときに食う、
ポテトの美味さよ。
※ビッグマックじゃねぇんかい!だって運転中だったし。
マクドのポテトは「冷えたらマズい食べ物№1」だと僕は思うが、「出来たてがウマい食べ物」のランクとしてもかなり上昇した。Lサイズをほぼ全て食い終わる頃には、既に「ビッグマック食いたい病」は沈静化していたが、
本当に本気で食べたいものを、ガマンしてガマンして(だって車でそこを目指してるから)食べるというのは、
かなり「高レベルな幸せ」なんだな、と感じた。
ダイエットとかそゆのはいいからって思ったもんな。
家に帰ってから、今度は「スタンドバイミー」を見せた。リバー・フェニックス演じるクリス・チェンバーズは、極めてかっこよく、それに関する娘のウケも「超かっこよかったわーー」問題なかったが、
作品としての評価は「普通」止まりだった。
うーむ。やはり全体の作りが今の子には退屈というか、厳しかったのかも。まぁ一生の間に見ておいた方がいい作品のひとつだと思うから、評価はどうあれ無駄にはならなかったとは、、、思いたいけどさ。
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