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2014年8月 6日 (水)

マンガの話

一言でマンガの話と言っても、「○○が面白かった」ではあまりにも短すぎる。が、僕が言いたいのはそういう話だ。

 「おじょじょじょ」が面白かった!

原作:クール教信者。マンガライフという雑誌に連載されていたらしい4コママンガだが、ぶっちゃけそんな素性も知れないマンガ家の作品を目にする機会というのは、そうそうない。別段満喫に行く趣味もないし、友人知人が熱烈に「読めばわかるさ」みたいなアゴで勧めてきたりはしない。

 kindle for samsung

Galaxyのアプリにある、アマゾンのコンテンツを視聴するためのアプリ。アマゾンで買った本などのpdfをそこそこ快適に閲覧するためのものだが、サムソンのサービスで、毎月1冊「タダで」ダウンロードさせてくれる。だがもちろんそれは全てのマンガのお好きな物を、というわけではなく、先方さんのお薦めする4冊の中のどれか一冊という形になっている。

5月から始まり、6、7、8とこの4回のチャンスで僕がいただいたのは全てマンガ。

・Landreaall おがきちか
・限界集落温泉 鈴木みそ
・デンキ街の本屋さん 水あさと

と、

・おじょじょじょ クール教信者

の4冊というわけ。最初のは少女漫画でも僕がイマイチ苦手方面のタッチだったので、最初の数ページで挫折し、次のは「あの」鈴木みそのマンガだったので期待したがこれもどうも毛色が違う。氏の作品はやはりファミ通で止まっていたらしい。あくまで僕の中で、だが。

先月の「デンキ街の・・・」は、絵柄もキャッチーで話も悪くなく、「面白いからちょっとずつ読もう」とまで思わせておいて、

 その後一度もページを開いてない始末。

何が「面白いから」だよ。話なんてスッキリさっぱり忘れたわ。っていうか既にタダで貰ってるわけだから、今からでも読めばいいんだが、まぁマンガに限らずゲームとかアニメとかでも、

 中途半端になっちゃったら、そこからなかなか再開出来ないってあると思うわけです。

 だが!

おじょじょじょは違った!っていうかタッチはそれほど「ガツッ」と来るほどではなかったのだけど、

 とにかくツンデレお嬢様のキャラと、その他登場人物全ての「いい人加減」が素晴らしいっ!

何というか、

 読んでて全く嫌な気持ちにならない!

ある意味こういうところがまんがタイムとかまんが何とかのいいところだと思うのだけど、ホント、

 スゲェ怖そうな体で出てきたお父様も、

 「娘の気持ちが一番だろう」とか言い出す始末。なんて親バカ!でも大企業の大社長なのに!

見慣れてくるとタッチの方もどんどん愛着が増していき、最後には、

 2巻はガチで迎撃準備ヨシ!<買うよ、の意。

ところがどっこい、

 1巻しか出ていないというじゃ~ないですかっ!

バカか、と。何のために1巻をタダでばらまいているんだ、と。1巻が良かったら当然2巻からはお金出して買って貰えるという算段でしょうが、と。大体そうじゃなかったらタダで出すべきじゃないでしょうよ、と。

 まぁ面白かったからいいっちゃいいんですけども。

っていうかホント侮れないなと思った。世の中にはやっぱり僕が知らないだけの面白いマンガやゲームがまだまだ山ほどあるんだな、と思った。もうこの「おじょじょじょ」なんて、

 既に2回目を読み終えようとしてるもの。

なんて軽薄な愛情なんでしょう。そんな簡単に心を奪われてしまうものなのでしょうか。

ストーリーは至って単純。大金持ちで高飛車のお嬢様が転校してきて、ほどなくあまりの態度に周りから孤立するのだけど、ひとりだけこれまた変わり者の男の子だけが普通に接してくれて、

 恋に落ちてしまうという居心地のいい展開。

別段イケメンってこともなく、お嬢様もクチだけは悪いけど、性根は素直でとってもイイ子。「じぃや」やもう一人心を許すことになるクラスメートなどもとってもキャラが立ちまくっていて、

 ゲラゲラニヤニヤのウフフな内容に大満足。

思えば最初の一冊からどんどん満足度が上がっていったな、というか、

 もしかしたらこれもアマゾンお得意のマーケティングの成果なのかっ!?

とも思ったりもしたけど、とりあえず、

 クリス評価★★★★

かなり高いです。みんなにもオススメしたいと思います。ホントに。

で、おもむろにもう少しそのアプリをいじっていたら、どうも「期間限定で無料配信」というマンガも、相当数あるっぽく、要は8月12日までしか読めないけど、1冊丸々読ませてくれたり、ヘタしたら3冊丸々読ませてくれたりするものもある。

もちろんそれら全てが面白いということはないのだけど、立ち読みでも床屋でもなく、タダで読んだことがない作品に触れることが出来るというのは、なかなかにありがたく。嬉しいもの。

 まぁ中には「試し読み」という感じで、「最初の2ページくらいしか読めない作品」とかもあったりしてびびるけどな。
※表紙とか目次とか白紙ページに取られて、話が始まってすぐ「買います?」みたいな。おーい。こんなの絶対買う気にならねぇだろって思った。

 それよりおじょじょじょの2巻を買わせろよ、と。

タダで読める漫画は、以前も紹介したgooglePlayにもあったのだけど、今日見たら全て有料になっていて、「いつでもタダというわけではないらしい」ことがわかった。まぁ音楽にしても映画やアニメにしても、そしてマンガにしてもゲームにしても、

 いろんな売り方や宣伝の仕方ががあるんだなって感じだな。

B型H系以来だもんな、これだけフックしたのは。サムソンに感謝だな。最初で最後かも知れないが。

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コメント

限界集落温泉は面白かったです。

同じ作者の前作は「銭」っていう漫画なのですが、
いろんな業界の金回りを描くという裏話的な面白さを持ちながら、且つ解説漫画なのにストーリーもちょっとした仕掛けを凝らしていてどっぷりハマってしまいました。
こっちの限界集落温泉も主人公達の策略が中々読んでいて楽しいですよ。
お勧めです。

投稿: | 2014年8月 6日 (水) 19時28分

コメントどもです名無しさん、クリスです。

作者の鈴木みそ氏というのは、ファミ通でルポルタージュ系のマンガを書いていた方なので、物語のリアリティは結構強く出るのですが、それがともすると僕を不安にさせるというか、フィクションなのに感情移入させてしまう、みたいな感覚を引き起こすんですよ。

なので、限界集落温泉の「紙一重で繋いでる」感じがどうにも不安を煽られてしまい、、、それが面白いという感性を否定するわけじゃないんですが、自分には面白さより「怖さ」のが強かったです。絶対ハッピーエンドにならなそうな怖さ、みたいな。

投稿: クリス | 2014年8月 7日 (木) 23時02分

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