タダマンガ少々
ディアブロもちびちびやってはいるのだけど、取り立てて書くこともないので、最近傾注しているマンガの話をする。毎度のことながら書く前の段階ではホントに「数行で終わるかもな」と思いながら書き始める。決して「俺は毎日何行書かなきゃ死ぬ病気なのさ、、、」な心境で書いているわけではない。
●姉弟ほど近く遠いものはない
マンガボックスに連載がスタートし(まだ1話くらいしか読めないけど高画質)、マンガは既に3冊が刊行されていて、googleプレイでは10話まで読める(けど非常に低画質)。
絵的に素晴らしく好みというわけではないが、「弟が大好きな姉」というキスシスばりの設定と、
※例によって姉は勉強も運動も出来る系。
アレを超える「壊れ方」&脇を固める連中の濃度の濃さなどで、
普通に楽しい。
元はネット小説で、それをコミカライズしたものだというが、
今原作を見ても正直物足りない。
というか、
まんまマンガのセリフ部分だけが連なる文章
情景描写はほぼなく、その分情報量も減って、物足りなさが残る。まぁ原作が一番長く続いてる分(当たり前だけど)、先が気になるなら読めばいいのかも知れないけど。
とりあえず単行本を買おうかどうしようかというレベル。評価的には★★★とかなり高く、ギャルゲー的シチュエーションを是とするなら、充分にオススメも出来る感じかな。
●ドメスティックな彼女
キンドルサムソンの期間限定本。まだ一冊しか出てないけど、もうすぐ2巻が出る。前にも少し書いたけど、
1巻をタダで読ませて、すぐ2巻が出る
→面白かったら2巻だけ買ってもらう
→当然1巻も読み返したくなるだろうからそこで1巻を買わせる
続編映画を放映する時と全く同じ論法なのだが、いやいやどうして、
かしこくそして誰も損しないWinWinのやり方だと思う。
体験版のゲームをプレイさせる場合より、ある意味リスクが少ない。というかゲームも、今の体験版システムではなく、
配信期間そのものを限定するスタイルとかももっと模索してイイと思った。
さすがに「2の前に1を」は、ゲームに関しては弱いけど、それでも比較的マイナーなタイトルや、実質前作の商品価値がほぼ地に落ちてしまってるものなんかは、
1週間後には遊べなくなるけど、それまではフルに(前作が)遊べます
とかでもイイ気がした。運が良ければそのまま1作目を買って貰えるだろうし、面白ければ2作目から買ってくれる可能性もある。もちろんつまらなければ1作目も2作目も買って貰えないけど、そういうユーザーは元から買う可能性が低いとも言える。
ゲームも映画もマンガも、現状供給量が消費量を上回っている。だからもしホントにその人(もちろん僕でも可)が、スゲェ楽しめる可能性をはらんだコンテンツであっても、結果それに触れるチャンスがない、ということもあり得まくる。
そういう「小さな芽」に水をやる
・・・そんなこんなで本作の感想。
まずエロい。
そして、
エロい。
なので、既に合格である。何がどう合格なのかはわからないが、これが「週刊少年マガジン連載」
※たぶんそう
である時点で、どうもこうもない合格なのである。ある意味「桂正和」に通じるエロさと画力の両立。そして、
ドロドロでドキドキの人間関係。
一応反転すると、
母親に死に別れた主人公は、冒頭で行きずりの女の子に童貞を喪失するが、実は先生のことが好き。で、その先生とその女の子が、父親の再婚相手の連れ子として同居することになる。しかしその先生はまた別の人と不倫の関係にあって、、、
というのが1巻の内容。でも基本主人公はイケメンで女の子達もかなり美形揃いなので、読んでいて「ここまで描ける人は得だよなぁ」と思いながらページをめくってしまった。
評価は★★★。充分に面白い。次巻から買う可能性も高い。
●風夏
これもたぶんマガジン。つかこれも「主人公モテモテ系」のギャルゲー展開で、
先天的にこういうマンガが大好きな僕は、もはや肯定せざるを得ない。
ましてや自宅には3人の姉妹がいて野郎は主人公ただひとり。メディアがPCゲームだったら100%全員のルートがあるでしょうよ、という環境作りに、
むしろ安心感すら感じる。
また、タイトルにある「ショートカット活発女子」の風夏と、「幼なじみで主人公大好き、でも夢を叶えて武道館コンサート」なたまちゃんのメインヒロイン以外の脇役イケメンが、
ハイスコアガールの宮尾のような善人オーラ前回のホモ
絵的に女子にも訴求する線の細さだなぁと思ったら、
こんなとこにも「女子向けエッセンス」を織り込んでくるあたり、
作者、確信犯だな、
と思わせるが、そんな設定を踏まえた上で、
歌手を目指す、バンド?アイドルもの?というジャンル。
八方美人のご都合主義だろうとなんだろうと、
面白ければいいというまさにマンガの王道。
エロさでは「ドメカノ」に劣るものの、設定はこちらの方が上という感じ。これまた評価は★★★。充分過ぎるほど面白かった。ちなみに単行本は現在2巻まで出ているらしい。やや思案。
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これだけ僕好みのマンガが集中するというのは、極めて異例なことではあるのだけど、今日仕入れの帰り道、改めて「おじょじょじょ」を読み返してみたら、
やっぱりこっちのが面白い。というか大好き。
以前8点という高得点を私的にたたき出した本作だが、いやいやどうして。その点数に偽りない満足感が未だにある。
ハイスコアガールの連載中止は吐血プールでおぼれ死ぬくらいショックだったが、代わりに楽しめる作品が次々と発掘されているのはありがたい限りだ。いやホントにね。
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